軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

飛行型は?

「遠くから撃てるのは良いけど、紙装甲なんだろ?見つかったらどうするんだ?」

「半径100km全体を常に警戒できる軍が居れば教えて欲しいですね。そんなに心配なら護衛のゴーレムをつければいいですし」

それもそっか。しかもこいつは量産型。

一体見つければ終わりじゃないから探す人手がもったいないだろう。

「飛行型は開発中って言ってたけど。進捗は?」

「0です」

「へー、0かー」

じゃあなんで助手飛ばしてるの?

「データは先に取っておいてもいいじゃないですか」

可哀想に。

「どうして全く開発が進んでないんだ?」

「ゴーレムを飛ばす魔力が莫大なせいで攻撃に回す魔力が雀の涙なんです。せめてAランクモンスターをタイマンで倒せるくらいの戦闘力は欲しいです」

そりゃ中身ぎっしり詰まってる人型のゴーレムを浮かせるのは辛いだろうな。

「飛行機みたいな形にして、飛び上がってから人型に変形するのは?」

「一応作ってみたんですけど、強度が全く足りませんでした。ちゃんとアニメ通りに作ったのに……」

アニメ通りに作るからだろ。

「アニメ内の金属や空想技術ありきだからですよ!子供たちが真似して作って空中分解したらどうするんですか!まったく」

逆ギレか。いつも簡単に作ってくるニアラがここまで煮詰まってるとはな。

「子供はロボット作らないからな。飛ぶ専門のゴーレムの上にアーチャーゴーレムとか乗せればいいんじゃないか?」

「なんか妥協した感じがするので嫌です」

こいつ、防御力を妥協したスナイパーゴーレムを棚の上に上げやがった。

「一番(ロマン的に)理想的なのは変形なんですよね。でも、関節も含めてパーツが複雑化して、そこにでかいの一発もらったらバラバラじゃ話になりませんし」

「強度が足りないところはアダマンタイトにして、他はミスリルとかにするのはどうだ?」

「……………………ちょっと試作してきます」

おや?何かスイッチ入ったみたいだな。

ラボへのテレポートゲートに乗ったニアラを見送って俺は、スナイパーゴーレムの方へ転移した。

うわっ!ライフルとタンクが無かったらスケルトンと間違われそうだ。人相が悪いから心臓に悪い。

後で聞いたら威嚇目的と言われた。