軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百十話

案内された禁書庫は王宮の奥まった区画にありかなりの広さがあった。

クロードの目には宝の山のように映っていた

早速本の物色をはじめたクロードは気になる本を見つけ目を通す。

クロードが選んだのは魔術書である。

読み進めていけば何故この魔術書が禁書指定されたのかはすぐにわかった。

有益ではあるがこの魔術の開発には非人道的な行為が含まれ拡散すればその被害はとんでもないことになるだろう。

他の本も読み漁っていくが世に出すには問題のある本ばかりだった。

さすがにこれらの本を持ち出すわけにはいかないので精力的に本を読み漁る。

気が付けば夜になっておりどれだけ集中して読んでいたのかわかるというものだ。

自由に出入りする権利をもらっているので焦る必要はないと今日は帰ることにした。

禁書庫に鍵をして王宮を辞して学園の自分の寮へと戻った。

寮に戻ったクロードは食事を取り自分なりに禁書の魔術書をまとめていく。

まとめた結果は世に出すわけにはいかないが何かの役には立つのではないかという気がしていた。

翌日。

試験結果が発表され無事に休暇を迎えることが出来た。

クロードの寮にはどこから話を聞きつけたのかクラウス兄様とアイリス姉様が訪ねてきていた。

「クロード。ダンジョンに行くなら私達も連れて行ってくれないかしら」

「僕は構いませんけどエリーゼがなんと言うか」

「それなら問題ありませんわ」

準備を整えたエリーゼも話を聞いていたらしく会話に加わってくる。

「それでどこに行くんだ」

「今回はリザードマンの出るダンジョンに行こうかと考えています」

「修行の相手にはもってこいね」

クロードは3人につかまってもらい転移魔法を発動して移動した。

リザードマンの出るダンジョンは以前来た時よりも多くの冒険者が集まっているようだ。

「ちょっと混んでますね」

「王国の制式装備として国がリザードマンの皮を買い取っているからだろうな」

「どうするの。別の場所にするのかしら」

「いえ。深く潜れば混雑は解消すると思うのでこのままいきましょう」

クロード達はダンジョンに足を踏み入れ冒険者達を避けて奥へと向かっていく。

2層までは混んでいたが3層ともなると潜る人は少ないようで安定して狩りをすることができた。

陣形はエリーゼとクラウス兄様が前衛でアイリス姉様が中衛。

クロードが後衛として奇襲や全体のバランスをとる役目である。

三人は見事な連携を見せておりクロードが手を出す必要がないため暇ではあるのだがこれはこれで良しと気持ちを切り替えるのだった。