作品タイトル不明
妖精王が来られた
「ではユースケ様、お元気で」
「ああ。俺の事は頼んだぞ」
ダンジョンバトルが終わったので、ソランたちは再び旅に戻ることになり、俺はその見送りの為にテレポートゲートまで付いていった。
「だけどあたしたち無しで戦争は大丈夫なの?」
「少なくとも旧ウォルテニアが怖くて手出しできなかったんだから、戦力はウォルテニア以下ってことだろ?なら、ウォルテニアを丸ごと吸収したエスリメが勝てない道理は無いよ」
ヴァイオレットが心配そうに聞いてくるが、大丈夫だと伝えるとそれもそうねと言って笑った。
「じゃあな。体に気をつけろよ。ってもお前らなら大丈夫か」
「はい!」
ソランたちを見送った後、あいつらの入れ替わりでやってくる貴賓のための準備をするために孔明の元へテレポートした。
そして翌日彼女たちはやって来た。
「エスリメ国王、五十嵐雄亮です」
「妖精王のロメイアなのー。よろしくなのー」
エスリメに来た貴賓。それは妖精王ロメイアとその側近たちだ。
彼女たちが来た目的は、ニアラとのダンジョンバトルの結末の説明とニアラによって妖精族が被った被害の賠償。そしてエスリメと妖精族の同盟の締結だ。
妖精族の方々はエスリメの町並みを興味深そうに眺めている。やはり、どの種族でもこの街を見た反応は同じだな。
そんなことを考えていると、ロメイアだけ俺をジロジロと見ていることに気づいた。
「…………何か?」
「んー、なんか違うのー。でもこのちょっと頼りない感じもアリなのー」
なんか失礼なこと言われてる気がするが我慢しよう。
向こうの俺と比べでもしたのか?