軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

178話 もう少し下へ

21Fのゾンビは足が遅いので倒し易かった。

今のところゾンビ以外は出てこない。ゲームではゾンビには火魔法が有効だったのだが、ここでもそうなのか試させてもらった。

ゆっくり近づいてくる3体のゾンビにファイアボールをぶつけてみると、あっという間に3体は黒焦げの灰になった。

おお、この世界でもゾンビに火魔法は有効みたいだ。

下への階段を探しながらゾンビを倒し続ける。

ゾンビから出るドロップは、金貨、銀貨のコインだったり、何かの鉱石だったり、何と魔石も出た!結構ボロボロと落としてくれる。

拾いながら進んでいるとマップに例のアイコンが薄らと出ているのを発見した。開く壁があるマークだ。

キック達にも確認してもらい、さっそくそこへ向かった。

今回は地図作りは必要ないとゴルダに言われていたので、マップが埋まっていないが、そのまま下へ進む。

階段には『20F』の文字があった。

五人で固まって進む。

地上ダンジョンを攻略している時はゴルダや星影に着いて行ってる安心感(お客さま感)があったが、ここではレッサ、キシェ、キック、ナオリン、俺の五人パーティで攻めていっている感満載だ。

正直、怖い。

あ、もちろんサモンも3体出している。キングさんだ。アンデッド対策なら魔防が高い方がいいかなと思った。

おっと、来たぞ。骨…?

スケルトンだろうか?動きは結構速い。

カシャンカシャン、カシャカシャカシャ

俺たちに気がついて走るスピードが上がった。キシェが弓を放った。もちろん銀矢だ。

ゲームの時にいつも疑問に思ってた。矢が骨と骨の間をすり抜けたりしないのか?

骨に当てるのはかなり難しいよな?レッサとキックはシルバーソードだ。斬りつけると簡単にグシャっと崩れた。スケルトンは結構柔らかい。

あのスピードで突っ込んで来られるのはちょっとビビるが、かなり音を立ててくれるので分かり易くて助かる。

ちなみにドロップはゾンビと同じだった。あ、小さいが宝石(青い石)も出た。

下へ行く扉マークはすぐに見つかった。

『19F』はグールだった。

ゾンビとグールの違いが分からずレッサに聞いたら、ゾンビは死体が蘇ったモノ、動く腐った死体だそうだ。

グールは死体に悪魔が取り憑いたモノで一応悪魔の一種だそうだ。

「悪い……どっちも動く死体だよな?どこが違うん?」

「ゾンビは魂がない、グールは悪魔の魂がある」

だそうだ。……わかったような?わからないような?

見た目はグールの方が生々しい気がしないでもない。だがどちらも足は遅い。あとグールの方が死ににくい。

ゾンビはファイアボール一発で灰になったが、グールは一発で死ぬモノと一発では死なないモノもいた。

『18F』はスパルトイだ。

ええー…もう、アンデッドの魔物って似過ぎじゃないか?

「スパルトイは、土に撒かれたモノ、死体を苗床に土の中から生まれた戦士だ」

レッサ、説明ありがとう。

ゾンビ:腐った動く死体。服ぼろぼろ、身体もぼろぼろ

スケルトン:動く骸骨。骨だけ

グール:死体に取り憑いた悪魔。腐りかけだけど魂あり

スパルトイ:土から出てきた戦士。戦士の格好の死体

スケとスパが動きが速い。あと皆火には弱い。

ドロップはどれからも、金銀コイン、鉱石、宝石、魔石が出た。

皆、地面から出てくるだけあって石系ドロップが多いな。

それと、何と!スパルトイから魔法書が出たのだ!『ヒール』。

下へ降りる扉マークがなかなか見つからずにスパルトイを倒し続けていたらドロップしたのだ。

ようやく階段で一旦休憩、その後に『17F』へ降りた。

進み始めて直ぐに何かが地面に刺さった。

矢だ!

「下がれ! 相手は弓系だ!」

「わかった」

「はい」

「おう」

階段の扉近くまで戻った。

「どうする?」

「相手を確認したいが近寄るのは危険だな」

「ファイアボールを撃ってみる。その明かりで見えないか」

「そうだな、やってみてくれ」

俺は少しだけ前へ出て前方に向かってファイアボールを放った。通路の奥の方で地面に当たって爆散した炎で敵が照らし出される。

弓を持った骨。スケルトンアーチャーか。

「スケルトンアーチャーか、キツイな」

「盾持って進むしかないかしら」

「それだとこちらから攻撃がし辛い」

「カオさん、サモンはどう?」

「うぅむ……キングさんも狙い撃ちされるとキツイかも……あ」

狙い撃ちされても平気なやつ、いたじゃんか。アイアンゴーレム。アイアンゴーレムならスケ矢くらいどうって事なさそうだな。

「アイアンゴーレムを出す。アイアンゴレを盾にして進んで行けないかな」

「後ろから狙われたらまずいわね」

「3体出すので2体を前、1体に後ろを歩かせる。俺たちは中だ。完全には防げないが多少はいけるのでは?」

俺たちはアイアンゴーレムに挟まった状態でゆっくり進んで行った。ゴーレムの足が遅いので、扉探しは時間がかかった。

もちろんやられっぱなしではない。矢がゴーレムに当たるとそちらに向かってこっちからも銀矢を連射だ。

進みが鈍いストレスを解消するように俺らはスケルトンアーチャーを射ちまくった。銀矢は進みながら拾えるものは回収した。

矢は消耗品なので多少折れ曲がっていてもとりあえず回収だ。特に矢尻の銀の部分はなるべく拾いたい。

ようやく扉を見つけた時はヘトヘトであった。17F前の階段で休んだばかりだったが、16Fの階段でも休憩を取った。

『16F』へ入った。

16Fはゾンビとスケルトンの混合だった。

このダンジョンで2種類の魔物がワンフロアに出たのは初めてだった。

とは言え、ゾンビもスケルトンも同じようなモノだ。さっきまでのゴーレムを盾にしたノロノロ移動にイライラしていたので、皆暴れまくった。俺もファイアー乱れ打ちだ。ふぁいあああああ!

「オラオラオラ、金出せ! ゴラァ」←誰だよ。

「魔石だあせええええ」←これは俺だ。

「私のコブシを受けてみよ!」←ちょっとナオリン、銀剣使わないの?

あっという間に下への扉が見つかった。今、チッって言ったの誰?

『15F』は、ゾンビ、スケルトン、グールの三種混合だった。

「ふっ、望むところよ」

ナオリンかい。皆も大暴れ。ちょっと、あんまり離れるとダメ、四方に散るなー!

「集合おおおおおおお!」

「あ、スマン」

「悪かったわ」

「ごっめーん」

「すいません」

「集まって動こう。ここでうっかり死ぬとか絶対ダメ」

「「「「はい」」」」

扉発見。

『14F』はゾンビ、スケルトン、グール、スパルトイの4種混合だった。ダンジョンさん、魔物ネタ切れか?

ここでも皆大暴れだが、一応まとまっては進んだ。