軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

中層に赴く準備を始めよう!

【気づかれる存在感への道】

『車庫のダンジョンにて――!?』

どうも空気です(^o^)

今日は久しぶりに車庫のダンジョンを探索しました(^ ^)

『ちかほ』で8階まで行ってたので、5階から猛スピードで8階へ!

途中、なんとナスが出ました!

ナスなんて、すごく久しぶりです(>_<)

炭火で焼いて食べました。

すごく甘くてジューシーで、おいしかったです(^ ^)♪

そして8階に到達!

8階の魔物はなんと……メロンでした!!

帰ろうと思ってたけど、そのままめちゃくちゃ狩った(>_<)

メロンは赤と青の両方ありました。

赤は潰して冷凍庫へ。

シャーベットになってくれる予定です。

青肉はジャムにしてみました!

パンと共に食す予定です。(>_<)タノシミー

明日は車庫のダンジョン9階へ。

そうして、いよいよ僕は、中層を目指します!!

そのために、もっともっと強くならないと!(>_<)

今日も一日、レベリング超頑張った!

これでまた一歩、存在感が得られる未来は近づいたかな? かな?

【カニ味噌】ちかほについて語るスレ 74【食べたい】

234 名前:ちかほでカニを探す名無し

エアリアルがちかほから出てくるところを見たんだが

結構ボロボロだったな

235 名前:ちかほでカニを探す名無し

あのエアリアルがか?

モンパレ討伐にいったんけ?

236 名前:ちかほでカニを探す名無し

だろうな

どうにかしようとしたのか

どうにもならなかったのか

237 名前:ちかほでカニを探す名無し

どっちもかと

モンパレは人気武器との相性極悪だからなー

いくらエアリアルでも厳しいべ

238 名前:ちかほでカニを探す名無し

人気武器で切り抜けられる奴はマサツグくらいしかいねーんじゃねえの?

あとは時雨?

239 名前:ちかほでカニを探す名無し

だろうな

人気武器持ちの中ならな

240 名前:ちかほでカニを探す名無し

なんか含みある言い方だが

他に切り抜けられそうな奴は・・・ベーコン?

241 名前:ちかほでカニを探す名無し

たしかにベーコンも行けそうだな

それ以外でほらいるだろ

一人、モンパレとスタンピードを切り抜けたド変態が

242 名前:ちかほでカニを探す名無し

あー

仮面の奴か

確かにアイツは短剣装備だったな

モンパレだと有利武器だが・・・

短剣でどうやって魔物を倒すのか想像出来ん

243 名前:ちかほでカニを探す名無し

>>仮面の奴

違うぞ

仮面付けてジャガイモ背負って手が触手の奴だ

244 名前:ちかほでカニを探す名無し

パワーアップしすぎぃ!

魔物かよ!腹いてぇwww

245 名前:ちかほでカニを探す名無し

魔物じゃないぞ

ちゃんと喋れる!

246 名前:ちかほでカニを探す名無し

魔物の中にも喋る奴がいてだな・・・

247 名前:カゲミツ★

おっす

248 名前:ちかほでカニを探す名無し

>>247 チィーッス

今日はモンパレ討伐失敗?

249 名前:カゲミツ★

>>248

大敗

死人が出なかっただけ幸い

251 名前:ちかほでカニを探す名無し

マジで行ったのかよ・・・

てかモンパレ

黙ってれば散るんだべ?

なんで狩りに行ったんだよ

252 名前:カゲミツ★

ボスがいた

雑魚を次々と集めてたし

たぶん散らない

253 名前:ちかほでカニを探す名無し

マジか・・・

まさかスタンピードの前兆?

254 名前:カゲミツ★

放置すりゃスタンピードが起きるかもな

255 名前:ちかほでカニを探す名無し

おいやべえだろ

てかスタンピードもモンパレも起りすぎじゃね?

256 名前:ちかほでカニを探す名無し

火山みたいに活性化する時期があるんだよ

他のローカル板でもモンパレ連発は割とみたことあるぞ

257 名前:ちかほでカニを探す名無し

>>256 マジか

全然知らんかった

でこれからどうするよ?

強い奴は軒並み新宿向かってんだべ?

258 名前:カゲミツ★

ちまちま削ってこうかと

ところでそのジャガイモ背負った触手仮面について

詳しく教えてくれ

翌日、晴輝は朝早くにダンジョンに通い始めた3人の男の姿を目撃した。

彼らには、これから何かをしでかすという雰囲気が感じられない。

自然体でありながら、ダンジョンを見る目に緊張感が宿っている。

彼らに間違いを起こす雰囲気は微塵もない。

彼らとは一緒に町を守った同士だ。

あまり疑いの目を向けたくはない。

晴輝は警戒を解いて、素顔のまま遠巻きに彼らを観察する。

和気藹々とした雰囲気の中、武具のチェックを行う。

それが終わると、彼らはダンジョンに潜っていった。

1階のゲジゲジに苦戦しているらしいが、一体どんな戦い方なんだろう?

晴輝は彼らの戦いぶりに興味が惹かれた。

ダンジョンの中で冒険家に出くわすことは何度もあった。

しかし晴輝も含め、意識的に接触を避ける。

こちらに敵意はなくとも、相手は魔物の横殴りや、素材の横取りを警戒してしまうからだ。

危険がない場合立ち去るのは、冒険家同士の暗黙の配慮である。

無論それは『ちかほ』の1・2階以外ではあるが。

なので晴輝にはほとんど、他の冒険家の戦い方を観察した経験がない。

だからこそ、少し気になった。

彼らがどうやって戦っているのか……。

晴輝は彼らの後を付ける。

勿論仮面なし。

気づかれてはいけないので気配を消す。

当然、スキルレベルが上がらないように、隠密は緩めだ。

しばらく進むと、男たちがゲジゲジに遭遇。

即座に戦闘体勢を取った。

なかなか素早い反応だ。

男たちを眺めながら、晴輝はその反応速度に関心した。

素晴らしいな。

晴輝は素直に、彼らを評価する。

だがいざ攻撃を開始すると、彼らの低い力量が見えてしまう。

大剣も弓も甲殻を僅かに傷つけるだけ。

大剣は大ぶり。

弓も射出速度が低い。

彼らの練度は、決して低くはない。

ゲジゲジと良い勝負をしている。

だがダンジョンの8階に到達した晴輝の目を通過すると、どうしても粗が見えてしまう。

これが、ダンジョン1階と8階で活動している冒険家の差。

想像以上に力量が離れている現実を、晴輝は初めて目の当たりにし、驚いた。

きっと中層で活動する冒険家からは、晴輝もこのように粗だらけに見えているだろう。

1階と8階で、この差だ。

8階にいる晴輝とランカーじゃ、もっと差は大きい。

俺も、まだまだなんだな……。

相手を見て卑下したり、自らの力を誇らない。

晴輝はただただ、己の現状とランカーとの差を感じて、悔しさを覚えるのだった。

男3名の戦法については、晴輝が想像した通りのものだった。

大剣の男1人がゲジゲジを引きつけ、弓の男2人が背後から矢を放つ。

型に填まれば、かなり安定する陣形だ。

陣形や戦法はテンプレだが、自分達なりにうまく消化しようとしている。

その努力の形跡が見受けられる。

しかし、それだけでゲジゲジを圧倒出来るほどの技量はない。

大剣の男はゲジゲジを引きつけ続けられない。

弓の男ら2人がタゲを奪ってしまう。

結果。

ゲジゲジは縦横無尽に動き回り、3名の男の身ぐるみをカリカリ剥いでいく。

「「「アッー!」」」

「…………うん」

男らの戦いから、晴輝はそっと目をそらした。

女ならまだしも、男が徐々に肌を露出させていく様子を覗き見る趣味はない。

このまま戦い続ければ、彼らも少しずつ成長していけるだろう。

だからしばらくは、ゲジゲジに身ぐるみを剥がされても泣くんじゃないぞ……。

晴輝は奮闘する彼らに生暖かいエールを送り、その場を後にした。

火蓮が訪れると、まず晴輝は朝食の準備に取りかかった。

寝かせた生地を焼き、昨晩作ったジャムを用意。

ジャムとパンを食卓に載せる。

「「いただきます!」」

手を合せて頂いた命に感謝。

ジャムをたっぷりパンに載せ頬張る。

さく、と香ばしい香りと共に、青肉メロンの上品な香りが鼻を抜ける。

じわ、と口全体に強い甘みが広がっていく。

「うまい!!」

ジャムの出来は、最高だった。

火蓮もジャムの出来を気に入ったらしい。

涙をながし、エグエグとしゃくり上げながらもパンを次々と頬張っていく。

パンとジャムが器から消えるのはあっという間だった。

ジャムが無くなると、晴輝は食事を始める直前に冷凍庫から出しておいたシャーベットをテーブルに運ぶ。

シャーベットの出来映えも最高だ。

凍った果肉汁の食感に、早くも溶け出した甘みが口の中に一瞬にして広がっていく。

そして濃厚な赤肉の香りが鼻を抜ける。

「~~~~ぅ!」

ガツガツとシャーベットを口に運んでいた火蓮が、頭を抑えて呻いた。

冷たいものを一気に食べて、頭がキンキンしているのだ。

もっとゆっくり食べなさい。

そう言いたいところだったが、晴輝もスプーンを動かす手が止まらない。

2人はときどき、頭をキンキンさせながらも、シャーベットを一気に平らげたのだった。

「あぁ。ずいぶんと食わさったな」

「そうですね……」

晴輝は腹をさすりながら、至福の吐息を吐き出す。

火蓮はどこか悲しげな表情で、限界まで果肉を掘削してペラペラになったメロンの皮を眺めていた。

また作ってやるから。

だからそろそろスプーンを舐めるのを止めなさい。

「今日は一日メロン狩りですね!」

「いや……」

思いのほか、火蓮は気合いが入っていた。

もっとジャムとシャーベットを食べたいのか。

あるいは昨日狩ったメロンを、寝る前に食べ尽くしたのか。

「…………」

じ、と見つめると火蓮が気まずそうに視線を逸らした。

どうやら、後者らしい。

朝食の後片付けを終えて、晴輝らは1度プレハブに向かった。

先日獲得した素材の販売と、アイテムの鑑定を朱音に依頼する。

「まず、5階のボスの牙だけど、これはシルバーウルフの牙のサイズ違いよ。で、こっちの石だけど、おめでとう、魔道具ね」

「おお!」

見た目がただの石なので晴輝はあまり期待していなかった。

その分だけ驚愕が大きい。

「それで、一体どんな魔道具なんだ?」

「叩くと熱を発する熱石よ。叩き方によって火力が強くなったり弱くなったりする。このサイズだと1個あれば1家庭で約1年間の火がまかなえるわ」

調理用の火として使える石。

かなり便利だが、1個で1年しか持たないとは……。

「大したことないんだな」

「そんなことないわよ? こんなもので1年間火がまかなえるんだから優れものじゃない。料理し放題なんだから」

そう言われるとたしかにそうだな。

晴輝はふむと鼻を鳴らす。

「とはいっても、あまりレアってわけでもないんだけどね。サイズはかなり小さくなるけど、これが発掘出来るダンジョンもあるわよ。近くだと中札内ダンジョンが有名ね。

ちなみに、一番熱石が使われるのは料理じゃなくて武具製作工房。武具を作ったり修繕したりするのに沢山使われるのよ。販売価格はキロ単価1万円だけど、売る?」

「いや。自分で使う」

レアではないとのことなので、武具製作工房への配慮は不要である。

晴輝は料理を行うので、売らずに使う方が良いだろう。

あとで使い方を教えて貰うことにする。

「で、6階のツタはメートル1万円ね」

「は? それがか!?」

どこからどう見ても、大したことないツタだ。

メートル1万円だとすると、1巻きで20から30万円ほどになりそうだ。

「一体それはなにに使うんだ?」

「弓の弦よ。耐久性があるから、結構強い武器にも使えるのよ」

「なるほど」

弓は人気武器の一つだ。

ミドルクラス帯にも使えるなら、それくらいしても不思議ではない。

「で、7階ね。大きなトサカは、普通のコッコのトサカと同じ」

「だろうな」

「で、最後に羽根の首飾りだけど……まず、アンタよくこれすぐに装備したわね」

「ん、なにか問題があったか?」

「無かったから良いけど、呪われてたらどうすんのよ?」

「……いや、呪われてそうな見栄えじゃないだろ?」

「少しは考えなさいって言ってんのよ」

朱音が呆れたようなため息を吐き出した。

馬鹿じゃないの?

そんな声が聞こえてくるようである。

「呪われなかったんだ。いいだろ」

「あーはいはいそうですねー。で、効果だけど、たぶん敏捷性を少し上げるんじゃないかしら?」

「おー。当たりドロップだな」

「ただどの程度上げるかは定かじゃないわよ? 気になるなら詳細鑑定に回すけど」

「いや、いい。戦って実感したほうが判るだろうからな」

魔物の素材を纏めて販売。

ICカードに入金すると、それまで静かだった朱音が不吉な笑みを浮かべた。

「さあ、次はアタシのターンね!」

「――さあ火蓮。狩りに行くぞ」

「待って。ねえちょっと待ってぇ! アタシの話を聞いてよぉ!!」

晴輝がプレハブから出ようとした素振りだけで、朱音が涙目になってしまった。

敵ながら、哀れだ……。