軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百三話

クロードはいつものように授業を受けていたのだが来客があったと呼び出され学院の応接室にやってきていた。

応接室で待っていたのはルーシェン軍務大臣だった。

「お待たせしました。ルーシェンさんがお越しとは何かありましたか」

「クロード卿。勉学の邪魔をしてしまって申し訳ありません」

「お気になさらずに」

「王宮騎士団を派遣したりと魔物の駆除に力を入れてはいたものの間に合っていない地域がどうしても出てしまって」

「なるほど。それで僕にその地域の駆除をお願いしたいということですね」

「話が早くて助かります。是非ともお力添えをお願いします」

ルーシェン軍務大臣は地図を取り出してある地域を指さす。

「クロード卿に駆除をして欲しいのはこの地域となります」

「わかりました。お任せください」

指定された場所はよくある森林地帯だが王都からはそれなりの距離が離れており周囲には村が数個あるだけだが放置はできないということだろう。

クロードは寮に戻り準備をすませると近くまで転移魔法で飛びグリフォンを呼び出して目的の森まで飛んで行く。

目的の森に到着したクロードが気配探知で生物の反応を確認するとかなりの量の魔物がいることがわかる。

このまま放置すれば村が襲われるのも時間の問題だ。

グリフォンを帰して魔物の討伐に乗り出す。

この森の魔物は蜘蛛や芋虫といった虫系の魔物にトレントといった植物系の魔物など種類が豊富だった。

今は魔物が多く立ち入れていないのだろうが村人からすれば森は貴重な収入源の一つであろう。

森にダメージを与えないように立ち回る必要があるが面倒な位置にいる魔物は初級風魔法であるエアカッターを使い地上にいる魔物は剣の一振りで倒していく。

奇襲をしかけようと擬態してくるトレントが多くいたが気配探知で普通の木ではないことがわかっているので難なく倒していく。

数日をかけて丁寧に魔物の駆除を行い村々に魔物の駆除が終わったことを告げて転移魔法で王都に戻った。

王都に戻ったクロードはその足で王宮にいるルーシェン軍務大臣を訪ねる。

「ルーシェンさん依頼のあった場所の魔物の駆除が終わりました」

「クロード卿。素早い対応をありがとうございます」

「お役に立てて何よりです」

「それで次なのですがこの場所の駆除をお願いしてもよろしいでしょうか」

「構いませんよ」

「ありがとうございます」

これ以降クロードは軍の再編が終わるまで度々頼まれて魔物の駆除に駆り出されることとなるのだが貴族の義務として働き続けたのである。