軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

126回目 二階層・攻略開始

「…………凄いなこの鎧。重さを感じないし、動きやすい。今までより楽に剣が振れそうだ」

「鎧もだが武器もあり得ないぞ。重量はしっかり感じるのに、振り回すのに全く抵抗を感じない。どうなっているんだ?」

「これ、この弾丸も凄いよ。こんな小さな箱から、しっかり矢が出てくる。それも、属性付きの魔法の矢だ。しかもこの『ボウガン』なら、弓が上手くないオイラでも使えそうだよ!」

ザッパ達の装備をガチャ装備に変えた事で戦力は増強された。ただ、流石に全部(+4)では揃えられなかったので、ちょっとチグハグになったがそこは許して欲しい。

一応ザッパ達の装備を載せると、こんな感じだ。

《ザッパ》

メインウェポン:日本刀(+4)

サブウェポン:マチェットナイフ(+4)

腕装備:鱗の盾(+4)

頭装備:鉄の鉢金(+2)

体装備上:鱗の鎧(+4)

体装備下:鉄の腰巻き(+4)

足装備:鉄の具足(+3)

アクセサリー:鋼の指輪(+4)

アクセサリー:棘の肩当て(+2)

《ベベント》

メインウェポン:鉄の槍(+4)

サブウェポン:鋼の斧(+2)

腕装備:ド派手な盾(+4)

頭装備:鋼の兜(+2)

体装備上下:鋼の全身鎧(+3)

足装備:鋼の具足(+4)

アクセサリー:怒りの腕輪(+4)

アクセサリー:堅亀の根付け(+4)

《ブームン》

メインウェポン:ボウガン(+4)

サブウェポン:落石の杖(+4)

腕装備:銅の盾(+4)

頭装備:足軽の兜(+3)

体装備上:足軽の鎧(+3)

体装備下:足軽の腰巻き(+4)

足装備:足軽の具足(+2)

アクセサリー:回復の弾丸(+2)

アクセサリー:土属性の弾丸(+2)

ザッパとベベントにボウガンを持たせなかったのは、二人が『魔力付与』というスキルを持っていたからだ。これを使うと、その名の通り武器に魔力を纏わせる事が出来る。

武器に魔力を通す事なら誰でも出来るようなのだが、このスキルの良い所は纏わせている魔力が消費されない事らしい。つまり一度付けてしまえば、自分で解除したり何らかのモンスターの攻撃で強制解除されない限り半永久的に使える。ザッパ達はこのスキルがあるから、共同墓地の依頼を進んで受けていたようだ。

そして、攻撃用ドローンも十二機用意し、全員の班分けも終わった。

まずは俺とシエラにキャンパーのチーム。そしてティムにバルタとアレスのチーム。最後にザッパトルテ兄弟とベベントにブームンの『ノーバスナイト』のチームだ。

一番戦力が高いのはもちろんティムのチームだ。ティムとアレスの広範囲攻撃に加えてバルタという過剰戦力。そのため攻撃用ドローンもティムのチームに二機、他のチームには五機という振り分けになった。

「攻撃用ドローンの弾倉交換もバッチリ覚えたな? 多めに振り分けたから、余裕を持って交換していってくれ」

「じゃあ予定通り、最初の部屋がある程度片付いたら僕らは西側から大きく回って行くよ。展開によるけど、下層からモンスターが上がって来た場合は僕らは合流しないからね」

「ああ。バルタがいるから大丈夫だとは思うけど、気をつけろよ、ティム」

「ガモンもね。油断しないように」

「おう」

「で、次の部屋で俺達が東に別れる訳だよな。行き止まりまでしっかり駆逐してから合流するように戻ればいいんだよな?」

「そうだな。もし、作戦の途中でダンジョンの中が変化した時は『フレンド・チャット』で知らせる事を忘れるなよ、トルテ」

「解ってるよ! 兄ちゃん達もいるし、大丈夫だ」

俺は最後に、全員にポーションと共に小さな筒状のアイテムを配った。これはアンデッドが相手となる今回の戦いで切り札となり得るアイテムだ。その名も『快癒の煙幕』。

これは『ガチャ・マイスター』の『ポイント・ショップ』でガチャ・ポイントと交換出来るアイテムだ。これ一つにつき300ポイント。効果は『一定時間、回復効果のある薄い煙幕を周囲に放つ』。要は『エリアヒール』だ。

もちろん回復アイテムなのだが、今回に限ってその使い方は、万が一アンデッドに囲まれた時に敵を近づけさせないアイテム、である。

これを全員に配り終えた事で準備は完了だ。俺達は覚悟を決めて、最初の部屋へと飛び込んだ。

『ウォアァァ…………』

『ヒィヒヒヒィィ…………』

『ギギ…………』

『一斉射撃、開始』

俺達が部屋に飛び込むと同時にコチラを向いたアンデッドの群れに、キャンパーの号令で攻撃用ドローンによる一斉射撃が行われた。

攻撃用ドローンに搭載された銃口から次々と放たれる弾丸は、(+2)まで強化されている事もあってアンデッドを簡単に貫通していき、初手の一斉掃射で部屋にいたアンデッドの三分の一はドロップアイテムと魔石だけを残して消滅した。

「「……………………」」

『『……………………』』

『マスター。先制攻撃は成功しましたので、後はよろしくお願いします』

「お、おう」

キャンパーは相変わらず容赦がない。見ろ、あまりの事に仲間達だけじゃなくアンデッドの連中まで固まってるじゃないか。アンデッドを引かせるとか、どんだけだ。

「よ、よし行くぞお前ら!!」

「「お、おう!!」」

フリーズしてる仲間達をなんとか立て直して、俺達はいまだ固まっているアンデッドに襲い掛かった。

ええ、最初の部屋は楽勝でしたよ。でも、本当の戦い

はここからだ!