軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

164話 鳥と闘う

狩った。

狩りまくったぜ、オーガを。

『36F』のフロアマップを網羅して『37F』への階段の近くで山さん達が紙に地図作成をしている間も、俺はオーガを狩り捲った。

あ、もちろんひとりではなく、山さん達のところにリザイアを残して、ゴルダ、ラルフ、フィル、俺と3匹のオークキングで近場をグルグルと回った。

『オーガの血』は10〜15匹に一回ドロップした。が、ここはオーガのフロアだ。オーガ湧きまくりだぜ!ふはははは。

ちなみに、「血」以外に「オーガ肉」という謎肉もドロップした。何か硬そうな肉だ。脂身が全く無い赤身の肉。

地図作成を終えた俺たちは『37F』へ上がった。

そこも『36F』と同じ様なフロアだ。

岩の陰から現れたのは、ニワトリだった。白い羽、クチバシ、赤いトサカ、迷うことなきニワトリだった。ただし、3メートルの巨体。

これは……アレ、か?

「コカトリスか!」

そう、それ、コカトリス。今更ながらゴルダって凄いなと感心した。

ギルドで働きつつ色々な魔物の情報もしっかり持っている。俺は物覚えがイマイチなので羨ましいよ。

って、そんな場合じゃねぇ。

ゴルダ達がコカトリスから距離を取ろうとしたが、コカトリスの攻撃の方が早かった。

コカトリスは開いたクチバシから奇声と共に白いガスのような物を俺らに向けて放った。

コカトリスの正面で盾を構えていたフィルは盾により防ぐ事が出来たが、ゴルダ、ラルフ、俺は浴びてしまった。

ゴルダとラルフの身体が見る間に石へと変わっていく。

そうだ!コカトリスの得意技はクチバシから出す石化攻撃だ。くっそう、迂闊だっ……。あれ?

俺は石化しなかった。

そうだそうだよ、WIZは魔防高いからほぼ石化しないんだよ。だからゲームでも石化攻撃の魔物の狩場も平気だったんだ。

「キュアポイズン! じゃなかった、それは解毒だ、石化、石化ぁは、カーズ、カーズリムーブ!」

目の前のラルフの石化が一瞬で解けた。

「カーズリムーブ!」

ゴルダにも石化解除の魔法を放った。

コカトリスは再度石化を放とうとしたが横からオークキングが首をへし折っていた。

グッジョブ、キングさん。ああ、オークキングも魔防高いよな。

オク盾もキングも魔防が高いのである程度は防ぐが100%ではない。確かゲームでは3回に1回くらいはオク盾を持った騎士が石になってたはず。

ちなみに俺(WIZ)は魔防をかなり上げた記憶があり99%近く防げるのだ。かかってこいや!コカトリスぅ。あ、倒すのはキングさんだが。

それにしても、何故カンタマが作動しなかったのか、コカのブレスは魔法じゃないのか?…と、そこで思い出した。

俺、オーガではしゃぎ過ぎて切れたカンタマの掛け直しを忘れてた!何てこった…。カンタマン失格だ。

山さん達は人が石になっていく所を初めて目の当たりにして、青くなっていた。

山さん達にも念のためにオク盾を持ってもらい『37F』を進んで行った。

ちなみにコカトリスのドロップは嘴、鶏冠、鶏肉だった。

鶏肉だよ!鶏肉ぅ。ゲテモノ以外の肉ゲットぉぉ。

『38F』はグリフォンだった。

飛ぶ敵来たああああ。

即、山さん達にオークボウを配った。ゴルダ、ラルフ、フィルは剣のままだ。

降りて来たグリフォンを3人とキングさんに倒してもらう。

リザイアを先頭に、山さん、キック、ナオリン、俺は弓を射ちまくる。

待てよ?弓を射つならWIZよりELFのが良いよな?セカンドキャラのエルフもそこそこ良い装備があったはず。

エルブンヘルム、エルブンアーマー、エルブンブーツ、エルブンマント、のエルフ4点セット。

もちろん強化済み…だが、WIZ装備ほどの強化は出来ていなかったかも。

それからDEXベルト、DEXイヤリング、DEXブレスレットのDEXセット、これはかなり俊敏性が上がり弓を射つスピードが上がるアクセサリーだ。

それらを瞬時に装備した時、前衛にいたキングさんが3匹とも一瞬で消えた。

あぁ、サモンを出せる時間が終了したのか。このダンジョンでかなりの時間出していたからな。

再度オークキングを出そうとして思い止まった。

オークキングは魔防も高く攻撃速度も速くて良かったんだが、飛ぶ敵にはイマイチじゃないか?

エルフ装備になった自分を見て思い出す。

確か…エルフのみが呼び出せる精霊があったはず。

「風の大精霊!」

俺の頭上で強風が渦を巻いた。

その渦の中から半透明のガタイの良い幽霊のような者が3人現れた。

足は無い。たぶん、風の大精霊。

ゴルダ達が唖然とした顔で俺を振り返っていた。山さん達も口を大きく開けて真上を見上げていた。

「グリフォンを倒せ!」

俺の命令で3人の精霊はグリフォンに向かっていった。精霊は空中を浮遊するので飛ぶ敵に最適だ。

そして俺はハンターボウでグリフォンを射ちまくる。それを見た皆んなも慌てて弓で射ち始めた。

精霊が起こした風でグリフォンは地面に叩きつけられる。

そこをゴルダ達が斬る。

そんな感じで『38F』もマップを網羅する事が出来た。

ちなみにグリフォンのドロップは牙、爪、羽、鶏肉だった。

鶏肉また来たああああ!コカ肉とかグリ肉だと、「え…」となるところだが、鶏肉だからな!

あと、鑑定魔法とかがあるわけではないのに、何故肉の種類が解るのかというと、それはアイテムボックスのおかげだ。

アイテムボックスに入れると一覧表に名前が表示される。

「鰐肉」「亀肉」「鶏肉」というように。

ありがとう、アイテムボックス。

ありがとう、アイテムボックスを使わせてくれた神さま。

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◆やまとダンジョン◆

22F(1階):魔物なし

23F(2階):スライム ドロップなし

24F(3階):ゴブリン ドロップなし

25F(4階):オーク 豚肉

26F(5階):ノールン 林檎、バナナ、オレンジ、レモン

27F(6階):オウルベア ハチミツ、毛皮

28F(7階):ストーンゴーレム 硬い石

29F(8階):ジャイアントスパイダー 魔石

30F(9階):セーフティゾーン

31F(10階):ライカンスロープ 牙、爪、毛皮

32F(11階):タートルドラゴン 亀肉、甲羅

33F(12階):アリゲーター 鰐肉、鰐皮

34F(13階):ラミア 蛇肉、蛇皮、牙

35F(14階):スコーピオン 蠍肉、毒の尾

36F(15階):オーガ オーガの血、オーガ肉

37F(16階):コカトリス 嘴、鶏冠、鶏肉

38F(17階):グリフォン 牙、爪、羽、鶏肉