作品タイトル不明
校長室での会話
ガイダンスが始まる前に、僕の面接をしてくれた校長先生のポーツ・エアージが僕のところに来て「ガイダンスと制服のための採寸が終わったら本館2階にある校長室まで来てください」と言って離れて行った。
なんだろう?とは思ったが行けば分かるさと軽く考えた。
ガイダンスは授業内容や野外活動、長期休み等の年間スケジュール、学校生活における注意点等があった。
学食や購買部等で使うお金は各種ギルドカードで払えるため、どこかのギルドに登録する事を勧めていた。僕とミカは冒険者ギルドカードがあるため問題ない。
採寸は特に問題無く終了。
まだまだ身長が伸びるから一回り大きめの制服を勧められたが、お金がたくさんあって使いきれない状態のため気にせずちょうど良い大きさの制服を購入した。
袖が長いのはカッコ悪いよね。
採寸は成績順で行うため、すぐに終わってしまった。
早速、本館2階にある校長室までミカと一緒に向かった。王都魔法学校は6学年ある。3年間で辞める子もいるが、6年間通うのが大半だ。その為、全生徒数が900人を超えている。
何が言いたいのかと言えば、広い学校の為少し迷ってしまった。
何とか本館2階にある校長室にたどり着きノックをした。すぐに返事があり扉を開ける。
校長室には校長先生と研究所のヴィア主任がいた。
2人から改めて合格おめでとうと言われ変な感じを受けた。
勧められたソファに座り校長先生が話し始めた。
「今回呼んだのは魔法実技の授業についてなんだよ。アキくんが使う蒼炎の魔法についてだが、当然だがダンジョン外で使うには厳しい。入試の時の魔法実技試験の蒼炎の威力を国が危惧していてね。魔法実技の授業であろうとダンジョン外で使う事をしないように2日前に通達があったんだ。使用する場合はその度ごとにどのように安全性を取り、本当に蒼炎の魔法を使う必要があるのかを提出して許可を取らないといけなくなった」
校長先生は間を少し取り、話を再開させた。
「毎日、魔法実技の授業がある。蒼炎の魔法を撃たせる場合には毎日使用許可を取る必要があるんだね。はっきり言えば国としては蒼炎を撃たせるなってことなんだね」
そこで校長先生はヴィア主任を見て話し出した。
「それでヴィア主任に一肌脱いでもらおうと思ってね。アキくん魔法実技の授業は全てヴィア主任に任せる事にしたんだ。急な申し出だったけどヴィア主任は喜んで受けてくれてね。今日、アキくんを呼んだのはこの件の説明のためかな」
そこでヴィア主任が口を開く。
「アキくん、面白い授業になるぞ。もうやる事は考えついている。せっかくだから君が今からワクワクして寝れなくさせるためにやる事を教えてあげよう」
ヴィア主任は自信満々の顔で僕を見た。