軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百四十九話

通信の魔道具の生産に一区切りついたクロードは久しぶりにクラスメイト達の指導を演習場で行っていた。

皆頑張っていたようで格段に動きが良くなっていた。

それぞれに細かい修正や訓練方法をアドバイスした後クロードも素振りをはじめる。

剣だけでなく槍や斧といった様々な武器に持ち替えて素振りを行うクロードを見てクラスメイト達はやる気を出すのだった。

修練が終わった後皆でご飯を食べに行こうということとなりクロード達は街に繰り出していた。

「寮の飯も悪くないけどたま外食したくなるんだよな」

「クロードは普段どうしてるんだ」

「僕は基本的に自炊ですね」

「自炊かぁ。独立寮もいいことばかりじゃないんだな」

「いやいや。普通は使用人を雇うだろ」

「それもそうか。クロードは何で雇わないんだ」

「自分一人でもなんとかなりますからね。必要性を感じないんですよね」

「優等生かよ。って優等生だったわ」

笑いながら会話を楽しんでいると目的のお店に到着した。

店内に入ると少女が席に案内してくれる。

「ここのお勧めはなんといっても肉を使ったシチューだ」

「へぇ。美味しそうですね」

「俺はステーキにしようかな。今日は体を動かしたからがっつりいきたい気分だぜ」

「ご注文はお決まりですか」

「僕はシチューとパンをお願いします」

「同じもので」

「俺はステーキを頼むぜ」

「シチューが2つパンが2つステーキ1つですね」

注文が届くまで雑談に興じる。

「クロードってエリーゼと仲がいいだろ。実際のところはどうなんだ」

「ん~。友達って感じですかね」

「友達ねぇ。エリーゼも苦労するな」

「どういう意味ですか」

「外野が言うことじゃないですよ。エリーゼさんに同情はしますけどね」

クロードの頭の中に疑問符が浮かぶが料理が運ばれてくる。

「この話はここまでだ。冷めないうちに食べようぜ」

「そうですね。いただきます」

シチューは野菜と肉の旨味がしっかりと溶け出していてとても美味しかった。

「たまに外食するのもいいですね」

「クロードは金には困ってないんだろ。俺らの代わりに色んな店に行って美味しいお店を発掘して欲しいね」

「あはは。考えておきますね」

「けっ。学生の餓鬼共か。親の金で外食とは豪勢だね」

「おい。やめろって。貴族の餓鬼に絡んだっていいことはないぞ」

「そのお貴族様のせいで仕事がパァーになったんだぞ」

「それはそうだが餓鬼に絡んでも仕方ないだろ」

それを聞いていたクロードは助け船を出すことにした。