軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ぅゎょぅι゛ょょゎぃ

さてさて。

セツナ達の正体も分かったところで、ダンジョンはおそらく安全と判明。お互いに情報の利がある訳だ。これなら大丈夫だろう。

と、思わず2週間ほど昼寝とか夜寝とかでぐーたらしてしまったわけだが、

「ケーマ村長、娼館を誘致しましょう」

「……何を言ってるんだ?」

副村長のウォズマがとんでもないことを言い出した。

娼館。つまりそれは、プロのお姉さんとエッチなことをするお店。

子供の教育にはよろしくない。非常によろしくない。

「娼館を誘致しましょう」

「いや、聞こえてはいる。娼館ってあの娼館か? その、大人のお店というか」

「はい、その娼館です」

「死にたいのかウォズマ。この村の……宿のオーナーの後ろ盾のことはお前も知ってるだろ?」

むしろこのウォズマはハクさんの手の者だ。仮に間に何個かクッションを挟んでいてもロクコの後ろ盾が誰か、というのはアルバイトのナユタでも調べればわかる程度の話。ハクさんが優秀と言うほどのウォズマが知らないはずがない。

副村長のウォズマともなればロクコのことを溺愛しており、その手のモノをロクコの近くに近づけるだけでも嫌な顔をするくらい分かっているはずだ。

「女性が少なくてですね……その、欲求不満な男性が増えているのです。それをコントロールするために必要なのです。……最悪、従業員の皆さんが襲われかねません」

「あー。……ツィーアまで行けよと言いたいが。作らにゃダメか?」

「ここ、鉱山ですからね。娼館が無いのは珍しいです」

鉱山だと娼館がある、そういうもんなのか。

穴を掘るので別の穴も掘りたくなるってか、やかましいわ。いや、このダンジョン型鉱山は穴掘らないけど。

「事実、娼館があることで犯罪が抑制され、むしろ治安が良くなるという研究がありましてですね」

そう言って書類を机に置く。わざわざ資料まで作ったの?

凄い情熱を感じる。心なしか目が血走ってる気がする。

「だが却下だ。ツィーアへ行け、道もあるんだから」

「そうですか……実はケーマ村長向けに足踏みマッサージコースというのも検討してもらおうかと思っていたのですが」

「んン゛ッ! げふ、ん、ごふん……い、いや、ダメだ。ダメったらダメだぞ」

「残念です」

ため息をつくウォズマ。もしかして自分が行きたかっただけなんだろうか。

だったら尚更ツィーアに行って欲しいもんだ。今なら馬車で数時間だぞ。

「しかしウォズマがそんな提案を出すとは思わなかったぞ。何かあったのか?」

「いえいえ、最近要望があり纏めていただけですよ。別段何かあったわけではございません」

本当かなぁ。……でも要望は出てるのか。

「……何なら、要望出した奴連れてツィーアの娼館にでも行ってきたらどうだ? 少し酒場休んでさ。キヌエさんならウォズマの代わりもできるだろ、3日くらいなら貸し出せると思うぞ」

「いえ、酒場は私の生きがいですので。お気遣いありがとうございますケーマ村長」

俺も若干気にならないわけでもないが、俺は性欲よりも睡眠欲なんだよな。

全員が全員そうではないことは知ってるけど、とにかく娼館の建築は却下した。

その日の夜。

俺はいつものようにニクを抱き枕に眠っていたのだが、おかしな夢を見ていた。

場所はウチの宿のスイートルーム。そして、俺はそこのベッドで寝ている、という夢だ。

……うん、夢の中だし好きなことするのは全然問題ない。

だが、俺の隣に見覚えのないピンク髪の幼女が寝ているのはどういうことだ。しかも服を着ていない。うん、俺はロリコンではないのだが?

「ねぇ村長様」

「……お前は誰だ?」

「ふふ、誰でしょう――」

俺は幼女をベッドから蹴り出した。

「な、何をするんですか! こんなかわいい女の子に!」

「寒そうだな、お気の毒に。それじゃあお休み」

「まってください、まってください! な、なんですか? あ、あれですか、恥じらいが足りませんでしたか? すみませんやり直させてください!」

俺はやり直しを要求するピンク髪の全裸幼女に背を向け、目を閉じる。すやー……

「ね、寝ないでくださいよ。私と一緒に気持ちいいことしましょうよ、ね?」

「なんだ、やり直しはしないのか……じゃあ帰れ」

「すみません今やり直させていただきます!」

一瞬意識が暗転した。

意識が戻ると、俺の隣にピンク髪の幼女が寝ていた。今度は白のマイクロビキニを着ているようだ。うん、俺はロリコンではないと言わなかったか? あ、言ってないか。

「こ、こういうのが好き、なんですよね?」

頬を赤らめる幼女。俺は無言で蹴り出した。

「なんで!? なんでですか、完璧じゃないですか私っ!」

「すやぁ……」

「寝たふりしてもだめですよ! ほらほら、貴方の大好きな幼女が今まさに足を広げて誘ってますよ? 好きにしていいんですよー? ほらほらー」

俺は無視して寝るが……うーん、さすがにうるさいな。

「……わかった、好きなことをしていいんだな?」

「はい! そりゃもうこれは夢ですので、あはーんなことやうふーんな事、社会的にヤバいことや猟奇的でドン引きなひどいことまでなんでもOKです! あなたの欲望、待ってます!」

「じゃあ……えっと、縄と猿轡を用意して、っと」

俺はどこからともなく縄と猿轡、ついでに目隠しを用意した。

「え? あの、今どこから出しました?」

「夢なんだろ? どこからでも出せるに決まってるじゃないか。だって、夢なんだから」

「うわ、この人手慣れてる……何者ですか?」

「じゃ、ちょっとじっとしてて」

俺はおとなしく座っている幼女に、目隠しをつける。そして、縄で身動きが取れないように縛り付けた。

「あんっ♪ は、激しいですぅ……」

「はいはい」

甘い声を上げる幼女の口を猿轡で封じた。

これで静かになったな、よし。俺は再びベッドで横になった。

「って、何もしないんですかぁ!?」

「ちっ、縄抜けしたか……次はガムテープだな」

「うわぁああん、この人頭おかしいよぉ!」

うん? ほぼ全裸の幼女に頭おかしい呼ばわりされてしまったぞ?

「いや、幼女に手を出す方が人間としておかしくないか?」

「そこはほら、夢の中でくらい欲望は発散させないと!」

「間に合ってます」

「……えっ、ま、まさか現実で十分発散してるんですか? へ、変態ですね」

まぁ、リアルに寝てるから睡眠欲は発散してるけど、変態呼ばわりされる筋合いはないぞ。

「あ、寒くなってきたんでお隣はいっていいですか?」

「しょうがないな。そんな恰好してるからだぞ」

俺はマイクロビキニ幼女を布団に入れてやった。

「……村長様の、あったかいですぅ」

「そうか。じゃあお休み、よく寝るんだぞ。寝る子は育つからな」

「はぁーい」

怪しいセリフをスルーして布団の上からぽんぽんとリズムよく叩いてやると、幼女がうとうととしだす。

そして、目を閉じて寝たのを確認して――俺も寝た。