軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

348、事後処理

「ピュイピュイ」

アレクがいた? さすがコーちゃんありがとね。それより、霞の外套を着ている私の元に迷わず帰ってくるのね。コーちゃんすごい……

よし、行こう。

ここね。穀物倉庫かな。『風球』

扉をブチ壊す。アレクは……いた!

「アレク!」

縛られているじゃないか……こんなにきつく……血が止まっている……あ、頭に怪我してる! しかも魔封じの首輪まで……皆殺し決定だな。

「誰じゃおらぁ!」

「殺すぞこらぁ!」

「抜け駆けかぁ!? お頭にチクんぞおぉ!?」

『狙撃』

確認するまでもない。どうせ盗賊だろ。

『風斬』

アレクのロープを切る。ついでにアイリーンちゃんも。

「カース……?」

「アレク! 大丈夫!? 助けに来たよ!」

「ごめんなさい……ありがとう……」

ああもう、こんなに弱ってしまって……

「これ飲んで。そして帰ろう。マーリンがご馳走を用意して待ってくれてるから。」

こんな時はやっぱりポーションだな。

「うん……ありがとう……」

「ピュイピュイ」

コーちゃんも心配だったもんね。

「うぅ、カース君か……すまない……」

この二人がいてどうしてこうなった? まあそれは後回しだ。

「盗賊だよね? 皆殺しにしてくるからちょっと待っててね。」

「待ってくれ! 人質が……村人が……」

「残念だけど無理だね。可哀想だけど。」

人質なんか私が気にすると思っているのか? アレクだって人質は気にしないしアイリーンちゃんも気にするタイプじゃないだろうに。

「何もんじゃぁ! 殺すぞおらぁ!」

『狙撃』

お前が死ねよ。うわぁタチ悪い。こいつ子供を盾にしやがった。しかし残念。私の狙撃の前には子供の体では盾にならない。しかもこの子供……死体かよ……すでに殺していたってのか……

何の罪もない子供を……許せんやつだな。

「てめぇよくもお頭を!」

「ブチ殺すぞぉらぁ!」

「こっちにゃ人質がまだおるんじゃあ!」

「お頭の仇じゃあ!」

「おらぁやれるもんならやってみろやぁ!」

「先にこいつらが死ぬぜぇ!」

人質か……女の子ばかりだ。ちゃんと生きてるな。明らかに凌辱されてるけど。それを思うとアレクが無事でよかった。もしアレクがそんな目にあってたらと考えると……この村を潰すぐらいじゃ済まないな……

『狙撃』

その気で狙えば人質の隙間を狙うことなど難しくない。

「待ってください! こいつらが死んだら毒が!」

「解毒剤がないと!」

今さら言われてもね。もう三人殺したぞ? 残りは何人だ? すでに村の外周は水壁で覆っているから誰も逃がさないけどね。

「てっ! てめぇ! 人質がどうなってもいいってのか!」

「殺す! マジ殺すからのぉ!」

「やってやらぁぁぁーー!」

はい無理『狙撃』

どう考えてもこいつらがナイフを振るうより私の魔法の方が早い。とりあえず目の前の盗賊は全員殺した。

『解毒』

どんな毒かは知らんが 死汚危神(だいおきしん) ほどではないだろう。

「とりあえずみんなで固まっておいてくれるかな。盗賊を片付けてくるから。」

「は、はい!」

「あ、ありがと……ござ……」

村人は何人かいた。とりあえず全員を一ヶ所に集めて尋問開始。私には村人か盗賊かの区別がつかないもんな。

拷問と契約魔法で尋問した結果、生き残っていたのは全員盗賊だった……村人は若い女性以外全員殺したそうだ。アレクとアイリーンちゃんが無傷だったのは売り飛ばす予定だったからだと……

その他の女性は自分達の慰み用。その上で売れるなら売る予定だったと……

そして許せないのが……

「ロザリー、レジーヌ。やってくれたわね。その程度の浅知恵で……」

「レジーヌ……お前のことは友人だと思っていた……そんなにも首席に拘っていたとは……」

この女どもが黒幕か。まあ盗賊を利用しようとしたら逆に利用されたのか。ざまぁないな。

「ふん! あんた達みたいな才能がある女には分からないのよ! 私達がどんな思いでここまで来た『狙撃』

「カース君! 何を!」

「何って? もう用はないよね? アレクを殺そうとした時点でこいつは生かすつもりはないし。だからこれ以上聞くこともない。というわけで妹も死ね。」

「ま、待ってく『狙撃』

もちろん待たない。さて、一応生かしておいた盗賊達はどうしよう。もう殺してもいいけど証人は証人だしな。小銭稼ぎにもなることだし生かしておこうかな。

さて問題は……明日の朝まで領都に帰れないんだよな。さすがにもう城門は閉まっているだろう。せっかくのマーリンの料理が……