軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

蒼炎の魔法のお披露目

お昼ご飯は屋台の肉の串焼きで済ませ、夜に備えて昼寝をした。

目が覚めると外は暗くなっている。ギルドカードで時間を見ると戌の刻。ご飯を食べるのにちょうど良い時間だ。

ミカを起こしてダンジョンに行く用意をする。一階の食事処は日中にダンジョンに行っていた連中が帰ってきて酒を飲んで騒いでいる。

12才の僕としては酔っ払いに絡まれないように隅っこで食事を開始する。今日は焼き魚がお勧め定食のようだ。

小さい時から一人で食事をしていたので魚の骨の取り方を教わったことがない。ハッキリ言って苦手だ。

不器用に魚の骨を取っていたら見かねたミカが優雅な手付きで骨を取ってくれた。

嬉しさと恥ずかしさとちょっぴりの愛しさを感じ、なんともいえない顔をしてしまったと思う。

食事後、大通りを北に進み北門からオークダンジョン(リンカイ王国東方Eランクダンジョン)に向かった。

3階のモンスターハウスまでオークの集団に3回遭遇した。いつもの通り蒼炎一発で灰と黒焦げになっていた。蒼炎を初めて見たミカはあまりの殺傷力に言葉を失っていた。

「まさかこんなに凄い威力だとは思わなかったわ」

モンスターハウスの前でミカが呆れたように言った。

「ダンジョンがエネルギーを吸収してくれるから蒼炎を撃てるんだ。外でぶっ放したら辺り一面焦土化しそうでね」

「本当ね。ダンジョン限定魔法にしたほうが良さそうね」

「それではそろそろモンスターハウスに入るよ。覚悟は良い?」

「大丈夫よ。私は見てるだけだから」

「それでは」と言ってモンスターハウスの扉を開く。いつもどおりオークでごった返している。

正面、左側、右側の順番で呪文を唱える。目の前が蒼から白、そして赤に染まる。

大量の熱気はダンジョンの壁に吸い込まれて行く。

残った白い灰と黒焦げの物体もダンジョンに吸い込まれて行く。

10秒程度で熱気が収まり静寂を辺りを包んだ。

「何なのコレは…」

蒼炎の3連発にミカも度肝を抜かれたようだ

僕はいつもどおり床に散らばっている魔石を拾い始める。

「早く拾って少し休もうよ。10分程度でまたオークが湧くからね」

僕は持ってきた大きなリュックにE級魔石をドンドン入れていった。

その後帰りのMPを考えて全部で11回のモンスターハウス討伐を行なった。

結局この日は358匹のオークを倒した。

僕のレベルは1つ上がり22に、ミカは2つ上がり16になった。

魔石は全てミカにあげた。358個のEランク魔石でギルドポイントが35,800ポイント。お金は107,400ミラになった。

これでミカはギルドランクGから二段階アップのギルドランクEに上がった。