作品タイトル不明
第一迷路踏破一歩手前
「マスター、ダンジョンの踏破状況が大きく更新されました。確認してください」
コアちゃんに言われてダンジョンのマップを開くと、いくつかの冒険者を示すドットが第一迷路の終盤まで来ていた。
誰だ⁉…………まじかよ、今エスリメで一番第一迷路を攻略していたSSSランクパーティーに蓮が合流している。
何でダンジョンに居るんだよ!やりたいこと見つけるとか言ってただろ。
まさかうちのダンジョンを攻略することをやりたい事にしたのか?
事情を知ってるやつから聞くと、エスリメで暮らしていた蓮だが、気分転換にダンジョンでの依頼をこなしてたらSSSランクパーティーのやつから誘われたそうだ。
主人公ルートだな。
「まずいな。まさかここまで早く第一迷路が突破されるとは……後半年はかかると思ってたから第二迷路はまだダンジョンバトル用の凶悪仕様だぞ」
このままだと冒険者が死にまくってしまう。
…………しかも蓮が高ランクモンスターを殺しまくってダンジョンの戦力が低下する可能性もあるじゃないか。
どうにかして時間稼ぎをしなければいけないぞ。
「それでは初第一迷路突破記念として彼らを観光区の高級ホテルに招待してパーティーを開いたらどうでしょう。それで一週間くらい時間を稼げるのでは?」
「それが良いな。第二迷路が凶悪だと冒険者のモチベが下がるかもしれないし」
「第一迷路を突破した者のみが使える第二迷路直通テレポートゲートも設置しましょう」
「そうだな」
国王になってもダンジョンマスターは辞められないから大変だ。