軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

215話 模擬戦

模擬戦当日の朝。

「……大丈夫かなあ」

「む、む、無理し、しないのが、良いと思う」

落ちこぼれコンビの悲哀が、訓練場に空しく落ちる。

プローホルとデジデリオの二人は、かなり不安そうにしていた。それも仕方がない。この二人は、どちらも体格的には比べるまでも無く相手より劣り、長らく劣等生のレッテルを張られてきたのだから。

自信とは、積み重ねである。今からすぐに自信を持てと言っても、無理があるというもの。

「ええい、情けない。それでも男か!!」

フリーダは、一人気炎を上げている。元はバッツィエン教官の教え子だったこともあり、古巣の顔ぶれを見て、冷静さを失っていた。

バッツィエン教官の教え子は、全学年に跨っている為に五十人を超える。その中から選抜された五名だ。選ばれた人間も、自信と筋肉を 漲(みなぎ) らせていた。そして、彼らのフリーダを見る目は、蔑みの色がある。所詮女だ、やっぱり追い出された、俺達の方が上だ。そんな、優越意識を露骨に見せているのだ。或いは、胸や尻のあたりにこれ見よがしに送られる視線。

これで癇に障らないはずもない。さっさと潰してやると、相手に向かってガンを飛ばしていた。

「落ち着くんだな。今からカッカしてると、冷静さを保てない。常に冷静たれって、モルテールン教官に教わっただろう?」

頭に血の昇ったフリーダを、アベイルが諫める。でかい図体に似合わず、意外と細かい気づかいの出来る男が彼だ。

「うっ……そうだな」

「それに、あれ、見てみるんだ」

アベイルが指をさした先には、寄宿士官学校の名物のような光景が広がっていた。

「僧帽筋キテるキテる!!」

「肩出来てるうぇいうぇい!!ひゅぅ!!」

「良い大胸筋!!張ってる張ってるぅ」

足を軽く曲げ、身体の上半身だけを半身に開き、両手をへその当たりで重ねて握りながら、ぐっと力を入れて胸を筋肉を強調させるポーズ。いわゆるサイド・チェスト。

背中を向け、足は肩幅に開き、両手は肩よりも上にあげながら折り曲げ、背筋を強調する姿勢。いわゆるバック・ダブルバイセップス。

ここはどこのボディビル会場だと言いたくなる光景だ。

「うわぁ……」

「な? あれ見てると、流石に」

軍人である以上、男らしさというのは貴ばれる風潮がある。鍛錬を重ねて作り上げた逞しい筋肉というのは、確かに男として自慢したくもなるのだろう。しかし、何事にも限度というものがある。

同性の筋肉自慢など、同じ筋肉愛好家でもない限り、面白いものには思えない。

そう、普通ならば。

「美しい……」

「「え?」」

フリーダの言葉に、他の四人は固まる。

彼らはすっかり忘れていたが、彼女もまた筋肉至上主義者の仲間だったのだ。人間の限界に挑戦するような訓練に次ぐ訓練。そしてその果てに得られる分厚い筋肉から生まれる肉体美は、芸術品であると言い張る意見も理解できなくもない。

もっとも、友達に居て欲しくないタイプではあるだろう。何かにつけてポージングを決めてくる野郎など、隣にいれば暑苦しいことこの上ない。

周囲の冷たい目線に気付いたのか、或いは頭に血が上っていたものが冷めたのか。

軽い咳払いをして、気を取り直すフリーダ。

「こほん、さて、それでは作戦をおさらいするか」

「今、誤魔化したな」

「まあまあ。それじゃあ、作戦だけど……あいつらは、まず最初に間違いなく突進してくる。これは確実」

今回の模擬戦に際し、作戦を立てたのはプローホルだった。これは、全員で作戦について議論していた際、彼が恐ろしい位に相手を洞察してみせたからだ。相手の息遣いさえ聞こえそうなほど詳細に。

そこから生まれた作戦案は、全員がシーンを想像できるほどだった。間違いなくそうなるだろうという予測の元、これならいけるという作戦案を立案して見せたプローホル。

元々学内では地位が低く、常に周りの目を窺っていた三年以上の経験。洞察力や、心理的な推察、或いは個々人の嗜好まで。彼は、ずっと学び、磨き続けてきたのだ。観察力と考察力という、オリジナリティを。

長い間、踏みつけられてきた小さな芽。それが今、ようやく芽吹こうとしていた。

「そうだな。モルテールン教官なら喜んで餌食にするぜ。きっと。イノシシは美味しい獲物ですね、とか言い出して」

ルイゾの軽口に、皆が少しだけ笑う。

いつだったかの郊外演習の際、逃げる兎をペイスが仕留めたことがあったのだ。その時に言った言葉が「すぐに逃げる兎より、向かってくる熊の方が楽かも」だった。学生たちが呆れたのは言うまでもない。

笑いながらも、プローホルは作戦の最終確認を続ける。

向かってくるであろう相手にどう対処するか。

「そこを、まずはデジデリオ以外の四人で止める形にする」

「おう」

デジデリオは、士官学校生の中では下から数えた方が早いほど体力も筋力も無い。体重も軽く背も小さい。本当にギリギリの低水準を常に彷徨って来た男なので、抜けたところで大して戦力低下にはならない。悲しい話ではあるが。

「デジデリオは、僕らが相手を食い止めている間、横から回り込む。状況しだいだけど、多分、右の方から回り込めるような形になるはず」

「何で右って分かるんだ?」

「あいつらは左手に盾を持つ訓練をしてるから、左側が死角になりやすい。つまり、此方からみれば右側だ」

プローホルからすれば、筋肉のポージングをしている連中が、日頃やっているであろう訓練を想像するなど容易いことだ。自分も経験したが、全身鎧を着て訓練させられていたに違いない。そして、甲冑と盾を使って、実戦形式で組手もやらされているはず。それが悪いとは言わないが、四年次生となり、三年以上もそんな訓練を続けてきているとするなら、身体に動きが染みついているだろう。最初に目線をやるのも、盾で視えない方は無意識に避けてしまうに違いない。

「わ、わか、わかった」

「そこで、相手がどう来るかだけど……仮にデジデリオが横から突いた程度で、隊列を乱すと思う?」

「崩さんな」

「だよね」

バッツィエン教官の一派も、伊達に毎年成績優秀者を出してきたわけでは無い。筋肉と力押しには抜群の力量を持っている学生が多く、連携にも定評がある。

幾ら力自慢のアベイルが居るとは言っても、一人少ないわけで、ここで相手が連携を崩すとは思えない。

「そこで、デジデリオにはやってもらいたいことがある」

「な、なんだい?」

「それは……」

◇◇◇◇◇

訓練場の一角。既に野次馬の取り囲む中に、五人と五人が向き合っていた。

「よう、覚悟は良いか?」

「そんなへなちょこな筋肉で、大丈夫か劣等生」

「弱い奴らは部屋に閉じこもってても良いんだぞ」

全身甲冑の騎士鎧を身に着けた、如何にもな男たちが口々にまくしたてる。身長は、一番低い者で一九〇センチといったところだろうか。一般人としてならば背の高い方だ。

高い身長と、オーダーメイドされたフルプレート。そして、それらをごく当たり前に着こなすだけの筋肉。全身丸ごと圧迫面接である。

並みの人間なら着込んで動くだけでも難しい鎧を、平然と操る技量と体力。それが五人も並べば、大きな壁がそびえ立っているかのようだった。

対峙するだけで押しつぶされそうな威圧感があるわけで、そのまま口撃が為されれば、並みの人間ならばチビって逃げても不思議ではない。

「黙れ。貴様らごときに、負ける我々ではない」

だが、言われっぱなしで黙り込むような殊勝な人間だけとは限らないわけだ。特に、女性士官を目指す者からしてみれば、この程度の口喧嘩で大人しくしていては、舐められっぱなしになる。言い返す言葉にも険があった。

「けっ。女が出しゃばるな。教官に見限られた癖に」

フリーダが、教官に技量の限界を見限られて追い出された。残ったものは、そう思いたいのだ。自分が心理的に優位に立ちたいがために。

かなり直接的な侮辱の言葉を聞いていたのは、何も学生達だけではない。それぞれの学生を教える教官も聞いていた。

「あんなことを言ってますよ?」

「情けない。口ではなく、筋肉を使え。全く」

ペイスとバッツィエン教官はお互いに肩をすくめる。未熟な学生に頭を悩ませるのは、教官の共通の仕事と言えた。

これ以上お互いにやり合っていると、遺恨が残りかねない。そうなる前に、ペイスは審判として進み出る。

「さて、舌戦も構いませんが、模擬戦を始めます。今回の戦いは、事前に通達した通り、五対五のチーム戦。実戦でよくあるケースとして、索敵中の、お互いに見晴らしのいい場所での遭遇戦を想定します。双方共にある程度距離を取ったところから、鐘の音を合図に開始しますが、武器は訓練用のものを使用するように。防具は実戦と同様に自由です。可能な限り双方の安全に留意し、故意に過剰な攻撃を加えることを禁止します。同時に、訓練用の模擬剣ではなく、真剣であれば明らかに致命傷となるであろう攻撃を受けた後は、潔く地に伏せるように。見苦しい真似は我々が許しません」

模擬戦の、それも多対多となれば、セコいことをやらかす連中も時には出て来る。訓練用の木剣や刃引き剣でならば、当たっても精々が打撲ぐらい。当たったところで死んだふりをしておいて、こっそり“生き返って”攻撃を続行するような姑息なことをする者も居たりする。俗に言うゾンビアタックは、審判として見張っておくと宣言しているわけだ。

「それでは、開始位置について」

両チームが、離れていく。

だだっ広い、運動場のような場所。五十メートル程は間が空いただろうか。不意の遭遇戦を想定するにしては、近い距離にも思えた。

カァン、と鐘が鳴る。鐘や笛、太鼓といった物は、軍人にとっては非常になじみ深い楽器である。両陣営とも、音を聞いて反射的に体が動いた。

「うらああああ!!」

バッツィエンチームの五人が、大気を震わせるほどの大声をあげる。

声を腹の底から出すことで、筋肉のリミッターを意図的に外す行為。動物的な威嚇として行われる戦場の雄たけびだ。

発している言葉に意味はない。とにかく叫ぶことに意味がある。

そうしておいて、全員が盾を構える。

この盾は神王国の正規軍で使われるものと、全く同じ物。縦に長い長方形の鉄盾だ。歩兵装備の基本として量産されているものだが、丸盾と違う点は集団運用に向いているということ。

横に詰めて並べると隙間がなくなり、一枚の防御壁として完成する。そしてそのまま足を揃えて走り出すのだから、壮観である。足並みも揃えば、五人六脚ともいうべき走り方になっていた。

「ほう」

思わず驚嘆の声を挙げたのはペイスだ。

彼が思っていた以上に、統制が取れていた。横一列の横列陣形。盾を構えて肩を揃え、そのまま突撃をするのは、神王国のみならずこの世界の歩兵戦術の基本中の基本である。

基本とは、基本であるが故に、奥深い。足をお互いに括ってあるのではないかと思えるほどに揃った足並み。隙間なく並べられた盾。おまけに盾を構えている人間は全身を鉄で固めたフルプレート。

もし仮にここが本当の戦場であり、千の槍が並び、万の矢が飛び交う中であったとしても、彼らならば平気で突撃出来ただろう。それほどに、完成された突撃である。

「来たぞ。構えろ」

対するモルテールンチーム(?)も、基本に則る。

相手方の攻撃は、鎧で固めた上に盾を構えて並んでの突撃。こんなもの、槍を構えようが矢を射かけようが、はじき返してくるに決まっているのだ。ならば、対抗手段は一つ。

同じく盾を構え、同じく突撃をかますのみ。

「しゃあああんなろおおお」

四人が走り、一人が遅れる。

「ふむ?」

今度声をあげたのはバッツィエン教官だった。しかし、そこにはペイスの時のような驚きはない。

四人が揃って走り一人が遅れ気味。一見すれば、鍛えてある連中に、足並みを揃えられなかったひ弱な落第生、という形。

バッツィエン教官なども最初は落胆すら覚えた。だが、横でペイスが平然としているのを見て、何かあると感じた。

ガツン、と両集団がぶつかる。

盾同士が火花を散らしたと幻視するほどの勢い。そして始まる力比べ。

時折盾の隙間から剣が伸びるが、それこそ両陣営とも隙間の無い盾の壁を作っている為、容易には破れない。お互いに。

結果、ラグビーのスクラムのように、両者が盾越しに押し合いをする羽目になった。

極々ありふれた、基本的な衝突。ここで押されてスッ転ぶような無様を晒さないだけ、どちらもよく鍛えられていた。

「おお? 何と!!」

バッツィエン教官が驚いたのは、数の上では四対五と明らかに差があるにもかかわらず、押し合いが拮抗したからだ。

目を見張るのはアベイルだろう。常人より大きいバッツィエンチームのメンバーより、更に一回り大きい巨躯。一人で二人分ぐらいは活躍してそうな感じである。

しかし、拮抗も長くは続かない。やはりどうあっても人数の不利は否めず、ジリジリとモルテールンチームが押され始めたのだ。

しかし、そこでふとバッツィエン教官が妙な点に気付く。

「……なぜ、あの素晴らしい筋肉が端に居るのだ?」

筋肉教官が気にしたのは、アベイルのポジション。普通、チームの主力足り得るパワーを活かすなら、中央に置く。その方が、アベイルの怪力をより活かせるからだ。中心に強力なメンバーを置き、横から他が支える。そうすれば、ずるずると押し負けるような無様はあるまい。

一体なぜ。

「何か、仕掛けるつもりなのでしょうね」

「そうだろうな。さて、何を仕掛けるか」

教官の疑問は、すぐにも明らかとなった。

一人だけ押し合いから逃れていたデジデリオが、あからさまな迂回行動を取り始めたのだ。

「今だ!!」

恐らくプローホルの声だと思われる号令の下、モルテールンチームが一気に下がった。後退である。

当然、押せ押せとバッツィエンチームは更に前進しようとする。しようとした。気持ちだけは。

「うおぅ」

「ぐえろうべふ」

よく分からない、意味不明な言葉を発し、バッツィエンチームの連中がものの見事に転ぶ。

「む? 何だあれは」

バッツィエン教官が、目ざとく気付く。

巨漢のアベイルの腰のあたりから、何かが伸びている。伸びた先は、デジデリオの腰のあたり。

「ワイヤーでしょうか。なるほど、面白い発想ですね」

ペイスは、学生たちが何をしたのかを看破した。

丈夫なワイヤーらしきもので、相手の男達を転ばせたのだろう。

慌てて起きようとしているバッツィエンチームだが、もがけばもがく程、 紐(ワイヤー) は絡まる。隣の奴が紐を取ろうと引っ張れば、更に隣の奴が紐に締められるというような有様。

尚、デジデリオまでが引っ張られた衝撃でひっくり返っているのは御愛嬌だろう。

正攻法同士のぶつかり合いと見せかけて、自分たちの特徴を上手く生かす。実に見事な作戦勝ちと言える。

「そこまで!!」

バッツィエン教官が、どでかい声で試合を止める。

「勝敗は……あえて言わずとも良かろう。互いに並べ。双方の健闘を称えよ!!」

不承不承といった様子で、バッツィエンチームとモルテールンチームが並び、お互いに握手する。勝った方は満足げだが、負けた方は不満げ。それも当然だろう。正々堂々とやって負けたならまだしも、良く分からない小細工に引っかかり、いつの間にか負けと言われたのだから。

バッツィエンチームの不本意そうな様子を見て、ペイスが教官として発言する。

「お互い、力を尽くして戦った、良い試合だったと思います。よく頑張りました。しかし、どうやら納得のいかないことがあったようです。解説をする前に……全員、そんなことでは戦場で死にますよ?」

ぎょっとする学生達。いきなりのお前死ぬぞ宣言。全員が、身を正してペイスの言葉を聞こうとする。

「まずうちの五人に。知力を尽くして戦った点は評価します。しかし、当初の趣旨を取り違えていた点を叱責せねばならないでしょう。この模擬戦は、遭遇戦と言ったはずです。事前に罠を準備するにしても、自分達の行動さえも阻害しかねない罠はいただけません。実際の戦場で不意の遭遇戦の際、相手の情報が十全に分かっていることなどありえません。今回の場合、模範としてはどうすればよかったのか。あとでみっちりと訓練しますので、この後休めるとは思わないように」

まさか怒られるとは思っていなかった勝者も、ペイスの言葉に気落ちする。

「返事はどうしました?」

「「はい、教官!!」」

「よろしい。次にそちらの五人。負けたことに納得いっていないようですが……戦場では、卑怯などと言う言葉は、言うだけ損です。相手を口汚く罵ったところで、死んでしまえばそこまで。仮にここが本当の戦場だったなら、貴方達は死んでます。良くて捕虜でしょうか。ただ突っ込んで勝てる程、戦争は甘くない。貴方方がまず悪かった点は、相手を最初から侮っていた点です。戦場に立った時、相手を侮る慢心や、自分を必要以上に評価する驕りは、決定的な隙でしかない。どんな時も全力を出せ、とバッツィエン教官から教わっていたはずでしょう」

ペイスの指摘に、痛いところを突かれたと、顔を顰める五人。

「その点、バッツィエン教官から厳しい再教育があると思うので、僕からはこの辺にしておきます。バッツィエン教官からは何かありますか?」

「うむ。うちの連中は、まだまだ鍛え方が足らんのだ。良き精神を鍛える為にも、更に筋肉を鍛えねばならん。これからは、毎朝素振り千回を追加することにしよう。そちらの五人も、モルテールン教官が言われたとおりである。知恵を付けるのは良いが、知恵を活かすにも筋肉は重要なのだ。もっと鍛えよ。さらに鍛えよ。鍛錬に終わりはない」

バッツィエン教官の教えに、モルテールンチームの五人が頷いた。

「以上、解散」

思っていた以上に勉強になったと奮起するものも居れば、不甲斐なさに落ち込むものも居る。

てんでバラバラに皆が散っていく中、野次馬の中の一人を、ペイスは捕まえた。

実にいい笑顔をしている。

「で、配当は?」

「こんなもんで」

捕縛された学生が、指で数字を作った。意味するところは、ギャンブルの配当について。何を対象に賭けていたのかは内緒にせねばならないが、中々に大きい数字らしい。

「ふむふむ。思っていたより多いですね」

「モルテールン教官に言われた通り、バッツィエン教官の教え子が景気よく金を出しましたので。教えてもらったように“負けると思っているのか”と煽ってやると、面白い位簡単に財布ごと差し出してきまして」

「うんうん。挑発には簡単に乗ってはいけない。これも勉強でしょう。いい経験をさせてあげられましたね」

結局、模擬戦の結果はペイスの一人勝ちとなった。