軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

救出

副官に指揮を任せて俺は鎧と剣の魔力を使いながら敵の中を突っ切った。

無双ゲームをやってるみたいだとくだらないこと考えている間に、吹き飛ばされたマスターソードの隊員のところへ行く。

「おい、立てるか!」

「ユ、ユースケ様!?どうしてこのような危険な所に」

「早くお逃げください!」

「マスターソードの隊だろうとお前たちはエスリメ軍の一員だ。ならば、一人も欠かすことなく国に返すのが俺の責任だ!」

「ユースケ様…………」

脱落した兵たちを一人一人拾いながら百人程度の歩兵隊として敵中を猛進しながらマスターソードの元へ向かう。

俺を守るために士気が高いのと、全員アダマンタイト装備じゃなかったらこんな無茶な突撃はできなかっただろう。

「オォラァ!…………マスターソード!隊員を拾ってきた…………ぞ?」

「ひーん!なんで全員アダマンタイトの装備してるの!?こんなの勝てるわけないよー!」

「もはやここまでか、無念」

分厚い敵の壁を抜けて、俺たちがようやくマスターソードの隊と合流すると、マスターソードが二人の妖精族を何故か降参させていた。

「お、おい。マスターソード、何やってるんだよ?」

「おお坊主。俺様の隊員を助けてくれたのかありがとな。こいつらはその隊員たちを吹き飛ばした張本人だよ」

本当かと隊員たちを見ると全員首を縦にふる。

「てことはこいつらはダンジョン産の妖精族ってことか」

「いかにも。ダークエルフのジラード」

「シルフのタマリですぅ」

ジラードとタマリは俺たちと同じく全身アダマンタイト製の装備を身に着けていた。