軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

出たんですよ

「戻ったぞー」

「お帰りなさい雄亮さん。焚き火はどうでしたか?」

「暖かった。ついでに奴らの絶望顔も見れて満足」

溜飲もやっと下がり、俺は会議室で孔明と合流した。

ダンジョンバトルから働き続けている孔明は、俺が見てきた中で初めて目の下にくまを作っている。流石の孔明も疲れたようだ。

「属国戦線の方はどうなっている?」

「それが……」

孔明がなんとも言えない表情をしている。新型ゴーレム部隊になにか不備でもあったのだろうか。

「ほとんどの戦域で新型ゴーレムは猛威をふるいました。しかし、とある戦場で出たんですよ」

「出た?おばけが?」

その言い方だとそれしかないだろう。ゴーレムもホラーには勝てない。

「いいえ。勇者光と聖女リシーアが出てきました」

おばけより恐ろしい存在が来たか。

どちらも相性次第ではLランクモンスターも討伐できるかもしれない強者だ。

こちらの被害も甚大だろう。

「被害はどれほど出たんだ?」

「死者は出ませんでしたが、リシーアにアダマンタイトスライム装備が浄化され、新型ゴーレムの被害も他に比べて多く数十倍と報告があります。何とか退けることはできて結果的は勝ちましたが」

よかった。物的損害はエスリメにとってすぐ補充できるからどうということはない。

だが、人的被害はそうはいかない。とにかく兵たちが無事で良かった。

しかし、あの二人はどうしたもんか。指名手配はよくなさそうだ。光は逆上して余計敵対されるかもしれないし、リシーアはバックにいる教会が黙ってないはずだ。

リシーアをセラン王城に監禁していたときでさえ、セラン王に毎日のように苦情が来ていたらしいからな。抗議を突っぱねてくれていたセラン王には感謝だ。

「そういえばニアラは?ゴーレムの件で礼を言おうと思ってたのに」

「今回の戦闘データからゴーレムの弱点を見つけてそれを改良するプランを考えるとラボに行きましたよ」

よく働くな!