軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

十一話

「カリオン。クロードの修練はどうだった」

「クロード様の魔力量は凄まじいものがあります。初級魔法とはいえ昼食後から夕方まで休むことなく魔法を撃ち続けてまだ余裕があったようです」

「あのステータスでは当然かもしれんな」

「ステータスの話は置いておくとして大人でも逃げ出すような地味な練習を愚直にこなせる精神力もあります。現在は基礎をきっちり固める時期ですが私とは別に教師役を見つけたほうがいいかもしれません」

「ふむ。教師役か。高ランクの技術を教えられる者となると難しいがそちらは探してみよう。これからもクロードのことを頼むぞ」

「はい。それでは失礼します」

クロードは夕食の前に湯浴みをして汗を流していた。

今は湯につかりながらステータスを眺めているところだ。

「ステータスの恩恵ってすごいんだな」

普通に考えたら5歳の子供がこなせる訓練ではないのに疲労感はあるがついていけたのだ。

まだ試せていないスキルが沢山あるが今は基礎をしっかり学ぼうと決意を固めて風呂からあがる。

夕食の時間。

クロードは体を動かしたこともありいつもより多めに食べる。

意識はしていなかったが体が栄養を求めてのことだ。

「クロード。午後は魔法を使ったのでしょう。どうだったかしら」

「イメージがまだうまくできなくて難しいけど楽しいです」

「そう。クロードは魔法に興味津々だったものね」

「母様。よかったら僕に生活魔法を教えてくれませんか」

「それは構わないけれど魔力は大丈夫かしら」

「先ほどステータスを確認しましたが大丈夫です」

「そう。それならお部屋で教えることにしましょうか」

こうして日中はカリオンの特訓。

夕食後から就寝前までは母リーシアと生活魔法の練習を繰り返す日々を送ることになる。

1か月もの間基礎をきっちり固めることに費やした結果ステータスはしっかり体に馴染み魔法も無詠唱できっちり当てられるようになっていた。

「クロード様。ここまでよく頑張りましたね。基礎はほぼ身についたと言えるでしょう。ここからは実践形式で私との模擬戦です」

「はい。師匠。よろしくお願いします」

お互いに木剣を持って対峙する。

クロードは恐れることなく上段からカリオンに斬りかかる。

カリオンは難なくそれを受け逆に斬りかかる。

ステータスに物を言わせ避けるクロード。

その後は攻守が激しく入れ替わり手に汗握る攻防を繰り広げる。

カリオンは経験から何とか相手をしているがクロードの圧倒的なステータスがその差を埋めているのだった。