軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

22話 ダッシュで脱出(ダジャレじゃないぞ)

魔法やアイテムを試していたらいつのまにか時間は9時過ぎになっていた。

マップを確認すると赤い点はだいぶ減っていた。それでもいくつかはまだウロウロしている。

だがこの建物の周りの赤い点はバラけていたので、うまくかわして走ればモンスターに遭遇せずに森を抜けられそうだ。

昨日みんなが進んで行った北の方向へ、とにかく猛ダッシュあるのみだな。

資料庫の中を見直し、キャビネに忘れ物はないかを確認する。

あ、猫トイレ(俺のトイレだが)は、外に出しておこう。

匂いが飛ぶだろうし、万が一何かで戻ってきた時に必要になるかもしれない。ンコは外にキチンと埋めておこう。

中松さんにはメールを送っておいた。

そして俺は資料庫を出て南の非常口へ周り、そこから外へと出た。

「忘れ物なし! バフォに変身OK! 自分にヘイスト魔法もかけた! 念のためシールドとブレスドアーマーかけた! アイコンOK! マップもOK!」

声出し確認をして、さぁ、気合を入れて森を駆け抜けるぞ!

北へGO!

ダッシュダッシュダッシュ

木を避けながらとにかく走った。

バフォ変身良いわぁ。一歩一歩が大きくかつ軽やかで飛ぶようにグイグイ進める。

おっ、マップの進行方向に赤い点がふたつ。

若干右に迂回しようとしたら赤い点が右にズレたので、そのまままっすぐ走り抜けた。

前方にまたも赤い点。

あれ?赤いのが左にズレた。

前方に赤い点。

あ、よけた。

マップを見ながら森ダッシュしていると、変なことに気がついた。

なんでかな?赤い点が青い点(俺)を中心に遠ざかっていく?

ま、いっか。ラッキー。

昨日の中松さんのメールでは森を抜けるのに3時間くらいと言ってた。

だがバフォ変身にヘイストかけたらなんと1時間ほどで森を抜けることが出来た。

森と草原の境目でいったんストップした。

とりあえず近くに赤い点はいないし、変身を解いて休憩する事にした。

1時間走り続ける事が出来るってすごいよなぁ。ゲームチート万歳。

汗もかいてないし全然疲れていないよ。

元の世界じゃ考えられないね。

信号がピコピコしてダッシュで渡っただけでも息切れがすごかったのに。

それが1時間走り続けても息も切れないなんて!

けど、休憩は大事だ。

俺はそこそこ方向音痴(本当はかなりの方向音痴)なので、マップはしっかり確認したい。

木の根元に腰掛けてマップで北を確認してから中松さんにメールを送ろうとしたらメールが届いていたのに気がついた。