軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

503回目 ☆4『ガチャアイテム製作所』

ストーリークエスト『エルフ、もしくはドワーフの里を訪ね、ひとり以上をフレンドにする』を達成した報酬に貰った☆4『ガチャアイテム製作所』。

これはクランの拠点に設置出来る物で、☆4までの、既に所有しているガチャアイテムを作る事ができる設置型アイテムだ。

残念ながら作れるのはアイテム限定で、☆5『技巧神の大工房』の下位互換であるのは否めない。

間の悪い事に、この『ガチャアイテム製作所』がストーリークエストに表示されたのは『技巧神の大工房』を手に入れた後だった。なので正直に言って、「別にいらないな、コレ」と思ったのは事実である。実際に口に出していたかも知れない。

当然俺のそんな思いは俺の事を観察し、ストーリークエストを作っていた『運命神』も知る事になる。

それがとても悔しかったから、本来の機能を逸脱して『チートアイテム化』した。創造神にメッチャ怒られたけど後悔はしていない。などと、運命神『ダイス』は言っていた。

さて、そんなこんなで追加された機能は、『ガチャアイテムの改造』である。

☆4までのガチャアイテムの持つ能力を一段階引き上げる、もしくは少し尖らせる為の改造が出来る。

ダイスに薦められたのは☆4『導きの龍水晶』の改造だ。『魔王』もおらず『郷愁の禍津像』も無くなった今、もはや敵との縁は面倒事にしかならないので、機能を尖らせ、目の前の相手の目的が友好か敵対かを見れるようにしたらどうかと提案されたのだ。

確かに、各国からも戦力を集めている今、そのアイテムは欲しいので、さっそく『ガチャアイテム製作所』を天空城に設置して『導きの龍水晶』の改造をアルジャーノンに依頼した。

「ガチャアイテムの『改造』ですか。運命神様も、ガモンくんの為に何かしてあげようと、色々考えたんだね」

「…………あ、ああ。そうだな」

そうかなぁ? ちょっと話した感じ、そんな殊勝な事を考える人じゃ無さそうだったけど。

「しかしガチャアイテムの『改造』が出来るなんて面白いね。…………ん? これってひょっとしたら、☆4『拠点ポータル』も改造できるかもね」

「あっ!? 本当だ! …………『拠点ポータル』の改造となると、一気に複数人移動できたりするかな?」

「それはやってみないと解らないけどね。改造の方向が一方向とも限らないし、可能性は色々あるだろうから試しがいがあるよ。…………ドゥルクくんも呼んであげよう」

なるほど、☆4までのアイテムが改造できるんだから、『拠点ポータル』も改造できる筈だ!

…………まてよ。これって☆4『絆の証』も対象にはいるよな? 『トゥルー・フレンド』だけが使えるアイテムだけど、これも強化出来るんだとしたら、かなり使えるアイテムだぞ『ガチャアイテム製作所』!!

あ、でも『装備』はダメなんだよな。…………『絆の証』はどうだろうなぁ。一応は装備なのか? でも、装備枠とは別なんだよな。まぁ、やってみるのが一番早いんだけど。

その後、『ガチャアイテム製作所』にはドゥルクも呼び出され、何故か一緒にやって来たヴァティーも交えて、色々と話し合いながらアイテムの改造が行われていった。

そして色々と試した結果、まず『導きの龍水晶』は目の前の相手が『ガモン』つまり俺に敵対しているかを見れるアイテムとなった。

次に『拠点ポータル』はクランにパーティー登録をしているなら、そのパーティーを一纏めにして移動させる事が出来ると言う機能が追加された。

それと、『拠点ポータル』に関しては、これとは違う改造をおこなう事も選択できた。それは、アイテムのみを飛ばすと言うモノであり、飛ばす際には受け取り側にもフレンドが必要だが、アイテムに関してはガチャ産でなくとも良いらしい。

最後に『絆の証』だ。

結論から言えば、『絆の証』は改造が出来た。これは『絆の証』が特殊な装備だったからであり、他のアクセサリー装備だと一切反応しなかった。

まあ、その性能は変わらなかったが、装備する際に任意のステータスをひとつ、上げる事が出来るようになったのは地味に大きい。

後はちょっと困った事がひとつだけあった。

この『ガチャアイテム製作所』での改造が楽しかったのか、アルジャーノンやドゥルクが入り浸ってしまい帰って来なかったのだ。

これぞまさに寝食を忘れると言うヤツか、ドゥルクもアルジャーノンも、食事すら取らずに研究に打ち込み、体が衰弱して倒れたりしていたのだ。いや、正確にはドゥルクは倒れた体を放って幽体で作業をしていたのだが、久し振りに幽体を見たから驚いたよね、割とマジメに。

楽しいのは見ていた俺も良くわかるのだが、食事と睡眠は大事だよな。今後の為にも、もうちょっと注意しておこう。