軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

過ちは繰り返す

「コアちゃん。俺はしばらくここに取り組まないといけない。DPあげるから上は好きに改装しといて」

『分かりました』

しばらくこの迷路の作業に集中する俺だったが、このときはまだ真に理解していなかったのだ。

うちのダンジョンは、放置したら大変な事になるということを。

20日目

「よーしできた。十日間かけた甲斐があった。これがうちのダンジョンの目玉だ!」

出来上がった迷路は全てをマッピングするのに、年単位は掛かりそうなくらい複雑で巨大な構造になった。

階段を下るだけでは駄目で、上らないと正解の道にはいけないのは序の口で、肝心の階段が大量にある。

離れた場所にある二つのスイッチを押さないと開かない扉、入ったら閉じ込められて3分間部屋が回り続けて方向感覚が狂ったところで全ての壁が開いて、どちらに行けばいいか分からなくなるなどのトラップ特盛りな仕様になっている。

そんなトラップを切り抜けた最後は、最上階から最下層までの直通階段だ。

これが一応正解の道だが、その先はボスがいそうな部屋の扉。

勇気を出して扉を開けると、その先は同じような迷路が続く……。

第二迷路は今作った迷路を半分攻略したやつが出てきたら造るつもりだ。

ま、最初に第一迷路をクリアした奴は心が折れるだろうがな。

そういえばクレイスライムたちはどうなったのだろう?

「なっ……!」

10日だからせいぜい二、三十層くらいだと思ったのに、その倍以上掘り進めてやがる!

しまった!スライムの分裂をまた忘れてた!

DPが足りなくなったら宝石系スライムを何匹か分解するだけで事足りたから余計に数が増えてたみたいだ。

にしても深いなぁ。しかも分裂しながら掘ってるから深く行けば行くほど広く掘ってるみたいで、全体図を見るとピラミッドみたいだ。

「…………………………やべ、保管庫!」

保管室の映像をモニターで見ると、案の定スライムたちでギュウギュウ詰めになっていた。

急いで迷路内へと続くスライムサイズの小さな通路を作った。

「それぞれの種を一匹ずつ残して通路から迷路に行け」

とりあえずこれで保管室は何とかなったな。

さてと、クレイスライムたちの分解をするか。でも、一匹ずつちまちま分解してたらダンジョンのオープンまで間に合わないぞ。

「一気に分解できないのか?」

モンスター一覧でクレイスライムの名前のバーをもう一匹の名前バーに重ねたら一つになった。

もちろんDPは二倍だ。そうと分かれば片っ端から合成していく。

「何何?ミドルクレイスライムだと⁉」

百匹目のバーを重ねたところで名前が変わった。

こちらに転送してみると、身長165センチメートルの俺と同じくらいの大きさまででかくなっていた。

「合成したら上位種になるのか。百匹が条件か?ミドルクレイスライムを百匹作って合成っと、おお!」

ミドルクレイスライムを百匹合成すると、ビッグクレイスライム、更にそれを百匹合成したらヒュージクレイスライムになった。

そして更に百匹合成、キングクレイスライム(5000000000DP)になった。

一匹五十億DPってどのくらい強いんだ?

てかこれから二日に一回五億DPの収入があるってことじゃん。

スライム最高。

キングを百匹合成したらどうなるのだろう?

多分カイザーかエンペラーだと思うけど、気になるな。

今すぐ分解はやめておこう。

まだまだスライムの謎は多い。