軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百八十六話

ミッシア辺境伯領の魔物の掃討も完了し国境の街には続々とライヒルト公国攻略のための軍が集結していた。

魔物の掃討に時間を取られたとはいえライヒルト公国の軍を壊滅させたことにより相手の戦力は大幅に減っており勝算は少なくない。

ゲルマン王国は軍を複数のグループにわけそれぞれが担当区域を制圧しながらライヒルト公国の公都を目指すこととなった。

クロード率いる竜騎士団の担当区域は戦略的には重要な個所はなくあるのは村ばかりであった。

占領しても意味がないため無視して進軍を続ける。

公都までは散発的に小規模のライヒルト公国の偵察兵と思われる集団と遭遇したが問題なくライヒルト公国の公都へと到着していた。

他のグループはまだ到着しておらず公都から少し距離をとって陣を張っていた。

ライヒルト公国側は抗議の使者を送ってきたが先に仕掛けてきたのはライヒルト公国なのでクロード達は居座り続けたのである。

他のグループも続々とライヒルト公国の公都に集結を果たしていた。

ライヒルト公国はミッシア辺境伯領攻略にほとんどの軍を集結させていたために碌な抵抗もできず投降を余儀なくされたのである。

残ったのは公都と守備軍のみでありライヒルト公国は死守の構えを見せている。

それに対してゲルマン王国軍は門に集結する構えを見せていた。

作戦は簡単である。

クロードが転移魔法で王宮騎士団の団長達と共に城壁の上に飛び制圧。

そのまま開門して味方の軍勢を迎えいれるといったとんでもない作戦である。

これを提案されたタイラントは反対したのだが王宮騎士団の団長達は面白いと賛成多数で可決されたのである。

クロードと三人の王宮騎士団長は転移魔法で城壁の上に飛び瞬く間に敵兵を討伐してみせる。

そして門を開城して味方の軍勢を引き入れ公城へと迫っていた。

残った多くの兵を城壁に配備していたライヒルト公国はなす術もなくあっさりと降伏してきたのである。

ゲルマン王国は降伏を受け入れ公王をはじめ今回の戦争に関わった者を軟禁し本国の指示を待つこととなる。

城壁の上で徹底抗戦の構えを見せていた公都守備軍も公王が降伏したことにより投降してきた。

ここにゲルマン王国とライヒルト公国の戦争は終結した。

王宮騎士団と王都からやってきた部隊が占領維持をすることとなりミッシア辺境伯とクロードは撤兵することとなった。

戦争は終了したが今回の件でミッシア辺境伯家は復興の為に多大な苦労をすることとなる。

クロードと竜騎士団は王国の転移門を利用してニーパス領へと帰還していった。