軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百六十七話

的当てでの技量に魔法演武における花火のインパクトでクロードは無事高等部の部で優勝を果たすことができた。

クラスメイト達も大いに祝福してくれて2日連続で外食をすることとなった。

祝われる側が出すのもどうかと思うが全額クロード持ちではあったのだが。

寮に戻ったクロードはレイシャ先生の戦闘以外の魔法の使い道に関して考えていた。

飲食物に目をつけて水に魔法で炭酸を加えることはできないだろうかと思いつく。

この世界には炭酸の飲み物が存在しておらず作成に成功すればヒット商品として売り出せるのではないかと考えたのである。

失敗を重ねながら試行錯誤を繰り返す。

何度も失敗してコップを破壊したり水をこぼしたりといったことを繰り返しながら適切な力加減を学んだ結果炭酸水の生成に成功する。

新鮮な果物からフルーツジュースを作りそこに炭酸を加えて飲んでみる。

合うものと合わないものが分かれたがそれらをメモして記録しておく。

クロードは自分が飲む分にはこれで解決だが流通させるにはこれではダメなので魔道具の開発に取り掛かる。

液体の入ったコップやグラスをセットしてスイッチを押せば炭酸入りの飲み物になるように装置を作りそこに魔法陣を描いていく。

ちゃんと好みの炭酸飲料を飲めるように強・中・弱の三段階から選べるようにするのを忘れずに組み込んでおく。

そしてこの国で好まれるワインをスパークリングワインに変えられるようにワインボトルのまま炭酸を注入できるように専用の魔道具も制作する。

魔道具の製作が終わったので試飲をしてもらおうとエリーゼの元を訪ねた。

「エリーゼ。試して欲しい飲み物があるんだけど」

「魔法演武祭の後寮に引きこもっていたと思ったら何か作っていたのね」

クロードはまずは弱い炭酸から試してもらおうと用意してきたフルーツジュースを魔道具にセットしてエリーゼに手渡す。

「何かシュワシュワしてるわね」

「そこがポイントなんですよ」

エリーゼが炭酸入りのフルーツジュースに口をつける。

「パチパチして新鮮な感じね」

「不快感がないならもうちょっと強めの奴を試してもらいたいんだけど」

「わかったわ」

フルーツジュースを再び魔道具にセットして中の強さで炭酸を注入する。

「これはこれで癖になりそうね」

実験は無事成功のようだった。

「今度大々的に売りに出そうと考えているんですよ」

「物珍しい物が好きな人には人気がでそうね」

「協力してくれてありがとうございました」

「珍しい物が飲めたからそれでいいわ」

クロードは炭酸飲料を広めるべく動き出したのだった。