軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

クラス発表

二年に上がり掲示板でクラスを確認してから教室へ向かう。

『掲示板を見に行くの怖いですね』

登校中の生徒の言葉が耳に入る。

やはり成績順撤廃は、躊躇いがあるよう。

今回はどのクラスになっているのか見当もつかないのでAクラスから確認した。

「……あった」

二年連続Fクラスにあるとは思わず、発見するのに苦労した。

「また、Fクラスかぁ……」

クラスを確認したので掲示板を離れ、一人で教室へ向かう。

「遠い……」

Fクラスの難点は、校舎の入口から階段を登りАクラスから順々にあるので一番教室が遠い。

教室に到着し張り出されている座席表を確認し席に着く。

見える範囲で確認すると、一年の時とは全く違う顔ぶれだ。

学園側から事前連絡があったように今年からは成績順ではなく、一年の成績で判断するとA~Fの者が満遍なくクラスにいるように思えた。

本当に成績順のクラス編成は廃止となったようだ。

『Fクラスに名前があり、正直困惑しました』

『私もです。学園からの通達があったとはいえ、いざFクラスと言われると少し怖いです』

『成績には関係ないとありましたが、そのように見られてしまうのではないかとどうしても考えてしまいます』

学園の方針転換は生徒を混乱させていた。

だがその一方では……

『嬉しぃ。あの方と同じクラスになれるなんて……』

『私も以前は同じクラスになるのをどこか諦めていましたが、こんな奇跡が起きたなんて信じられませんっ。これからの一年間が楽しみです』

憧れの人なのか意中の人なのか分からないが、学園の方針転換により今まで諦めていた思いが突然叶い喜ぶ者もいた。

『あの方が面倒な事をするから……』

Aクラスに在籍していた王子の婚約者候補だった者は成績さえ維持していれば王子と必ずAクラスになるのが約束されていた。

それを突然反故にされた事で私を恨む者もいる。

それは、王子の側近候補を狙っていた令息にも言える。

私がクラス編成について学園側に提案したわけではないが、私の試験が一因ではないか? と噂される。

この状況に不満をぶつけたい者からは、目の敵にされてしまった。

注目の王子はDクラス。

ローレルはAクラスとなった。

「今年一年は何事も起きず、平和でありますように……」