軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百二十一話

3層で狩りを順調に続けていたが度々様々な魔物が集団で向かってくるのでその度にクロードがライトニングレインで殲滅していた。

「これは何か起きているのかもしれませんね」

「放置はまずくないかしら」

「何か起きているなら問題ですが姫様が危険に飛び込むのは反対です」

「大丈夫よ。こっちにはクロードがいるのよ」

信頼してくれるのは嬉しいのだが3人を守りつつ大物と戦うのはクロードにとっても骨が折れる。

「3人は通路で待っていてください。僕が何が起きているのか確認してきますから」

「わかったわ」

「クロード卿。お気をつけて」

3人に見送られて魔物達が逃げてきた広間へと向かう。

何が起きているのかはすぐに判明した。

広間には圧倒的な巨体で他の魔物を捕食している鯨達が飛びまわっていたのである。

「捕食されまいと逃げ出した魔物が通路に溢れてきてたんだね」

クロードはまずライトニングレインで鯨達ごと広間の魔物を殲滅する。

鯨達はその巨体に見合うだけのタフさを見せつけ今だに空を飛んでいる。

そのうちの1体が食事の邪魔をされたことに怒りを覚えたのか向かってくる。

クロードは焦ることなく手にした刀ですれ違いざまに斬りつける。

鯨はまだ倒れずその巨体に見合わぬ俊敏性を見せつけ再度襲い掛かってくるがクロードは同じように躱して斬りつけると鯨は霧となって消えていった。

仲間を倒され怒りに任せて残った鯨達が向かってくるがその巨体があだとなりクロードをうまく襲うことができない。

クロードはオリジナル魔法であるライトニングレイを多重詠唱で発動させて動きの鈍ったところを正確に射貫いていく。

ライトニングレイは高威力の雷を光の速度で打ち出す威力重視の雷魔法である。

鯨達は為す術もなくクロードに狩られて霧となって消えていった。

補足しておくと鯨達はかなり強い魔物であるのだがクロードの攻撃力がおかしなこととなっておりあっさりと倒されたのである。

クロードはドロップ品と魔石を回収して3人のもとへと戻った。

「クロード。おかえりなさい。何かわかったかしら」

「鯨の魔物が他の魔物を捕食してそれから逃れるために溢れ出てきたみたいです」

「気軽にいっていますがそれ程の魔物を放置するのはよろしくないのでは」

「大丈夫です。全て倒してきましたから」

護衛の兵士達はクロードの強さを信頼していたがここまで出鱈目だとは思っていなかった。

「そんな軽く散歩してきたみたいなノリで言わないでくださいよ」

「だってクロードだもの」

エリーゼのそのセリフが全てを物語っていた。