軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第127話 入口?

ヘラクレスアントの死骸を砦に運んで来たらイザーク騎士団の騎士団員に取り囲まれた。

「なんですか……それは?」

「これはヘラクレスアントと言って蟻たちの王様みたいなものね。後日、父に献上する予定だから死骸を持って帰ってきたのよ。フレスバルド家の本邸にこの角が飾ってあったのを思い出したから」

騎士団員の言葉にカレンが答えると、騎士団員たちが興味深そうにヘラクレスアントを見ていた。

イザーク辺境伯に巣穴を潰した事と魔石を献上しに行くのを後回しにしたかったのだが、今ここで報告しないとイザーク騎士団は陣に戻ってしまう。風呂に入ってから1人でイザーク辺境伯に報告しに行った。

イザーク辺境伯は砦の中にはおらず東の砦の外で蟻たちとの戦いを指揮していた。

「イザーク辺境伯。ただいま戻りました。西の方の蟻たちの巣穴を破壊して魔石を回収してまいりました。魔石に関しましてはすでに騎士団員に渡しております。あとヘラクレスアントという上位個体を仕留めましたのでフレスバルド公爵に納めたいのですが、陣に戻る際に持って行ってもらってもよろしいでしょうか?」

俺が言うとイザークが

「なんと! ヘラクレスアントか! 何十年とアントを倒してきても一回も見たことがなかったのに……もちろん持ち帰ろう! フレスバルド卿はきっとお喜びになると思うぞ! それにしてもヘラクレスアントを倒すとは……」

よし。これで荷物にならずに済んだ。

「ミネルバはどうしておりますか?」

俺が聞くとイザーク辺境伯が蟻たちの方を指さした。

「今あそこでキラーアントたちと戦っているよ。騎士団員たちに護衛させながら戦っているから心配はいらない。あの年の女の子を絶対に怪我などさせられないからな」

だからイザーク辺境伯がわざわざこっちに出張ってきていたのか……

「ありがとうございます。イザーク騎士団が戻る際にミネルバをこちらの砦の方に戻るように言っておいてください。僕たちは疲弊が激しいので少し休もうかと思います。よろしくお願いします」

俺は頭を下げてイザークのもとを離れた。帰り際にミネルバが一生懸命鎖を使いながら戦っているのが見えた。いい子じゃないか……誰がただのSM要員とか言ったんだよ……

砦に戻るとみんなもう寝ていた。

俺たちの砦の外にはヘラクレスアントの死骸があり、騎士団員たちがそれを珍しそうに見ている。

それを横目に増築した砦の中に入り、みんなのステータスを確認しながら寝ることにした。

【名前】マルス・ブライアント

【称号】雷神/風王/聖者/ゴブリン虐殺者

【身分】人族・ブライアント伯爵家次男

【状態】良好

【年齢】10歳

【レベル】32

【HP】80/80

【MP】10/7895

【筋力】77

【敏捷】77

【魔力】96

【器用】76

【耐久】69

【運】30

【固有能力】天賦(LvMAX)

【固有能力】天眼(Lv9)

【固有能力】雷魔法(Lv8/S)

【特殊能力】剣術(Lv9/A)

【特殊能力】火魔法(Lv3/E)

【特殊能力】水魔法(Lv3/E)

【特殊能力】土魔法(Lv5/D)

【特殊能力】風魔法(Lv9/A)

【特殊能力】神聖魔法(Lv7/B)

【装備】雷鳴剣

【装備】 火精霊の剣(サラマンダーソード)

【装備】偽装の腕輪

高レベルの魔物を倒しまくっているせいか、レベルがみんなに追い付いてきた。ここに居る間に魔力100を目指そう。

イザーク辺境伯が持っていたアント虐殺者の称号はまだまだ遠いだろう。何十年もアントを狩っているというのだから1カ月程度で追いつけるわけがない。

【名前】クラリス・ランパード

【称号】聖女

【身分】人族・ランパード子爵家長女

【状態】良好

【年齢】10歳

【レベル】35

【HP】71/71

【MP】855/1468

【筋力】52

【敏捷】52

【魔力】61

【器用】61

【耐久】50

【運】20

【固有能力】結界魔法(Lv4/A)

【特殊能力】剣術(Lv5/C)

【特殊能力】弓術Lv8/B)

【特殊能力】水魔法(Lv4/F)

【特殊能力】風魔法(Lv3/F)

【特殊能力】神聖魔法(Lv7/A)

【装備】ディフェンダー

【装備】 魔法の弓(マジックアロー)

【装備】 聖女の法衣(セイントローブ)

【装備】 神秘の足輪(ミステリアスアンクレット)

【装備】偽装の腕輪

万能さに磨きがかかりステータスが全て50を超えた。サブリーダーとして申し分ない能力だ。最近水魔法で攻撃もするようになり水魔法のレベルも上がっていた。

そしてさらに美しさに磨きがかかっていた。これ以上寝顔を見ているとまた賢者の杖(偽)のお世話になってしまうからやめておこう。

【名前】エリー・レオ

【称号】-

【身分】獣人族(獅子族)・レオ準女爵家当主

【状態】良好

【年齢】10歳

【レベル】32

【HP】88/88

【MP】0/78

【筋力】65

【敏捷】80

【魔力】18

【器用】20

【耐久】53

【運】10

【固有能力】音魔法(Lv1/C)

【特殊能力】体術(Lv7/B)

【特殊能力】短剣術(Lv7/C)

【特殊能力】風魔法(Lv2/G)

【装備】ミスリル銀の短剣

【装備】 風の短剣(シルフダガー)

【装備】 戦乙女軽鎧(ヴァルキリーアーマー)

【装備】風のマント

【装備】風のブーツ

短期決戦に持ち込めればクラリスよりも強くなったかもしれないエリー。実際は無詠唱結界魔法の前に何も出来ないが、そこまでの力を感じさせるもう1人のサブエースとしてすさまじい成長を遂げている。

反して体の成長はほぼ止まったっぽい。良かった……これ以上育ってしまったら持て余してしまう所だった。

【名前】カレン・リオネル

【称号】-

【身分】人族・フレスバルド公爵家次女

【状態】良好

【年齢】10歳

【レベル】33

【HP】39/39

【MP】0/430

【筋力】25

【敏捷】26

【魔力】62

【器用】28

【耐久】18

【運】1

【特殊能力】魔眼(LvMAX)

【特殊能力】鞭術(Lv4/B)

【特殊能力】火魔法(Lv8/B)

【装備】 火精霊の杖(サラマンダーロッド)

【装備】炎の鞭

【装備】 火精霊の法衣(サラマンダーロープ)

【装備】 火の腕輪(フレイムブレスレット)

鞭術も順調にレベルが上がり、今回の大虐殺で火魔法のレベルも8に上がっていた。筋力、敏捷値も上がってきて今後が楽しみだ。

【名前】ミーシャ・フェブラント

【称号】-

【身分】 妖精族(エルフ) ・フェブラント女爵家長女

【状態】良好

【年齢】10歳

【レベル】30

【HP】51/51

【MP】0/170

【筋力】43

【敏捷】53

【魔力】42

【器用】45

【耐久】25

【運】5

【特殊能力】槍術(Lv7/B)

【特殊能力】水魔法(Lv3/C)

【特殊能力】風魔法(Lv5/D)

【装備】 風精霊の槍(シルフランス)

【装備】幻影のローブ

【装備】幻影の小盾

ミーシャもレベルが30に上がりC級冒険者上位の実力はあるだろう。もしかしたらB級冒険者クラスかもしれないが、調子に乗せると更なる暴走をしそうだから言うのをやめておこう。

【名前】バロン・ラインハルト

【称号】-

【身分】人族・ラインハルト伯爵家嫡男

【状態】良好

【年齢】10歳

【レベル】26

【HP】56/56

【MP】0/257

【筋力】36

【敏捷】33

【魔力】35

【器用】36

【耐久】30

【運】1

【特殊能力】剣術(Lv6/B)

【特殊能力】火魔法(Lv3/D)

【特殊能力】水魔法(Lv2/D)

【特殊能力】土魔法(Lv6/C)

【特殊能力】風魔法(Lv3/D)

【装備】 土精霊の剣(ノームソード)

【装備】 土精霊の鎧(ノームアーマー)

バランス型のバロンだが装備が土精霊で統一されているので、土魔法をどうにかして特化させたいと思っている。昔の俺みたいに決定力不足になりそうな予感。今のうちに道を示してあげたい。

【名前】ドミニク・アウグス

【称号】-

【身分】人族・アウグス準男爵家当主

【状態】良好

【年齢】10歳

【レベル】25

【HP】58/58

【MP】0/45

【筋力】36

【敏捷】36

【魔力】18

【器用】22

【耐久】32

【運】5

【特殊能力】剣術(Lv7/C)

【特殊能力】風魔法(Lv3/E)

【装備】疾風の剣

【装備】身躱しのマント

スパルタ特訓が効いたのかHPと耐久値がかなり上がった。タンク的立ち位置も視野に入れて成長してくれればと思う。まずは装備をどうにかせねば……

【名前】ライナー・オルゴ

【称号】剣王

【身分】人族・平民

【状態】良好

【年齢】33

【レベル】30

【HP】71/71

【MP】73/73

【筋力】35

【敏捷】42

【魔力】20

【器用】54

【耐久】21

【運】0

【特殊能力】槍術(Lv7/B)

【特殊能力】剣術(Lv10/A)

【特殊能力】水魔法(Lv2/E)

【装備】氷の刃

最後にライナーだ。ブラムはレベルが変わっていないから割愛。やはりステータスは低いが剣術レベル10と称号【剣王】のおかげで抜群の安定感がある。ライナーが受けに回った時崩せる人間はそういないだろう。

2030年9月16日 1時

目を覚ますと俺の右隣にはミーシャ、左隣にはエリーがいた。あれ? この二人はMP枯渇させて寝ているはずだよな? なぜ隣にいることができる?

俺は疑問を抱えながら軽食をとりすぐに外に出た。相変わらず増築した方の砦の警備は厳重だ。それに明らかに襲撃してくるキラーアントの数が減っている。おそらく半分くらいにはなっているだろう。

俺は騎士団員たちがキラーアントと戦っているのを横目に死の森の方へ1人で向かった。事前にどのくらい危険なのか知っておくためだ。美女たちとのデートコースを事前に調べておくのは紳士の嗜みだろ?

真夜中という事もあってかなり冷える。そして足元がかなり悪い……警戒しながら歩いているとキラーアントと思われる10匹くらいの群れが森の方へ向かって行った。俺はキラーアントに気づかれないように後を追って森の方へ近づいた。

どのくらい歩いただろうか……霧がだんだんと濃くなっていき視界が悪くなる。天眼で夜目が効く俺でも先があまり見えない。美女たちと夜に来ると必ず勘違いされるだろう……絶対に朝から昼にかけて来ることにしよう。

キラーアントたちはこの濃い霧を全くひるまずどんどん進んでいく。頼もしい……これは斥候役として何匹か餌付けでもしとくべきか? キラーアントたちを尾けて行くとついにうっすら木の輪郭が見えてきた。

そして次の瞬間キラーアントたちが木に潰されていた。