軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百四十四話

ゲルマン王国とドラゴニア王国の同盟は無事に締結され使者としてクロードとフォーネスト団長が先行して編制されたグリフォン部隊の30騎を引き連れミューヘン卿と共にドラゴニア王国へと向かう運びとなった。

今回、クロードが同行するのはドラゴニア王国で何かあった際、転移魔法で即時に飛ぶためである。

道中はミューヘン達の騎獣であるグリーンドラゴンとワイバーンがいる為、野営しながらドラゴニア王国を目指すこととなった。

道中の料理は全てクロードが担当しておりミューヘン達は恐縮していたが野営中とは思えない料理の数々に満足していたのは間違いない。

1週間ほどかけて到達したドラゴニア王国の首都は山間部に作られた城塞都市であり警戒のためかワイバーンに乗った兵士達に出迎えられた。

出迎えた兵士達の誘導に従い駐騎場に着陸する。

用意された馬車に乗り城へと向かう。

街の至る所に竜を象った街灯が立っておりそれだけ竜が象徴とされていることをうかがわせる。

馬車は順調に進み城へと入っていく。

城にも竜の銅像が立っており城に入る者に威圧感を与えている。

ミューヘンはクロード達を先導するように進んでいく。

「お付きの方々はこちらでお待ちください」

付いてきた30人の兵士達は大きめな部屋に通されここで待つこととなる。

「フォーネスト卿とクロード卿はどうぞこちらへ」

ミューヘンの案内でクロードとフォーネストは謁見の間へと通される。

謁見の間ではすでに国主である女王陛下が待っていた。

「ミューヘン卿。お疲れさまでした。それでこちらの方々が」

「はっ。ゲルマン王国からのお客人にございます」

「第一王宮騎士団、団長のフォーネスト・フォン・ミケンスと申します」

「クロード・フォン・プロミネンス辺境伯と申します」

「連れ帰ったということは同盟は締結されたのだな」

「手合わせいたしましたが完敗でした。同盟を結ぶに足る相手かと」

「主ほどの男にそれだけのことを言わせるとは良き出会いに感謝するべきであろうな」

「友好の証としてこれらの品をお納めください」

クロードは預かっていた品々をアイテムボックスから取り出し女王陛下の前に並べてゆく。

「気遣わせたようですまないな。後ほど返礼の品を運ばせよう。遠路で疲れておろう。食事の準備をさせておるのでどうか楽しんでほしい」

謁見は以上となり食堂へと案内される。

料理は肉と乳製品を中心としたメニューとなっており大いに楽しんだ。

夕食の後、与えられた部屋でくつろいでいると返礼の品々が運ばれてくるのだった。