軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百八十九話

教員達は転移門の利用により遠隔地の演習が実現可能になったことによりどこで演習を行うか話し合いをしていた。

「初等部の生徒達はやっぱりプロミネンス侯爵領のゴブリンが出るダンジョンかしら」

「そうですね。ゴブリンが相手ならいい訓練になるのではないでしょうか」

「中等部の生徒達は水生生物の出るダンジョンがいいと思うんだけど」

「ドロップ品もそれなりの価格で買い取ってもらえますしやる気に繋がってよいのではないでしょうか」

「高等部の生徒達はリザードマンの出るダンジョンかワーカーアントの出るダンジョンで悩みますね」

「質をとるのか数をとるのかですね」

「私はリザードマンの方がよいのではないかと思います」

「そうですね。彼等には対人戦の経験を積ませるべきでしょう。リザードマンを相手にするのは悪いことではないでしょう」

「わかりました。それでは高等部の生徒達の演習先はリザードマンの出るダンジョンですね」

「演習先が決まったところで生徒の割り振りをしていきましょう」

「成績を加味してバランスをとるべきでしょうな」

「初等部の子達は一班六人で補助の高等部の生徒を四人いれましょう」

「クロード君はどうしますか」

「一番成績の悪い班の補助に入ってもらいましょう」

「それなのですがクロード君と成績の悪い子達って距離があるんですよね」

「そうなのですか」

「クロード君は普通なんですが成績の悪い子達がライバル視をしているといいますか」

「実戦では仲が悪くても協力しなければならない場面もありますし一緒にすることで関係が改善されるのを期待してはどうでしょうか」

「不安はありますが優秀な高等部の生徒をつければなんとかなるでしょう」

その後も話し合いは続き演習の詳細が詰められていった。

クロードは教室にてクラスメイトと雑談しているとレイシャ先生がやってくる。

「皆さんおはようございます」

「おはようございます」

「朝のホームルームをはじめます。まずは明後日から1週間。演習を行うことが決まりました。場所はプロミネンス侯爵領にあるダンジョンで行います。班編成はこちらで行いましたので詳しくはプリントをみてください」

レイシャ先生がプリントを配りクロードもどの班なのか確認する。

クロードの班はハバロフとその取り巻き達とだった。

ハバロフが手を挙げてレイシャ先生に質問している。

「何故クロードと我々が組まなければいけないのですか」

「成績を加味した結果こうなりました。貴方達がクロード君を避けているのは知っていますがこの演習を通して仲良くなってくれることを期待しています。他に質問がなければ終わります」

他の生徒は疑問がないようでホームルームは終わりレイシャ先生は退室していった。