軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

43位ニアラ

食事が終わり、ロメイアはシャクリーンにどうして俺たちを過度に恐れたのかを詳しく説明させた。

概ねソランの説明通りだったがダンジョンマスターの素性がわかった。

「前妖精王?」

前妖精王はニアラと言う名のウィルオーウィプスの女性で、ダンジョンマスターになったことで妖精王の権能を失ってしまった。

それで新たな妖精王となったロメイアが自分の失ったものを持っていることを妬み、妖精族を力で支配しようとしているらしい。

「妬むくらいなら何故ダンジョンマスターなんかになったんだ?」

「ニアラは支配欲の強い女性でしたので他の大陸を支配する為に妖精王以上の力を欲したのです。彼女の誤算はダンジョンマスターになると、妖精王の権能を失うという事でした」

ニアラは欲をかきすぎて持ってたものも失ったってことか。

…………ロメイアはジェイがダンジョンマスターになるよりも前から妖精王だった。てことはニアラは最低でも数百年はダンジョンマスターをしているという事だ。

それが2ヶ月前に動き出したという事は相当の戦力を用意しているのではないだろうか。

「ボス、ニアラは43位です」

「知ってるのか」

「多少は」

ジョーカーの知ってる情報だと、ニアラのダンジョンは魔法を無効化するモンスターが多く、妖精族の大陸の北部に位置している。

ダンジョンの名前はアンチマジックダンジョン、SSランク推奨ダンジョンだ。

「あのダンジョンがニアラの物だったのか……流石は同じダンジョンマスターと言ったところか」

蛇の道は蛇、餅は餅屋ってことか。にしてもジョーカーよく覚えていたな。

ジョーカーのお陰でニアラのダンジョンの特定はできたが次に出てきた問題は、どうやって攻めるかだ。

「軍を編成するのはもちろんだ。物理攻撃が得意な冒険者も集めなければなるまい」

ここからは妖精族の問題だ。部外者の俺達は早々に退室して自分たちの部屋に戻ることにした。

ロメイア、君は軍議に参加しなさい。