軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

だから忙しいんだが?〜理芳

理織(りおり) のひんやりバージョンハンカチのせいで小中学校全学年で問題勃発ってどういうことだ!?

しかもこっちが被害者なのに、呼び出し喰らうのはなぜだ?

この学校の先生はアホなのか?

しかも魔法学校の寮にいるやつの保護者は俺になっている。

しかも理織も 輝理(かがり) も 煌理(きらり) も姪っ子だ。

全員の保護者で間違いない気もする。

しかたねーから、小学校に向かう。

中学の関係者も集まってるそうだ。

何回も呼ばれるのは業腹だから、一回で済ませろとは言った。

すでにめんどくせぇことになってるからな、今からレコーディング起動しとくか。

会議室に案内されて行ってみれば、先生らしき人が数名と、おばさん連中が多数いた。

ギャーギャーワーワーうるせぇ。

なんだこりゃ?

あーガキの親連中か。

クソガキの親はクソ親ってことか。

うるせぇな、ちょっと黙りやがれ。

軽く威圧を放つ。

空気が変わったのくらいはわかったらしいな。

「で、先生?俺はなんで呼び出されたんだ?」

「いや、あの、こちらの方々があなたの保護下にある子達に魔導具を盗まれたと…」

へぇー?

言うに事欠いて盗まれたと?魔導具を?

「なんの魔導具を盗まれたって?」

「ハンカチの魔導具よ」

「ハンカチの魔導具ねぇ。そこにいる全員か?」

「そうよ」

「早く返しなさいよ」

異口同音、ここにいるおばさん連中が全員発言した。

言質は取ったぜ?

「なぜうちの保護下にいる子供がハンカチの魔導具を盗まなきゃならねぇんだ?」

「孤児だもの、そのくらいやるに決まってるわ」

はっ!?バカか?

「そうよ、孤児なんて貧乏人だもの」

「平気で人のもの盗るのよ」

なんだこいつら?

なんでこんな嘘ついてるのに、自分が正しいみたいにしゃべってんだ?

しかも貧乏人って、笑わせんなよな。

お前らよりは稼いでるぞ、あいつら。そこそこ稼ぎあるぞ?

「もう一度訊く、うちから販売しているハンカチの魔導具を、なぜうちの保護下にいる子供が盗むんだ?どこに盗む理由がある?」

「えっ?」

「まず、ハンカチは俺が朝アイツらに渡した」

朝の映像をリプレイで流してやる。

その時に俺は面倒ごとが起きたらレコーディングを起動しておけと伝えてある。

それぞれうちの子たちが、レコーディングした映像もリプレイしてやる。

「どのガキがだれのガキかしらねぇけど、盗もうとしてんのは、どっちだろうな?」

おばさん連中の顔は青くなっている。

「子供は正直だよな、親の言ってる事を鵜呑みにしてそれを正しいか判断も出来ねぇのに、正義面してふりかざす。孤児なんてってお前らが家で言ってることがよくわかるな?」

「失礼ねっ!!帰らせてもらうわっ」

「帰らせるわけねぇだろ?」

入口には、 東雲(しののめ) がいる。

「そんな権利あなたにはないでしょ!?」

「まだわかってねぇのか?ここの会話は最初からレコーディングしてあんだよ。お前らが俺らのことを泥棒扱いしたことも全部のこってんだよ、おわかり?名誉毀損だろ?詐欺もか?なすりつけ?冤罪?先生たちにも嘘をいったんだろ?それでなんでそのまま帰れると思ってんだ?警察もそろそろくるだろ?」

「警察!?イヤよ、帰るわ」

騒いでんじゃねぇよ。

うるせぇーから。

さっきより強めの威圧を飛ばしたら、硬直して床に座り込んじまった。

たいした威圧じゃねぇんだがな?

あぁ!?誰かもらしやがったな。

レコーディングしっぱなしだけど、まぁいいか。

コイツらが悪いんだしな。

「で、先生?どっちが被害者か理解できましたかね?」

「もちろんです、疑って申し訳ございません」

「間違いなくうちの子たちの方が被害者ですから」

おっと、警察が来たようだな。

東雲が対応している。

会議室に入ってきた警官が、顔をしかめる。

ひどい惨状ではあるが俺のせいではない。

俺はレコーディングの内容をすべて見せる。

段々表情がなくなっていったぞ?

大丈夫か?

応援とか色々連絡します。そう言ってあちこちに連絡をとり始めた。

「コイツらの名前とか一覧にしてあとでくれ、うちの魔導具はコイツらの関係者も含めて売らないことにするから」

「承知しました。僕たちもかなり神凪の魔導具にはお世話になっているので、きっちりやらせてもらいます」

「おう、頼むわ」

後日、余罪が出るわ出るわで、各家庭から盗品が信じられないくらい押収されたらしい。おばさん連中はそのまま刑務所行きが全員確定したらしい。

バカすぎで言葉もない。

全員旦那から離婚を突きつけられたらしい。

自業自得だな。

クソガキの方は、今度は自分たちが犯罪者の息子だろと言われて小さくなってるらしい。

うちの子たちは、我関せずで過ごしてるらしいぞ。

ある意味逞しいな。