軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

次のステージへ

リアルマネーが消し飛んだ所で再度ログイン!

新入りプレイヤーも着実に増えている所で、そろそろ次のエリアに向かいたい所だ。

いつまでも『ノドカ山脈』に留まる訳にもいかないからな。

「――――の前に、まずは報酬だな」

俺の所持BPは参加賞の1000BP、準決勝となった者に贈られる5000BP、そしてプレイヤーを倒した700BPで、合計6700BPが貯まっていた。

それに加えて、特別賞である『赤月の夜』の称号が与えられている。

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赤月の夜

分類 称号

第一回武闘祭にて、特別賞の中でもMVP賞を達成した者に贈られた称号。

称号名は受賞者のプレイヤーネームを基に変化し、唯一無二の名称として記録される。

赤く染まる月の下、最も輝いた者。

その戦いは語り継がれ、やがて夜そのものを名乗るに至る。

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「かっけぇぇぇぇ!!!」

凄い格好良い称号じゃねぇか!

これ本当に付けちゃっても良いのか……?

「確か重ね着って言ってたな……これか!」

ステータスの装備欄には、既に重ね着をセット出来るスロット穴が追加されていた。

ここに称号を入れると――――

俺のプレイヤーネームの上に『赤月の夜』が付いた!

よし、格好良い!

「それでBPで交換出来る物は……着せ替え中心か」

イベントを参加しなかった者との力の差を生まない為、基本的に着せ替えとなっているのだろう。

「俺、前々から着てみたい衣装があるんだよな〜」

俺は迷わず、ある着せ替えを購入した。

それは赤を基調とした西部劇風の着せ替えだった。

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紅砂のガンマン

必要BP 5000

分類 衣服

乾いた大地を駆ける孤高の射手をイメージした衣装。

深紅のロングコートは風を裂き、黒革のブーツは一歩ごとに砂煙を巻き上げる。

砂風を靡かせるその姿は、まるで処刑人。

引き金に指を掛けた瞬間、戦場は静寂に包まれるのだ。

眉間を撃ち抜かれた者は、己が何に倒されたのかすら理解できないだろう。

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着せ替えを装備したその一瞬、身に着けていた格好が分解されるように消え、代わりに新たな衣装が形を成していく。

肩から翻る深紅のロングコート、腰に収まる二丁の災極双転銃、足元には黒革のブーツ。

そして最後に、額にかかる影――――

つばの広い帽子が、静かに俺の視界を覆った。

「……おぉ」

思わず声が漏れる。

軽く一歩踏み出すと、コートの裾が遅れて揺れた。

その動きがやけにリアルで、思わずもう一歩、踏み込む。

カツン。

地面から乾いた音が響いた。

「……凄ぇいいじゃん」

これこそ、俺が求めたガンマン装備と言えるだろう。

あの『サンド街』を訪れた時に、こんな服装だったら格好良いだろうなって思ってたんだよ。

「身支度は済んだ。行こうか、次のステージへ!」

お祭りは過ぎ去り、クールダウンも終わりを迎える。

新たな刺激を求めて、新たな世界を求めて――――

そして、新たな時代を求めて戦場を渡り歩くのだ。