軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

勝利

コアを目指す途中、手足をピクピクさせたモンスターや、泡を吹いてる冒険者の姿がいくつもあった。

上手く気絶させることができたようだ。

通路を埋め尽くすほどの勢いで迫ってくるスライムの波…………トラウマ物だな。

ついでだし宝箱とかも根こそぎ取っておこう。迷惑料だ。

道すがらにある全部宝箱を開けてから、同盟組むんだから取っても意味が無いことを気づいた。

後どのくらいの距離だろうか?

もう一度マップを開くとだいたい中間まで来ていた。

ヴァイオレットのダンジョンは東京ドーム一個分くらいの広さが八層、地下数十メートル程度で俺のダンジョンの第一迷路の半分くらいの大きさだ。

最初狭くね?と思ったが、ジェノルムに聞いたらあれでも発見されているダンジョンの中で大きい部類に入るらしい。

俺のダンジョンのサイズが異常だそうだ。

よく考えてみればそのはずだ。

ダンジョンの層を増やすには普通はDPを使わないといけない。

俺は永久に地中を食べるクレイスライムたちがいるから、安上がりなダンジョン壁を貼り付けるだけで済んでるけど、それでも一層を分ける分のダンジョン壁に加えて諸々のオプションを付けていくと十万DPは軽くする。

DPが飽和状態の俺だからこそのあのサイズのダンジョンってことか。

そういえば俺の今の総DPってどのくらいあるのだろう?毎日倍々になっていくから数えるのが面倒になって数えてないんだよなぁ。

一応手元には百兆DPくらい持ってるんだけど……スライム全部分解したら何桁になるのだろう。

初期五千DPからインフレしすぎだよなぁ。第二迷路なんか最低でもキングクラスのスライムがうじゃうじゃ居るし、そろそろ拡張するか。

そんな考え事をしているうちに着いたコアルーム前のボス部屋。

そこには絶大な強さを誇るボスが…………居たが手足ピクピクだった。

スケルトンドラゴンとでも言うのだろうか。呼吸器なんて無さそうだが、こいつはどういった理由でへばってるんだ?

圧迫されただけでぐったりしてしまった黒い骨のドラゴンをスルーしてコアルームに足を運んだ。

「ぐっ、来た、わね」

ヴァイオレットはフラフラだったが、なんとか気絶は免れたらしい。さすがダンジョンマスターだ。

後ろにはダンジョンコアがある。

「俺の勝ちでいいか?」

後ろにぞろぞろ引き連れたヒューマンスライムを見て、最後の抵抗を考えていたヴァイオレットは諦めて苦笑いを浮かべた。

「ふっ、これ以上の抵抗は見苦しいわね。さあ殺しなさい。まさかぽっと出の新人に負けるなんて私も焼きが回ったわ」

「いや、同盟を組みたいんだが?」

「え?」