軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

82 蜘蛛VS火竜③

ナマズは美味しくいただきました。

大変美味でした。

その際味覚強化がレベル7に上がった。

どんだけ集中して食べてんだって自分にツッコミを入れたい。

けど仕方ないいじゃないか!

今まで不味いものばっか食ってたんだもん!

美味しいものは味わって食べたいじゃないか!

ついでに過食もレベル8に上がった。

今でも十分ストックは足りてるけど、レベルが上がればその分ストックできる総量も増えるはずだし、上がって損はない。

そろそろレベル10も見えてきたことだし、過食の派生、もしくは進化スキルも気になる。

これだけ便利なスキルだし、かなり期待が持てそう。

それに、ちょっと気になることもあるし。

気になること、それは傲慢のスキルのことだ。

傲慢と言えば、七大罪。

そして、七大罪のうちの一つに、暴食というものがある。

過食と暴食。

言葉の響きも意味も似てる。

もしかすると、過食の進化先は暴食なんじゃないだろうか?

そんな気がしてならない。

傲慢の効果が破格すぎるくらいだし、もし過食が暴食に進化したら、同じシリーズとして、傲慢に匹敵する効果があるかもしれない。

ただ、その場合、やっぱり傲慢と同じ不安がつきまとうことになるだろうけどね。

まあ、まだ8レベル。

気にするにはまだ早い。

それに、どうせスキルのレベルは勝手に上がっていっちゃうんだから、気にしても結局仕方ないしね。

さて、それじゃあ、次のナマズを探して探索再開と。

ナーマーズー!

ナマズを求めて中層を徘徊する。

けど、ナマズの姿は発見できない。

むう。

そもそもマグマの中に潜られてると見つけられないしなー。

一番最初に遭遇した時も、マグマの中からひょっこりだったしなー。

普段はマグマの中に潜ってるんだとしたら、発見は難しくなる。

思うに、私のスキルに頼らない素の索敵能力って相当高いのよねー。

そんな自覚なかったけど、思い返してみたらちょっと勘がいいで済ませていいレベルじゃないと思うのよ。

上層とか下層にいた頃から奇襲を受けたことは1回もないし、身の危険を感じると、だいたい当たるしねー。

これ、多分だけど蜘蛛として元から備わってるものなんだと思う。

意識してないだけで、空気の流れとかを感じて、そこから読み取ってるんだと思う。

そう考えると、ナマズがすぐ近くのマグマの中にいたのに気付かなかったのも納得なんだよねー。

空気の流れで感知してるのなら、マグマの中にいられると感知のしようがないし。

水中とか土の中とか、そこらへんからの奇襲はわからないかも。

となると、マグマの近くは危険ってわけだ。

いきなり飛びかかられてそのままマグマの中に引きずり込まれたら、お陀仏確定だね。

まあ、それでなくてもマグマに近づくのは危険だから、なるべく距離を置くようにはしてたけどね。

これからはいきなりマグマの中から、魔物が現れてもいいように身構えておかないと。

こんなふうにね。

マグマの中から飛び出し、私の前に現れたのは一言で言うと、鰻?

うん。

鱗と手足の生えた鰻みたいな魔物だ。

『エルローゲネレイブ LV2

ステータス

HP:1001/1001(緑)

MP:511/511(青)

SP:899/899(黄)

:971/971(赤)+57

平均攻撃能力:893

平均防御能力:821

平均魔法能力:454

平均抵抗能力:433

平均速度能力:582

スキル

「火竜LV4」「龍鱗LV5」「火強化LV1」「命中LV10」「回避LV1」「確率補正LV1」「高速遊泳LV2」「過食LV5」「炎熱無効」「生命LV3」「瞬発LV1」「持久LV3」「強力LV1」「堅固LV1」』

やばい。

この鰻、めっちゃ強い。

『エルローゲネレイブ:エルロー大迷宮中層に生息する中位竜に属する魔物。雑食性だが他の魔物を好んで食べる習性がある』

この強さで中位なのか。

というか、スキルの構成を見る限り、この鰻もナマズの進化系なのかな?

て、今はそんなこと気にしてる余裕はないね。

鰻との距離はざっと15メートルほど。

向こうは既にこっちに気づいてロックオンしてる。

速度ではこっちのほうが高いけど、その他のステは絶望的なまでに劣ってる。

特にやばいのが、赤のスタミナが過食分込みで負けてることだ。

逃げたとしても、スタミナ切れで追いつかれる可能性が高い。

そうなる前に諦めてくれればいいんだけど…。

それでなくても私は黄のスタミナが低くて、トップスピードを維持してられる時間が短い。

最悪黄のゲージが尽きた時点で捕まる可能性もある。

逃げ切れるか?

そう考えてる時、鰻の姿が二重にブレる。

これは、予見が発動してる。

そして、ブレて見える方の鰻は何かを吐き出すような動作をしている。

そのすぐ後、ブレた映像同様に鰻が火球を吐き出してきた。

やっぱり基本戦術は同じなのね。

けど、タツノオトシゴやナマズとは比べ物にならないほどその火球は大きくて速い!

慌てて回避する。

思考加速が働いてるけど、その恩恵を感じないほどの速度で火球が飛んでくる。

火球は私が元いた場所に爆発を伴って直撃した。

予見と思考加速の力を借りても避けるのがギリギリだった。

もう少し余裕で回避できると思ってたのに、どういうこと?

『確率補正:確率が関与するスキルの力にプラス補正が働く』

このスキルのせいか。

このスキルのせいで命中率が上がってるのかもしれない。

そうなると、私の回避を持ってしても避け続けるのは難しいかもしれない。

これは、本格的にやばいかも。