作品タイトル不明
神凪一族緊急招集23
「またお前らかスノーピーク!」
いきなり 理芳(りおう) に怒られたけど。
仕方ないじゃない?
ラビットフットの効果がすごいんだよ。
「で、今日はなんだ!?」
「 神凪(かんなぎ) ダンジョン4階層で、ウルフ倒したら魔導具ドロップした」
「「魔導具!?」」
理結(りゆう) と理芳が反応した。
さすが商売人!
「たぶんこれがあれば、魔物肉がもっと流通すると思う」
シュウがそう言うと、理結の方が興味を示した。
「それはなんだ!?」
シュウがインベントリから、ナイフを2本取り出した。
「こっちが血抜きのナイフ、こっちが解体のナイフ」
「血抜きと解体!?」
「そう、えみねえ鑑定してみて」
私がお願いすると、 笑理(えみり) は頷いた。
「血抜きのナイフ、魔物、動物に刺すと綺麗に血抜きをしてくれる。お肉が美味しくなる」
理芳から、ほー?と声が上がる。
「解体のナイフ、解体スキル持ちが刺すのと解体スキル無しが刺すのでは、解体精度に差が出る。血抜きのナイフとセットで使用すると、美味しさがアップする」
すごいよね?美味しいお肉は大事でしょ?
「これは、魔導具化できるのか?」
理結は前のめりだ。
「魔法陣を解析してみたけど、出来そうだよ?」
私がそう言うと、理結がニヤリと笑った。
あー、絶対お金儲けを考えてるよねぇ。
「理結、後で 理織(りおり) と 理(さとる) と打ち合わせしとけ」
「了解だ、親父」
理も巻き込むのね。
その方がいいか。
「それだけじゃないんだよな?」
「あとは、俺が神凪ダンジョン4階層でゴールデンウルフをテイムしたのと、リオリが新宿ダンジョン1階層でダブルホーンラビットをテイムした」
「連れてきてないのか?」
「出していいの?」
ビックリするよ?
「見ねぇとわかんねぇだろ?」
そんなに言うなら、見せてあげるよ。
まずは小さいダイトとソアレを。
「なんだ、ちっさくて可愛いじゃねぇか」
可愛いでしょ!?
「でも、スキルで小さくなってもらってるの」
「んっ!?もっとデカいのか?」
「うん、元の大きさに戻ってもらっていい?」
みんなが頷いてるから、シュウと頷き合って、
ダイトとソアレに元の大きさに戻ってくれるようにお願いする。
うん、今日もすっごくもふもふだね。
「デカっ!!!」
すごいたくさんのデカっが聞こえてきたわよ。
「大きくて可愛いでしょーー!?」
「ってか、このままダンジョンにいたのか!?2メートル以上あんだろ!?」
虹樹(こうき) が驚いてる。
そりゃ新宿ダンジョン攻略してるんだもんね。
「「いたよ?」」
シュウとそろった。
「いたのかよ、マジで?」
「マジで!でもたぶんラビットフットのおかげ?バフ減ってたから」
「なるほどな」
「まだあるのか?」
「あるよ?」
シュウを見たら、ため息つかれたけどなんで?
「 蘭(らん) が 一(にのまえ) ダンジョンで魔物避けの魔導具見つけたんだ」
これなんだけど、と手のひらに乗る程度の大きさの箱をテーブルに置いた。
「笑理、頼む」
理芳は最初から笑理に聞いた。
「魔物避けの魔導具。セーフティエリア以外で休憩、野営するときに役立つ魔導具。起動は魔石を使用する。避けられるのはCランク相当の魔物まで、ってことみたいよ?」
「俺らは野営とかしねぇしな」
琉樹(りゅうき) は必要ないかもなぁと言ってる。
「これも解析したら、もっとランクが上の魔物も避けられるように出来るか?」
理結がまた商売人の顔してる。
「たぶん?解析してないからわかんないけど」
「なら、さっきのも含めて打ち合わせしとけ」
「了解だ、親父」
「他には?」
「宝箱出た」
「また!?」
またって言われちゃうよね。
「どこでだ!?」
「一ダンジョン4階層のモンスターハウスで」
「「モンスターハウス!?」」
あっ、言ったらダメなヤツだった!?
「もう遅いからな、リオリ?」
なんか、ごめん。
「シュウ、説明してくれ」
「リオリがマップで隠し部屋見つけて、
鑑定したらモンスターハウスで、
5分以内に魔物殲滅したら宝箱が出るって、なってたんだよな?」
シュウが私に確認するのて、頷いた。
「みんなやる気だったし、
出てくる魔物はゴーレムだってわかってたから、
全員で入って殲滅した。
そしたら、これが出た」
「中身は?」
「笑理さん、お願いします」
シュウも笑理に託すのね。
「はっ!?何これ?」
「変なものなのか?」
「鑑定結果が、変?かな」
笑理の表情がすごい微妙になってる。
「教えてくれ」
「謝罪の芽、一ダンジョンでは、植物が育たないので、お詫びに芽を贈ります。別のダンジョンで育てて活用してください。だって」
「なんだそりゃ?」
そうなるよね?私たちもなにこれ?ってなったもんね。
「中のビー玉みたいのをひとつ鑑定してみたら、謝罪の芽(回復草)そのままダンジョンに植えると、勝手に育つ。だって」
「りおが鑑定したのは、魔力草だったよ?」
「もしかして、全部違う芽なんじゃねぇのか?」
ありえるかも!?
「スノーピークはこれどうするつもりだ?」
「えっ?りひにいに丸投げしようかと」
「リオ?丸投げ言うな?」
あっ、 理人(りひと) …
「でもりひにいが1番必要そうだもん」
「だな、やっぱ理人さんに渡すのがいいと思う」
「「ハーブがいるもんねー」」
「「「「「「「よろしくお願いしまーーす」」」」」」」
「よし、それは理人に任せるからな」
理芳の宣言に理人は、しかたねぇなって頷いてくれた。
よかったー。
「他にはあるか?」
ないと思うけど、どうだろう?
「「もーないよー」」
双子は、把握してたの?
「「でもーウサギテイムしたーい」」
「俺も強いヤツテイムしたいぞ」
「「僕は猫科の子がいいな」」
それは、主張する意味あるのかな?
「あー、テイムできたら、見せてくれな」
「「「「「わかったー」」」」」
先手をうったの!?ホントに!?
じゃあ、そのうち探しに行こうね。