軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百二十八話

クロードは魔道具の研究に使う素材を集めるために出かけようとしていた。

「クロード。どこかいくの」

「うん。魔道具の素材を集めようと思ってるんだけどエリーゼはどうする」

「私はクロードのお母様とお話ししているわ」

「それじゃ。いってくるね」

「大丈夫だとは思うけど気をつけてね」

今回向かうのはフラン連合王国のミースール鉱山地帯にあるダンジョンである。

クロードはダンジョンの近くに転移魔法で転移する。

前回来たときは人がいなかったがダンジョンは本来の姿を取り戻し冒険者や冒険者相手に商売する人で溢れかえっていた。

クロードは慣れたものでダンジョンに入り込む。

支援魔法で体を強化し速足でダンジョンを抜けていく。

途中で遭遇するスケルトンワーカーは通るのに邪魔な者だけを相手にして目的の階層を目指す。

目的地である3層にもチラホラと冒険者がいるが邪魔をしない程度にスケルトンワーカーを乱獲していく。

一通り3層を巡り4層に繋がる安全地帯で休憩を取ろうと思ったら先客がいた。

ミースール所属のAランクパーティー白桜の皆さんだった。

「ディーンさんお久しぶりです」

「クロードか。アダマンタイト製の武器を届けて以来だな」

「その節はお世話になりました。こんなところにいるってことはお仕事ですか」

「あぁ。ドワーフの爺さんから5層まで降りてアダマンタイトを取ってきてほしいって頼まれてな」

「なるほど。皆さんの実力を考えれば納得ですね」

「最近はゲルマン王国からミスリルとオリハルコンの合金製の武器も入ってきてライバル心を刺激されてるみたいだぜ」

クロードは極力国外に優秀な武器などを流さないようにしていたがそれでも漏れはある。

それがフラン連合王国にも出回っているということは頭の痛い問題ではあるがここでは苦笑いに抑える。

「ディーン。そろそろ行くわよ」

「おっと。悪い。それじゃ。俺達は先に行くぜ」

「お気をつけて」

クロードは手早く料理を作って食事の後はすぐに眠りに落ちた。

起きたクロードは朝食を手早くすませる。

今回の最大の目的は魔力と親和性の高いミスリルではあるがアダマンタイトも何かに使えるかもしれないと思いなおし4層でスケルトンワーカーを乱獲をした後は5層に降りることにした。

クロードはスケルトンワーカーを楽に倒せるため5層に繋がる安全地帯で白桜に追いつく形となった。

「先に出たってのに追いつかれるとはやはりクロードは俺達とは格が違うな」

「あはは。そんなことより一緒に食事でもどうですか」

「俺達は構わないがいいのか」

「知らない仲じゃないですし最近いい食材を仕入れたんですよ」

「それは楽しみだな」

こうして白桜の皆さんと親睦を深めるのだった。