軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

33.ギルド巡りとランクアップ

次は農業ギルドで報告。

『草を収穫する』『種を収穫する』『葉を収穫する』『毒草を収穫する』『花を咲かせる』『実を収穫する』『別種を交雑させる』『高品質を収穫する』をクリア。

これらは収穫した実績の報告だけで、納品は必要ないもの。

納品に関しては『薬草』『薬草(若葉)』『幻覚草』『マリッソ』。それから『薬草の種』を初めとした種を10個ずついろいろ納品。

『野菜の納品』というのがあって、そういえばトマトで納品するのはもったいないとフーテンさんが言っていたなーと思い出したので『赤ラコラ』を収穫するまでは置いておくことにした。

報告は急がないしね。

無事農業ランクは『ファーマー』、そして『駆け出しファーマー』になり、更にその上の『小さな農家』になった。LVは1上がって16。まとめて報告したからねえ。

実績解除スキルはファーマーで『園芸』『菜園』、駆け出しファーマーで『育成』、小さな農家で『農場』だ。

『園芸』は見た目重視の庭園植物や、切花などを育てるのに特化したスキル。

『菜園』は食べる植物を育てるのに特化したスキル。

『育成』は植物の育成を促進するスキル。

『農場』は食べる以外の植物、たとえば裁縫用の綿花や麻などを育てるのに特化したスキル。

悩むにゃ~ん!

『園芸』はたぶん、猫の部屋の『観葉植物』を更に育てるには必要になるスキルなんだろう。

『観葉植物』、かなり大きくなったけど、ある一定の大きさからはもう育たなくなったんだよねえ。だからここが限界かなと思ったんだけど、たぶんスキルがないせいだったのだろう。なるほどなあ。

そう考えると『菜園』は欲しい。でもそこまで農家に突き進んでいいのかという疑問も少々。

うーん、『育成』は農家がどの方向へ進んでも邪魔にはならないからいいかな?どうかな??

いや、とりあえず保留。こういうのは勢いで決めるとよろしくない。

売店を覗くと『黄キャロの種』『紫オニの種』『白オニの種』『赤ラコラの種』『ポポ菜の種』……いろいろな野菜の種がいっぱいだ。

だいたい野菜売りのところでみたことがあるので見当がつく。黄キャロはロバの好物らしいし、ルイのためにも育てよう。

ポポ菜は野菜売りでも見たことないな。なんだろ?

あと謎の『ヴァルゴ草の種』『ラミ草の種』『ハギ草の種』『キキ草の種』……などの草類のラインナップ。これはなんぞ?

資料室で調べてみると、『ポポ菜』は葉を食べる野菜らしい。ちょっと作るのが難しそう。肥料が何種類か必要らしい。うーん、そういう感じに複雑化していくのね。難しそうなやつはとりあえずパス。

草類の種は、花壇用の花だったり、生産用の草だったりいろいろ混ざってるようだ。

たとえば『ヴァルゴ草』は調薬でも使われることがあるがほぼ園芸品種、『ラミ草』『ハギ草』は繊維が取れる。たぶん裁縫用の素材。

『キキ草』は防虫効果があるので薬草と共に植えるといいコンパニオンプランツ。これ自体も調薬で『防虫剤』が作れる。

生産の材料を作る一次産業としての農業の芽ばえですなあ。いや、薬草のときからそうだったな…。

他にもいろいろ種は売られていたけど、早く木を植えられるようになりたい。レモンレモン。レモンティーが飲みたい!

しかしそれにはたぶん別のスキルが必要になるんだろうなあ。

『観葉植物』みたいに途中までなら育てられるのかな? でもそれにしたって実がならないと意味がないし。

いや、木が手に入ってもいないのに悩むことじゃないな。はい。

今回は『黄キャロの種』『キキ草の種』を購入。他は、今はいいや。

資料室で『下級肥料』や『除虫剤』のレシピなんかをまじまじと読んでみると、切って煮て冷ますだけなんだよなあ…。

人にスキル無し実践を勧めているし『料理』はラーニング出来たし、『調薬』も試してみようかな。もし出来なくてもそれはそれで経験だし。総合生産施設にもまた行かねば。

ちなみにレトは私が本を読んでる間はちんまりと手の甲に乗って本を読んでいた。私が読んでいた本が植物図鑑だったりしたので、特に暴れずにそのまま一緒に眺めることにしたようだ。

農業ギルドの資料室は司書さんがいないタイプだから、放し飼い許可も取れないしちょうどよかった。

家具売店を覗くと『スプリンクラー』などがあり、ちょっと心惹かれる。…いやいや、無駄使いはいかんぞ。

害虫や害獣の被害にあってしまった作物や魔物の素材なども入れて肥料が作れる『コンポスト』もすごく気になるな…。

いや、錬金術あるもん、『雑草玉』あるもん! 肥料自分でつくれるもん!!

誘惑を振り切って次へ行く。

家具売店、『プランター台』など省スペースで多くの植物を育てられる家具か。なるほど、こういうのもあるんだねえ。

あっ家具『ベランダ』!?

ベランダ菜園出来るんだ!? これは、すごく気になるな!?

えー、20万zか。へええー!

買いたい。

けど、さすがに我慢! 庭あるもん!

でも増築せずとも小さな庭が手に入ると思えばなかなかいい家具だよなあ…。

庭が手狭になったらまた考えよう。今プランター置いているところを畑にしてしまって、プランターはベランダで、て言うのもありだし。

……わりと既に買う気だな。

でも今じゃない。うん、はい。手が回らないし!

道具の売店では植木鉢やプランター以外に『支柱』や『ロープ』なども売ってたので、買っておくことにした。

トマトの支柱に小枝使ってたけど、毎回一緒に消滅してて気になってたのだ。これはちょっとお高いし、再利用できるやつだろう。項目も『道具』になってるし。あと『霧吹き』があったのでこれも買う。

こんなもんかな?

忘れずに頼まれものの『植木鉢』と『土』をドンと5人分買う。予想はしてたけどお釣りは総額の1割くらい、たぶんマケボで販売した場合の利益分って感じで渡してくれたんだろう。大商人やりおる。

ついでに自分で使う土も購入して、今度こそ次のギルドへ。

魔法師ギルドに来た。

属性を複合して魔法を使う方法を調べる。あと教本も買いたい。後でね!

司書さんにレトをお願いして本を探してみたが、ない。ありそうなもんなのにな?

一応、複合属性というものは存在した。しかしそれは氷、雷、木、毒、空、時属性のことを指すらしい。

基本の六属性を複合して別の確立した属性としたもの。扱えるようになるには、その元となる属性に通じている必要がある、と。

なるほど?

『浄化』使いながら『流水』使いたい~というのとはなんか違うな。

探してもわからないので、司書さんに聞く。

「それは『二重詠唱』ですね。ふたつの魔法を詠唱し、同時に放つことで魔法を本来のものとは異なるものに変換するスキルです」

レファレンスしてもらった『二重詠唱から始める重ねる魔法』を読む。

…うむ、説明してもらった通りのことが書いてあった。『二重詠唱』は二つまで、『三重詠唱』は三つまで、とスキルが進化していくらしい。

この多重詠唱スキルはチャージが重要になるので、魔道杖の中でもチャージキープという効果に優れたものを推奨することなどが書かれていた。

魔道杖にもいろいろあるのね…。杖、奥が深いわ。

この魔法をキープっていうの、錬金術にあったプールポートとちょっと似てる気がするな。魔道杖の役割を錬成陣がしてる、みたいな感じなのかもしれない。

いや、そうか、魔道杖も魔道具なのか。

本を読むと取得可能スキル一覧に『二重詠唱』が足された。こういうパターンもあるのね。

レトを回収し、お礼を言って資料室をでる。レトはまた絵本を読んでもらっていたようだ。ヒゲが満足そうにふるふるしている。

教本売店で、なんか面白そうな魔法はないかな~とチェック。70冊もあると内容を調べるだけでも大変だ。

わかったのは基本の7属性(回復含)、無属性はそれぞれ5冊ずつ、氷雷毒木属性は4冊、空時聖属性は3冊、その他の特殊魔法が5冊あるということだ。

既に購入している本も売店から消えたりはせず、別頁にまとめられていた。ダブらないようにするためかな?

マケボ購入した『アンチポイズマ』もちゃんとここに入っている。

基本の7属性はスキル取った時に覚えるラインナップのようなので、無属性もそうなんだろうね。スキル一覧にないけど。

猫のスキル一覧には、基本の7属性以外の魔法スキルはまだ出てない。七属性以外の魔法が覚えたいなら教本学習しかない仕様のようだ。

でも光と闇属性は、初期にはスキル一覧にはなかったけど、今はある。

この二つはスキル一覧に出すのがかなり面倒な魔法らしいから、これだけでも生活魔法教本読む価値はあるかも?

なお光属性は神官になるのに必要なので『神官になろう!』というスレに一通り流れが説明されている。噂に違わずとても面倒くさそうだった。

そういえば神殿とかあるらしいよ。やはりお約束的に参った方がいいのかね?

ちなみに自由都市は『幸運神』がいちばん勢力がつよい。商売の神でもあるんだって。

さておき、教本だ。

空間属性の『アポート』、離れた距離にあるものを取り寄せる魔法。

これが気になります。アイテムを回収したりするのに便利そう。買おう。

『アポート教本』2万zで購入。

教本集めて、部屋に本棚作って納めておくのもいいかもしれない。並べておいたら、レトも好きなときに読めるし。

本棚は家具屋で買えるのかな?

お次はサモナーギルド。

ジョブクエストを見たところランクアップには全然足りないようだから、報告はまとめて今度。

資料室で召喚獣の休息と、コボルト系について調べる。

休息については、必要なら勝手に取るようになってる、という回答が得られた。

召喚主の 睡眠(ログアウト) 中も呼び出され指示が続いていたとしても、強制力が弱いので、疲れてたら寝てしまうらしい。

だから昼も働かせて夜番もさせる、とかだと確実に寝ちゃう。その辺は考慮しないといけないが、わざわざ指示して休ませずとも大丈夫、とのこと。

そして召喚しっぱなしでもまったく問題ないそうだ。

召喚を戻して再び召喚するまでの間は、睡眠というより時間停止のようなもので、封印されている状態のため知覚されていないのだとか。

例外として、召喚獣(妖精も含む)が魔力の体を砕かれて散った後、魔力の体が構成し直すまでの間――召喚獣の死亡後に再召喚までにかかる間は、封印状態ではない。

魔力体がないまま魂が留まっている状態になり、こうなると召喚獣はストレスを感じ、貯まっていた共鳴値もかなり減ってしまう。

ちなみに召喚獣は死んだ場合、復活まで召喚枠を食ってる状態になるので、召喚獣をいかに殺さずに入れ換えるかというのが召喚師の腕の見せ所であるらしい。

うむ。つまり召喚しっぱなし、働かせっぱなしでも勝手に休むので特に問題はない。よかった。

次にコボルト系の召喚獣について調べる。

鉱山系ダンジョンなどに生息する魔物、見た目は二足歩行の犬で、身長は80cmほど。犬種いろいろ、どれも子犬のようなまるっこさがあり、人気の召喚獣だ。

『召喚獣とその仕事ぶり』という本によると、コボルトは自身が主と認めたものに、仕事を与えられ働くことに生き甲斐を感じる魔物らしい。

……注意点としてコボルトは、封印前に何をしていたかに関わらず、契約後そのスキルは失われている。たとえば鉱山で採掘してたから『採掘』スキルを持っているかというと、そんなことはない。

コボルトのスキルは、コボルトが主に望まれて覚える。そのスキルが召喚主の持つスキルと同じである場合は教えてやればそのうち覚える。もし主がスキルを持たない仕事をさせたいのであれば、コボルトの調教を行う機関に預ける必要がある。その場合、コボルトは主以外から仕事を覚えるため負担を感じ、本来ふたつのスキルを覚えられるところ、ひとつしか覚えられなくなる。コボルトは基本的には『自身と同じスキルで仕事を手伝ってもらう』と考える方がよいだろう。

もし自分と違うスキルで手伝いを希望するならば、そのスキルを持つ別の妖精を探す方が双方にとって幸福だろう――

ふむ。

『農業』を手伝ってもらうのも、『運搬』で荷物持ちしてもらうのも、たしかに召喚主が持ってるスキルってことになる。

二つのスキルを覚えられるなら、いろいろ出来そうだ。

コボルト種は召喚のために封印すると持っていたスキルを忘れて新しいスキルを覚えるようになる、スキルクリア型らしい。

ちなみにビブリオマルモが契約すると魔法をすっかり忘れてしまうから、マルモ種もスキルクリア型と憶測されている。

このスキルクリア型は欲しいスキルを持ってると思ったのに持ってなくてガッカリ、という話もよくあるが、基本はスキルクリアかそうでないかは基本種族固定なので、あらかじめ調べて契約するしかない。

コボルトも、ノーマルではなく『採掘コボルト』のように名前にスキルがついているレア種は固定スキル型だ。出現がごく稀。

まず前提として、召喚獣はLVが上がらない代わりに、スキルを学習することがある。

固定スキル型は、初めから比較的高いLVでスキルをいくつか持っている反面、新しいスキルは進化1回につき、1つまでしか覚えられない。

またその学習速度もかなり遅く、進化までに覚えられないことも珍しくない。

逆にスキルクリア型は、スキルを持たないので学習しやすい。

とはいえ取得するスキルは元々の種族が持っていたものが多くなりがちで、固定スキル型と比べるとスキルLVの面でかなり劣る。

進化1回につき1~3個のスキルを覚えられるが、その覚えやすさが仇となることもあり、狙ったスキルを覚えられないこともある。器用貧乏になりがちだ。

固定スキル型は即戦力、スキルクリア型は大器晩成といったところか。

『召喚獣とその仕事ぶり』でコボルトが二つのスキルを覚えるといっていたのは、進化までの間に、ということだと思う、たぶん。

…うん、掲示板にも進化後またスキルを覚えるって話があるな。

ただコボルトは進化しなくても役割としては十分なので、召喚コストが増える進化はさせてもあまり意味はないとのことだ。特に生産型はその傾向。

なるほど、進化するとコストが増えるのか。

それはちょっと考えないといけないな。養えなくなると困るもんねえ。

コボルトが生息する鉱山系ダンジョンは、廃都にある。『魔鉄』が出るエリアが出来た廃鉱ダンジョンとは別で、鉄鉱石の出るダンジョンがあるのだ。

このゲームでいちばん最初に登場したダンジョンだったので、『最初のダンジョン』と呼ばれることも多い。

なお名前は特になく、メインストーリー上でも『あの山のダンジョン』とかで済まされているかわいそうなダンジョンである。

ボスはメインストーリーで倒されたため不在、コボルトくらいしかいないというショボいダンジョンだが、鉄鉱石が採掘できるので、生産職の鍛冶師などは長らくお世話になる地らしい。

今は廃鉱ダンジョンの方が実入りがいいので大分過疎ってるみたいだけど。

あと、コボルト以外にも妖精が住み着いているため、最初の召喚妖精をここで入手した人も多いそうな。

妖精ってことは、青月夜の契約になるのか。

前に荷車屋台のときに、マイルームがあるからテントになる機能なんていらないじゃん、て思ったけど、後でそういう夜とかに起きるイベントって実は意外とあるかもしれないと思い直したのよ。青月夜とか。

マイルームにいると、窓の外は夜になるが、月は見えない。マイルームの中は夜でも明るいしね。

ちなみに庭はいつでも昼仕様。『青空の壁紙』だからそこは仕方ないのだ。

閑話休題、妖精と契約するなら青月夜に外に出てなきゃいけないってことは、召喚師は野営が必要になるのかね?

そういう道具があるのか、廃都へ行く前には見ておこうかな。月夜をちゃんと見てみたい。

絵本を読みに行ってたレトを回収して、次へ。