作品タイトル不明
多すぎよね?〜連理
理織(りおり) がとんでもないものを見せに来たので、急遽家族会議になりました。
いや、会議にしました。
私が、対処に困ったので。
で、議題に入ろうとしたら、 理人(りひと) が言うのよ。俺も報告あるって。
そしたら、 理哉(りなり) がリナもと言えば 理理(りのり) もリノもと言う。
そしたら、申し訳なさそうに、 理(さとる) さんまで、実は俺も何て言うのよ。
なんなのよ、私だって言わなきゃダメなことあるのに。
もう、誰から始めようかしら?
でも、理織は1番最後よ。これは決定よ。
「理哉からお願い」
「はーい、神凪ダンジョンの2階層で宝箱が出ました」
えーホントに?
「今まで宝箱の報告あったかしら?」
「僕は初めてかな」
「俺も聞いたことないかな」
「新宿ダンジョンでは、宝箱に入ってた宝箱はみたことあるけど」
宝石箱みたいなものかしら?
「リナ、何入ってたんだ?」
じゃーん、と言って取り出したものは、なんかの玉?みたいなものだったわ。
「なんと、鑑定がないからなんだかわかりません!ってかハルの鑑定レベルではなんかの玉としか出なかった」
ちょっと理哉?
この子、こういうところあるわよね。
「理さん、鑑定解析してもらえる?」
もうすでに、してそうだけど。
「スキルオーブってでてる。なんのスキルかは使ってみないとわからないみたいだけど、魔力を流すと、自分のスキルとして取り込まれるみたい」
「なにそれ、すごーい」
「それ一個だけ宝箱に入ってたのか?」
「3個はいってたから、リリとハルと1個ずつにしたんだよ。あとで2人には連絡しとく」
それがいいわね。
「リナは、それ使ってみるのかい?」
「うーん、少し考える。何かわからないのは、使いづらくない?」
「スキルオーブの実例ってあるのかい?」
「ギルドの検索では、ないな。あっ、でも海外のオークションで100万ドルで落札されてる。なんのスキルオーブかわからんけど」
「100万ドルっていくら?」
「1億3千万とか4千万くらいじゃないのか?日本で売ってそんな金額になるかは、わからないけどな」
「えー?」
売るつもりだったの?
「なんのスキルがわかればいいのになぁー」
「 笑理(えみり) ねえに見てもらったら?神眼ならわかるかもよ?」
確かにー聞いてみよーって理哉はスキルオーブをマジックバッグにしまってる。
「理哉の報告は以上かしら?」
「終わりでーす」
「じゃあ、理理の報告は?」
「ギフトが増えた」
「「「「は?」」」」
ギフトって増えるものだったかしら?
「元々のギフトは、スキャンよね?」
「そう、スキャン」
「スキャンもあるけど、他にも増えたってことよね?」
「そう、ビックリしたよねー」
「どんなギフトだ?」
「あのね、サンクチュアリとオールクリア」
「あっ?2つも増えたのか!?」
「ビックリでしょ!?」
それは驚くに決まってるじゃないの。
「リノ、どんなギフトか説明できるかな?」
「サンクチュアリのほうが、毒とか呪いとかを取り除いてくれるギフトみたい」
なによ、それ。
「自分だけかしら?それとも誰のでもかしら?」
「誰でもだね」
ものすごいチートね。
「もう一つの方は?」
「オールクリアは、病気の元?病原菌?をなくしてくれるみたい、スキャンと一緒に使うみたい」
これもチートね。
これまた聖女案件なのでは?言わないけど。
「おーりのねえ、せいじょらね」
あっ、理織、聖女って言ったらダメよって言ったの忘れちゃったかな?
「リオー?聖女って何かな?」
理理の笑顔が怖いわ。
「なんれもないよ」
理織も高速で首も振るわよね。
気をつけないとダメよ?
「理理の報告は、まだ何かある?」
「あっ、ギルドランクがEになった」
「おーすげぇ、追いつかれないように俺も頑張るかなー」
「次は理人ね」
「俺はコレ」
テーブルに出したのはポーションを3種類。
「苦くないのが出来ました。あと最高品質」
理人がドヤ顔してるわ。
ずっと、挑戦してたものね。
「理さん鑑定してもらえる?」
「初級ポーション、最高品質。
美味しく飲んで効く、かけて効く。
初級マナポーション、最高品質。
美味しく飲んで魔力が全回復する。
中級ヒールポーション、最高品質。
切断された四肢でも付けてこれをかければくっ付きます」
は?腕とか足とかくっつく!?
「理人、何これ?どういうこと?」
「色々試して聖水つかってみたら、品質あがって、レベル上がって、中級のレシピも検索できるようになったから、作ってみたら出来た」
はぁぁぁぁ。
やらかしてるの理織だけじゃないじゃないのよ。
もうっ!
「理人はもうない?」
「もうない、大丈夫!」
ふぅー。
「ちょっと休憩しない?お茶飲みましょう」
「おやちゅ!?」
「甘いものも食べましょうね」
「あい!」
ホントに甘いもの好きね、理織。
今日はカステラよ。
私と理さんは、ほうじ茶飲みながらカステラ。
子供達は牛乳とカステラよ。
理織のカステラ食べた時の顔がすごく可愛かったわ。
相変わらず美味しそうに幸せそうに食べるのよね、理織は。
プリンやドーナツみたいに好きなものに加わったみたい。
さて、再開しましょうかね。
「理さんの、報告は?」
「僕はこれ」
テーブルに出したのは、デフォルメされた犬?の金属の置物?人形?
「えーっと、これは?」
「ちょっと見てて」
理さんはそう言って、置物?に魔力を流した。
すると、動き出したのよ。
歩いてるの。
「なんで動いてるの?」
「お父さんなにこれー?」
「いやぁ、ミスリルとアダマンタイトと、オリハルコンで何かできないかなって思ってて、ミスリルは魔力電導率高いから魔力流したら歩く魔導回路ひいて、オリハルコンを軟化の魔法陣で柔らかくしてアダマンタイトを間接部分の繋ぎに使って人形にしてみた。結果がこれだね」
「父さん、何がしたかったの?」
「本当は人型にしたかったんだけど、二足歩行がうまくいかなかった。バランスが難しかった。ゴーレムとかできないかなって思ってさ」
「ゴーレム、それは思いついたらやってみたくなるな」
「だろ?」
って、男だけで分かりあわないでくれるかしら?
「で、犬ゴーレム?」
「ぬいぐるみみたいな柔らかい素材にしたら、幼児の魔力操作の練習になるかもなぁって思ったりしてるんだけど」
それは、なりそうね。
魔力流せば歩くおもちゃ。
動かしたかったら、魔力流すためにがんばる…かもしれないわね。
「一考の価値ありかもしれないわね。他に報告あるかしら?」
「ないよ」
「じゃあ、私からもひとつ」
テーブルに理織のちびキャラフィギュアを乗せた。
「あーリオだ」
「ホントだ、リオのチビキャラだ」
「りお?」
「母さんこれが何?」
「えーとね、これって魔水晶、つまり魔宝石からできてるじゃない?魔宝石って付与と相性がいいって聞いてたから、どのくらいこれに付与できるかなーって思って出来るだけしてみたの」
「で?いくつ付与できたのかな?連理さん?」
「10個」
「「はっ?」」
「このチビリオに付与10個もついてんの?」
「ちなみに、何の付与かきいてみようかな?」
「…防毒、魔法攻撃無効、物理攻撃無効、魔力回復(小)、体力回復(小)、身体強化、速度上昇、防睡魔、疲労軽減、クリーン」
「よくそんなに付与できたね」
あははは、やってたらどこまで出来るかやりたくなっちゃったんだもの、しかたないじゃない。
ここまで付与と相性いいとは思ってなかったのよ。
「このチビリオ身につけてるだけである意味無敵じゃね?」
「りお、ちび、ちなうもん」
理織がむーって膨れてる。
可愛いだけだから、それ。
間違いなく、理織はおチビちゃんだよ?
頭撫でてあげる。
さて、ここまでは前座なわけなんですよ。
「で、最後が本来の議題なんだけど」
私は理織から預かっていたものを3つテーブルにおいた。
「これは何?」
「理織が作ったイヤーカフ型の転移の魔導具、3種類よ」
「「「「はぁぁぁぁ!?」」」」
「転移の魔導具!?」
「しかも3種類!?」
「お父さん鑑定してよ」
理理の言葉に、固まっていた理さんが再起動したわ。
「リオ、この石なしが転移スキルと同じ効果かな?」
「あい」
「それって?」
「転移スキルは、あらかじめマーカーを設置して、設置されたマーカーのところに飛ぶスキルなんだ。これはそれと同じ効果なんだ。マーカーは変更不可にしたみたいだね。飛ぶたびに魔力500消費すると出てる」
「じゃあ、転移スキルを1億ポイントとか使って取らなくてもいーってこと?」
「そうだね、でもリオはこれじゃなくて石付きのを俺たち用に考えてるみたいだよ、違う?」
「あい」
「理さん、どういうこと?」
「こっちの石付きの2つは、イヤーカフと付属の石、魔宝石に、同時に魔力を流すことで魔宝石のある場所に飛べるんだ。しかも魔宝石は移動可能」
「それってすごくないか?」
「すごいわよ」
すごすぎるわよ。
「なんで2種類あるの?」
「青の魔宝石の方は、飛ぶ度に魔力を500消費する。だから改良したんだろ?緑の魔法石の方は魔力消費なしに、なってる」
「あい」
ちょっと、理織ホントに4歳かしら?
「あれ?なんでマーカーの方は、消費魔力なしのないの?できないの?」
「できりゅ、ちゅかれたからやめた」
あははは、そうなのね。
疲れちゃったならしかたないわね。
「理織?どうしてマーカーと魔宝石のを作ったの?」
「しらないひと、うる、まーかー。まーかー、ある、わかる、まりょくいろちゅける?かんなぎのひと、まほうせき、じゆう、とべりゅ」
「いつもみたいに売り出すなら、マーカーありで制限が必要ってことね。マーカーの存在をわかるようにするのは、犯罪を防止するため!?知らないうちに他人が部屋にとんできたりしないように!?」
「あい!」
「神凪の人たちは、そんなことしないだろうから、ある程度自由に転移出来るようにするってこと?」
「あい」
「魔宝石のほうは、売らないのね?」
「あい」
「で、リオはこれ試したの?」
「ない」
「俺試していい?」
「リオ、理人にこれ魔力登録させてもいいかな?」
「あい!」
「一式全部持って魔力流すんだな?」
「あい」
「魔宝石はここに置いていく。俺の部屋から飛んでみる。飛ぶ時はイヤーカフに魔力流せばいいのか?」
「あい」
「わかった、ちょっと行ってくる」
理人はすごい勢いで走って行ったわ。
確かに試してみたいけど、大丈夫かしら?
ホントに転移できるのかしら?
「!?」
いきなり理人が現れたわ。
びっくりしたわ。
「理人兄ちゃん、いきなり出た!」
「おっ、マジで転移できた!」
「理人、体調とかに問題は?」
「特にねぇよ?転移しようとしたら、魔宝石の位置が頭に浮かんで、どこに移動するか選択できるようになってた。今は全部ここにあるから関係なかったけど」
「リオ?魔宝石の数は変更出来るのかい?」
「あい、ちゅくる、していしゅる。まほうせき、よういしておく」
「なるほど。あとで魔法陣くれるかい?パパも色々いじって作ってもいいかい?」
「あい!」
「連理さん、また緊急招集案件かもしれないよ?」
「そうよね、そんな気はしてたわ」
なんかものすごく疲れたわ。
みんなやらかし多すぎなのよぉ。