軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

爆誕 魔法剣士

【とあるSNSサイト】

回下印焔@KaikainHO・57分…

|あれ。今日はタロマロさん見てないんすかね

|ゆうちゃんねるの動画がアップされているのに

|ぜひ、解析した結果、タロマロさんにも見てほしかったなー

||д゜)チラッ

|@tar0mar0

|◯1 ⇔2 ☆13

タロマロ@tar0mar0・30分…

|すまん、野暮用でな

|というかなぜ俺がいつも張り付いていると思うのか

|そこが、おおいに不思議なんだが

|◯1 ⇔1 ☆3

回下印焔@KaikainHO・29分…

|ちっすちっす

|待ってたっす

|早速ですが動画、見てくださいよー

|パクックマさんが

|何で何を切ってるかわかります?

|◯1 ⇔9 ☆86

タロマロ@tar0mar0・25分…

|今回は地下か。

|丸めた新聞紙と、……この影、レイス系モンスか、こいつ!

|おいおいおい、レイス系は物理攻撃、無効だぞ

|しかもなんで新聞紙で一撃なんだっ!

|◯1 ⇔25 ☆369

回下印焔@KaikainHO・23分…

|そうなんすよー

|ちな、新聞紙ソードらしいっすよ?

|で、レイス系は魔法攻撃じゃないと

|ダメが通らないはずっすよね

|◯1 ⇔2 ☆3

タロマロ@tar0mar0・20分…

|そうだ。そのせいでいくつものパーティーで

|死傷者が出てるぐらいだ

|魔素で攻撃する魔法スキルは本当に希少だからな

|◯1 ⇔2 ☆10

回下印焔@KaikainHO・19分…

|で、次は解析動画っす

|DMで送るんで、ちょっと解放してくれます?

|◯1 ⇔1 ☆5

タロマロ@tar0mar0・13分…

|受け取った。

|見ているが、スペクトル分析か?

|◯1 ⇔1 ☆5

回下印焔@KaikainHO・10分…

|詳しいっすね、タロマロさん!

|そっすそっす

|◯1 ⇔2 ☆10

タロマロ@tar0mar0・9分…

|これは、魔法?

|いや、違うな

|新聞紙ソードを攻撃性の魔素が覆っている??

|──もしかして、だが、魔法剣、なのか

|だが、魔法剣士なんて、存在するはずという仮説、だけだろ

|実在は確認されてない

|◯1 ⇔25 ☆109

回下印焔@KaikainHO・5分…

|やっぱ、そう見えますよね!

|どうやらパクックマさんが、

|世界で最初かもっすねー

|魔法剣士パクックマ?

|◯1 ⇔333 ☆1080

◇◆

ネット上で変なあだ名が拡散されていたことなど知らぬまま、俺は叫ぶ。

「片付けまで、全部終わったーっ!!」

俺は大きく万歳をする。自転車の修理をすませ、道具の片付けと潰した虫たちの処分をようやくすべて終えたのだ。

「クロも、お手伝いありがとう」

「どういたしまして」

なんと今回はクロが片付けの手伝いまでしてくれた。俺が自転車を修理している間はいなくなっていたが、片付けのタイミングで戻ってきてくれたのだ。

どうやらクロの機体の下部には簡易的なアームが収納されていたらしい。

そのアームの見た目はゲームセンターのUFOキャッチャーのものに似ていた。

クロはそのアームで細々とした荷物を運ぶのを手伝ってくれたのだ。重いものは当然無理のようだがそれでもとても助かった。

「アーム、便利だね」

「お役にたちましたか」

「たった、たった。クロがいなかったら今日は夕飯準備できなくて、抜きだったかも」

「それは、何よりです。それと、その残骸の一部をまた、いただけませんか?」

「いいけど? どうするのそれ」

「進化律の上昇に寄与します」

俺はクロの最後の言葉がよく理解できなかった。ただ、そこで俺の腹の音が盛大に鳴る。

こちとら成長期だ。空腹が、なによりも最優先だ。

そのため、俺はクロの意味不明のフレーズを問いただすことなく、スルーしてしまう。

ただ、もしもここで俺がクロを問いただしていれば、色々と判明したかもしれない。俺の自宅の特異性。そしてクロのAIの驚異さ加減についても。

しかしそれは仮定の話。

俺はのほほんと、夕飯の準備にとりかかるのだった。