作品タイトル不明
ゴーレムの致命的な弱点
「オラてめえら!その程度でへばってたんじゃぁ、いつまで経ってもあの鉄人形共には勝てねえぞ!それでも良いのかぁ!?」
「否!」
「エスリメの主戦力は鉄人形だって言われて平気か!」
「否!」
「なら走れ!その次は模擬戦だ!血反吐はいて人の限界超えやがれ!」
「応!」
頑張ってるなー。
走り込み中のエスリメ軍の先頭で、鼓舞しながら爆走しているマスターソードは他の者たちと違ってあと3日は走れそうなくらい活き活きとしている。
「おう、坊主か!珍しいなどうした?」
走り込みを終えて軍人たちが二人組を作り戦ってる中、マスターソードは俺が立っている丘まで走ってきた。
「いやー、たまには軍の様子を見ようと思って。それにしても頑張ってるな。けど、別にゴーレムが主戦力でも良くないか?人死が出る心配がないんだからその方がいいだろ?」
俺がそう言うと、マスターソードは吐き捨てるように息をした。
「ハッ、坊主、それは違うぜ。ゴーレムたちには共通の致命的な弱点がある。何でもいいからゴーレムを出してみろ」
マスターソードの言う通りに俺はソードゴーレムを一体取り出した。
ゴーレムたちは種類によってちょいちょい弱点はあるけど、致命的な弱点って何だろう?
「それじゃあ行くぜ!」
マスターソードの声に合わせて俺もソードゴーレムに戦うよう指示を出す。
当然、ソードゴーレムはマスターソードに一刀両断された。
「これだ」
「どれだ?」
斬撃に弱いってことじゃないだろう?マスターソードの強さがイカれてるだけだ。
「次は十体出してみろ」
数十秒後、十体のソードゴーレムだった物を示しながらマスターソードは致命的な弱点を俺に言う。
「ゴーレムの性能は画一。つまりゴーレムを倒せる奴には何体ゴーレムをぶつけても勝てねえ」