軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百十九話

クロード達は3層に続く安全地帯で夕食を取り明日に備えることにした。

夕食は狩ったばかりの新鮮な魚を焼き買っておいたパンと野菜をふんだんに使ったスープである。

護衛の兵士達も手伝おうとしたのだがクロードに笑って止められたので見ているだけだった。

「ダンジョン攻略中にちゃんとした食事を取れるとは夢のようです」

「アイテムボックス持ちが羨ましい」

「明日からも頑張らないといけないのでしっかり食事を取ってくださいね」

「あっさりしているけど体に滲みこむわ。一家に一台クロードよね」

エリーゼのセリフに突っ込むものはいなかったがいい雰囲気で食事は進んでいく。

「夜の見張りはお任せください。ここで活躍しないと何のためについてきたのかわからなくなります」

「それではお任せしますね」

クロードとエリーゼはその言葉に甘えて早々に眠りについた。

十分な休息を確保したクロードは早めに起床して護衛の兵士達に少しでも休憩するように勧め朝食の準備に取り掛かる。

昨日作ったスープの残りと炙った魚を野菜と共に挟み込んでサンドイッチを作る。

朝食の準備が出来た所で全員を起こして朝食を食べ始める。

「適度な塩加減に野菜がマッチして凄く美味しいです」

「作った甲斐がありました」

食事を済ませたクロード達は3層へと足を踏み入れる。

3層からは槍を持った半魚人や攻撃力の高いサメなど難易度が跳ね上がるが恐れることなく挑んでいく。

3層からは護衛の兵士達も戦闘に参加してクロードが見守りつつ安全を図ることとなった。

護衛の兵士達の動きも考えながら戦うことでエリーゼの成長を促すことにしたのである。

最初こそ動きが合わず危険な場面もあったがクロードがフォローにまわり少しずつではあるが連携もうまくいきはじめた。

護衛の兵士達の動きも悪くはないのだが王族を守るということに特化しているからか積極性に欠けるきらいがある。

それに対してエリーゼは常に動き回り積極的に攻撃をしかけている。

護衛の兵士達が時間を稼ぎエリーゼが倒すという一種のパターンのようなものが出来上がりつつあった。

3人の疲労具合を考えて小休止をとっていた。

襲ってくる魔物はクロードが瞬時に殲滅するので安心して休息をとることができる。

「クロード卿は強いとは思っていましたがここまで出鱈目だとは思いませんでした」

「自分達が苦労している魔物相手に瞬殺ですからね」

「少しは追いつけたかと思ったけどまだまだね」

三者三様に呟いて体を休めることに専念するのだった。