軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

佐藤家実家の戦闘

――夜の帳が落ちた時間、佐藤の実家では、届いた数々の珍品と酒で宴会をしている佐藤両親と、菊池母娘の姿があった。

そんな居間で宴をしている両親と知り合いを少し離れた場所で見ていた佐藤浩二は、視界に見えている半透明のプレートに表示されたログを見て静かに立ち上がる。

閑散とした住宅街の一軒家と言う事もあり、周りには一軒家が建ってはいるが、それは逆に店がないことを意味し夜になれば人通りが少なくなることを意味した。

そんな中、階段を上がり自室の窓を開けてベランダに出た佐藤浩二は、アイテムボックスから剣鉈を取り出す。

「対人戦闘か……」

ゾンビを神々のダンジョン内で、数百単位で倒してきた浩二と言っても対人戦は初めてであった。

「戦わないと殺されるのなら殺るしかないよな」

深く息を吸ってから吐く浩二は、剣鉈を手にベランダから、ステータスにより強化された身体能力を遺憾なく発揮して5メートルほど跳躍する。

そして近くの家の屋根に乗ったあと、目を見開く。

視線の先には、20人近くのバラバラになった死体が転がっていたから。

「何が起きて――」

必死に周囲の音を強化された五感をフル稼働することで辛うじて何かが倒れるような音を拾った方角へと向かう。

そして浩二が見た先には、長い日本刀のようなモノで、スーツ姿の男たちの体を拳銃ごと真っ二つにしている偉丈夫な男が立っていた。

「なんだ……、あれは――」

次の瞬間には浩二の視線の先からは、男の姿は消えていた。

「佐藤 和也の弟ですな。拙者、佐々木小次郎と言う。須佐之男命の依頼により助太刀に参った」

「……佐々木小次郎って……、あの物干し竿って日本刀で戦う?」

「然様。未だに100人前後が集まってきている事から、拙者は力を貸すが――」

「分かった、俺も戦う」

「我々が顕現している魔力を提供頂いている佐藤の弟君は、陣地の防衛に邁進してくだされ」

「……分かった」

頷いた佐藤浩二の言葉に安心したのか、佐々木小次郎と名のった男は、次々と集まって行動する黒服たちをバラバラに解体していく。

「脆い――、この時代の武士は、弱すぎる!」

闇夜の中に日本刀の残光が走るたびに拳銃どころか重武装をしている男たちの四肢が切断されうめき声すら許さず即死していく。

「――な、なんだ! なんなんだ! あの化け物は!」

すでに50人以上の部下が死んでいる大陸系マフィアの男は、自身の目の前で起きている出来事を理解できずにいた。

全てが拳銃の引き金を引く前に殺され、道路の上に積み重なっていく死体の山。

「ありえ……ない……。我々は、中国――、上海の闇の世界でも最強の暗殺集団なはず……。それが何もできずに殺されるなと……! そんなことはあってはならない! あんな日本刀を振ることしか能のない武士モドキに我々が負けるわけがないのだ!」

上海でも上位に位置する暗殺集団の頭は、目の前で起きてる事態がまったく理解できずに叫んだ。

その頃、一騎当千の佐々木小次郎の戦闘を見て、佐藤浩二は武者震いする。

「すげえ。俺も頑張らないと!」

剣鉈を手に頭上に掲げる浩二は、精神を集中させていく。

それと同時に剣鉈の周囲に土魔法で作られたロックニードルが作られていく。

そして佐藤浩二のイメージ通り岩の弾は超高速に回転していき殺傷力を上げていく。

「いけっ!」

浩二が放った土魔法Ⅵのロックニ―ドルは、佐藤家実家周囲を取り囲んでいた100人近い暗殺者達の頭を次々と爆散させた。

「思ったより罪悪感がまったくないな」

ゾンビを大量に殺したことで慣れているのか、それともシステム的に何かしらの恩恵があるのか分からないが、佐藤浩二は割り切り自身に害ある存在を敵として認識した上で、佐藤家実家周辺を取り囲んでいる大陸系マフィアを一掃した。

――緊急クエストの一部をクリアしました。

――レベルが6レベル上がりました。

――職業【暗殺者】を習得しました。

――スキル【土魔法I】を習得しました。

――スキル【アイテムボックスⅡ】を習得しました。

――スキル【土魔法I】が、現在所有しているスキル【土魔法I】と統合されました。

――スキル【土魔法Ⅱ】にレベルが上がりました。

――スキル【アイテムボックスⅡ】が、現在所有しているスキル【アイテムボックスI】と統合されました。

――スキル【アイテムボックスⅢ】にレベルが上がりました。

【名前】佐藤浩二

【レベル】34

【HP】A

【MP】B

【STR】D

【DEX】D

【CON】A

【WIS】D

【INT】D

職業

【剣士I】

【正義のヒーロモドキ】

【三途の川からの生還者】

【暗殺者】

スキル

【鑑定I】【アイテムボックスⅢ】【火魔法I】【水魔法I】【氷魔法I】【風魔法I】【土魔法Ⅱ】【聖魔法I】【闇魔法I】【光魔法I】【雷魔法I】【ふんばり】