作品タイトル不明
ヴィア主任の謎
僕はヴィア主任に圧倒されていた。昨晩、不安の中で情報収集に行っていたミカを僕は待っていた。
待っている間いろいろな事を考えていた。
最悪王都から移動すれば良いとは思っていたが、学校生活は気に入っている。
今後どうなるか?どうするか?
暗中模索だった。
それがどうだろう。朝にヴィア主任に話をして、研究室でサイドさんとミカと雑談に華を咲かせている間にヴィア主任は簡単に解決策を提示してくれた。
こんな事があるのだろうかと思ってしまった。
ヴィア主任が僕とミカを見ている。
少し怖い顔だ。
ヴィア主任が口を開いた。
「君達2人には言いたい事がある。だが今日は私も疲れたよ。後日、しっかり説教させてもらうからな」
有無を言わせない言葉だった。説教なんてされた事無いなぁ。少し楽しみだ。
それにしてもヴィア主任は冒険者ギルド本部に人脈があるんだ。問題が解決したらその人にもお礼しないと。
僕はヴィア主任に尋ねる。
「ヴィア主任、いろいろありがとうございます。それとヴィア主任は冒険者ギルド本部に人脈があるんですね。その方にもお礼を言いたいのですが」
ヴィア主任は少し口籠もった。
そして口を開く。
「まぁそうだな。それなりの人脈はあるんだよ。お礼の件はわかった。落ち着いたら紹介しよう。それでは私は自分の部屋に戻るよ。君達も今日は帰って大丈夫だ」
そう言ってヴィア主任は研究室の奥のヴィア主任の部屋に戻った。
サイドさんが近づいてきて僕たちに話す。
「ヴィア主任の冒険者ギルド本部の知り合いは現在のギルド本部長だよ。冒険者ギルドの中で一番偉い人だね。冒険者ギルドについてはあまりヴィア主任の前で突っ込まないで上げてね」
なんでかな?サイドさんに聞いてみる。
「何かヴィア主任の前で冒険者ギルドの話をすると問題があるのですか?」
サイドさんが僕を見て言った。
「ここだけの話、30年くらい前にヴィア主任は冒険者ギルドカッター支部のギルド長だったんだよ。だから【冒険者規則第35条、Bランク冒険者になった者は各支部のギルド長の助言を受け、ダンジョン探索に臨まなければならない】の助言がBランク冒険者をAランク冒険者にするためのものだって知ってるんだ」
30年前!?
ヴィア主任が冒険者ギルドカッター支部のギルド長だった!?
頭が追いつかない。
「ヴィア主任はあんまり冒険者ギルドに良い思い出が無いみたいだから、そこは触れないのが良いんだけどね。今日はお疲れ様。明日は座学やるからね」
それから僕とミカは帰宅した。