軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

甲斐国ではマジで?な状況になっていた

天正十六年(1588年)三月二十日

甲斐国 某所

「久しぶりの甲斐国は、やっぱり良いですなあ!典厩叔父上、六三郎殿!」

「虎次郎様、これから堺の納屋衆の方々が、早くて二ヶ月後に甲斐国へ来ますから、あまり時間はありませぬぞ?ですな、六三郎殿」

皆さんおはようございます。久しぶりの甲斐国に到着して、これからのスケジュールを考えております柴田六三郎です

納屋衆の皆さんを甲斐国へ直行させない為に、安芸乃さんの恋愛小説を畿内で売り込む為、納屋衆を巻き込みましょう。と、大殿へ提案したまでは良かったのですが、

そこで、まさかの佐久間家の家督争いに巻き込まれました。父親の佐久間様は、嫡男の甚九郎を廃嫡出来ない、でも、

三男の新十郎くんに武将としての才覚も感じる。選べない、どうしよう。と悩んだ結果が内政勝負で決めよう。となるのは分かるのですが、新十郎くんの面倒は俺が見なくても良いのでは?

と、思っております。まあ、考えても仕方ないので、今やるべき事は、甲斐国の中央にある甲府盆地を埋めたてる事!それを最優先煮としましょう!

「典厩様、その通りです。虎次郎様、あまりゆっくりする時間はありませぬ。手伝ってくださる徳川家と上杉家の方々も長居させるのは、良くないですから」

「分かりました。それでは、五郎叔父上の元へ急ぎましょう」

という事で、躑躅ヶ崎館へ移動しましたら、

「五郎叔父上!戻って来ましたぞ!」

「五郎殿!どちらに居られるのじゃ?」

いつもなら大広間か、その近くに居るはずの五郎さんの姿がありません。何事かと思って、全員で探してみたら、

「父上!雪殿を嫁に迎えたいのであれば、私達に婿殿を連れて来てください!それくらいの事ならば、父上の人脈で可能でしょう!」

「そうです!雪殿が父上の嫁になる事は反対しません!ですが、それくらいの事も頑張ってくださらないのでは、雪殿を母上と呼べませぬ!」

「「父上、頑張ってくだされ」」

何やら、父親が責められている様な声が聞こえて来ます。その声の元へ虎次郎くんがひとりで行こうとしたので、

「虎次郎様!お待ちを!」

典厩様がダッシュしております。で、追いついたと同時に、虎次郎くんが襖を開けると、

「五郎叔父上!姿が見えないから何事かと思いましたぞ!それで、何を責められておるのですか?」

部屋の中で、五郎さんの隣に雪が座っていて、2人の向かいに雪より歳下の女子4名が座っていた。これは、大野が言っていた、例の件だな

俺が、そう考えていると、虎次郎くんが

「五郎叔父上!何故、責められているのですか?」

いや、聞く事はそこじゃないだろ!と思う発言をしてしまったので、典厩様が

「虎次郎様。聞く事は、そこでは無いですぞ?改めてじゃが、五郎殿。全員を連れて大広間に移動して、どういう状況なのかを説明してくだされ」

冷静にフォローを入れつつ、主な面々、それこそ何故か俺も含めて、大広間に移動しましたら、

「さて、五郎叔父上を責めていた女子達、自己紹介してもらおうか」

虎次郎くんが、上座に座りながら、そう言うと

「はい。仁科五郎の長女の 早苗(さなえ) と申します」

「次女の 将(しょう) と申します」

「三女の 鈴(すず) と申します」

「四女の 仙(せん) と申します」

全員、五郎さんの娘だと言って来た。まあ、何となく予想出来たけどさあ、中々のパワフル度合だったので、少しばかり驚きました

でも、娘さん達以上に驚いたのは、俺達が頑張らなかったのに。五郎さんと雪がいつの間にやら、くっついていた事です。勿論、嬉しいですよ?

ただ、そこで何故、娘さん達が五郎さんに色々言っていたのか、とりあえず話を聞いてみましょう

「ほう。五郎叔父上の娘達とな。その娘達が、何故に父親である五郎叔父上に色々と言っておったのじゃ?長女の早苗、答えよ」

虎次郎くんからの指名を受けた早苗さんは

「お館様、難しい話ではありません。私達は、父上から雪殿を継室として迎えると言われたので、それならば、私達にも婿殿となる殿方を紹介してくれ!と、頼んでいたのです」

と、説明しておりますが、いや、何故に父親が再婚するからと言えど、娘達が「彼氏か旦那を紹介しろ」の流れになるんだよ?

そう思っていたら、次女の将さんが

「お館様。私達としては、父上と新しい母である雪殿に、夫婦水入らずで過ごしてもらい、早めに嫡男を産んでもらいたいと思っております

だからこそ、私達が邪魔にならない様に、良き殿方を紹介していただきたい!ただ、それだけなのです!」

「新婚夫婦の邪魔になりたくない」と言うのが、理由だと説明してくれました。長女の早苗さんと次女の将さんの意見だろうなあ。

三女と四女は、見た目的に十歳前後みたいだし。これは、どうしたものかと考えていたら、虎次郎くんから

「六三郎殿!六三郎殿の家臣の方々の中の独り身の方々と手伝いに来ております佐久間新十郎殿を、五郎叔父上の娘達と見合いをさせて、互いが良ければ

そのまま夫婦にしても、拙者は良いと思うのですが、六三郎殿としては如何ですかな?」

その言葉が出ると、早苗さんと将さんの顔が一気にギラついた顔になって、俺を捉えます。まあ、大殿からも言われていたし、良いか

「虎次郎様。先ずはやるだけやってみましょう」

そんなこんなで、甲斐国へ到着するやいなや、女子2名に対して、男子200名超えのお見合いスタートです。