軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

190、カースの夜遊び、再び

サラスヴァの日。結構眠いけど、そう何度も朝寝ばかりもしていられない。

スティード君とサンドラちゃんもきちんと起きている。

「おはよ。眠いよねー。スティード君達は今日は何するの?」

「おはよう。僕達は普通にデートをするよ。カース君達は?」

「決めてなかったなー。アレクは何したい?」

「私もデートがいいわ。行きたい所があるの。」

「よし決定。一緒にデートするのもいいけど、野暮なことは言うもんじゃないよね。じゃあまた夜だね。」

スティード君達は滅多に会えないんだから二人きりにさせてあげないとね。セルジュ君もそのうち連れてきてあげよう。

「アンタら学校休んで朝から遊びの相談とか、いい身分よね。」

「お姉ちゃんもたまにはいいかもよ? 社会勉強も必要な時があるかもね。」

私は学校の勉強の方が大事だと思うがね。

「それなら私も遊びに連れて行きなさいよ。何よアレックスちゃんばっかり……」

当たり前じゃないか。

「今夜でしたらシャルロットお姉様もご一緒できますわ? いかがですか?」

アレクは何を言っているんだ? 今夜は危ないのに。

「はぁ? また夜遊びするの? 遊び過ぎじゃない?」

「もちろん無理にとは言いませんわ。ご自由にどうぞ。」

アレクには何か考えがあるのだろう。そこにラグナがやって来た。メイド服を着ている。他のメイドさんと比べると年上だというのが分かってしまうな。

「カ、カース様おはようございます」

「やあおはよう。似合ってるね。やっぱり真っ当に生きるってことは美しいことだよね。今夜は案内をよろしくね。」

「何よカース? この新しいメイドが夜遊びの案内するの? どこに行くつもりなのよ?」

「まあまあお姉ちゃん。それは夜のお楽しみだよ。そろそろ学校に行くんだよね。行ってらっしゃーい。」

「まあいいわよ。また夜ね。べ、別に楽しみってこともないんだから!」

こうして慌ただしい朝は終わり私とアレクはデートに出かけた。ちなみにコーちゃんはラグナに巻き付いている。

「で、アレクの行きたい所って?」

「この前の、あそこ……」

あー、さすがアレク。ナイスな選択だ。全く朝から元気なんだから。すぐ行こうさあ行こう。

「決勝戦でカースと戦っている時から、私、もう、おかしくなりそうだったの……カースが欲しくて……」

「僕も似たようなものだよ。よっぽど闇雲の魔法を使おうかと思ったよ。」

昨日の夜だってそれなりに燃えたのに。もう欲しがるなんていけない子だ。さあ行こうもう行こう。

〜〜削除しました〜〜

夕方。もう帰らなくてはいけない。カースが鳴くからかーえろ。違うか。

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これでまたアレクの魔力が上がることだろう。今夜の戦いにちょうどいい。

「もう夕方だね。帰りたくないけど帰らないとね。」

「そうね。今日もありがとう。すごくよかったわ……幸せ……」

ふふ照れるな。

腕を組んでウキウキと家路につく。夕食を食べたらいよいよ魔蠍へ殴り込みだ。果たして犯人はそいつらなのだろうか?

夕食後、ラグナと打ち合わせをしていたらお姉ちゃんが来た。

「私も行くんだから!」

「いいよ。ちゃんとおじいちゃんの許可は貰ってきた?」

「ええ! 気をつけてなって言われたわ!」

「それならいいね。じゃあ改めて紹介するね。このメイドはラグナ・キャノンボール。闇ギルド、ニコニコ商会の元ボス。今から別の闇ギルド、 魔蠍(まかつ) に殴り込みに行くからね。」

「ちょっと待ちなさいよ! 意味が分からないわ! どこからそんな話になってるのよ!」

「先日僕らを狙った犯人が魔蠍っぽいからかな。」

「だーかーらー! 証拠もなしに殴り込んで違ったらどうするのよ!」

「問題ないよ。だって闇ギルドだもん。どうせ悪いこといっぱいしてるよ? 適当な悪事の証拠でも見つけて騎士団に突き出してもいいよね。」

そもそも証拠を探しに行くのだから。証拠を待っていては何もできない。まあ王都の騎士団がすでに犯人を捕まえているかも知れないが、私に連絡がない以上まだ、と見なすべきだろう。

「どうしますか? 相手は闇ギルドですよ? 捕まったらそれはそれは酷い目に遭わされますよ?」

アレクは自分が誘っておいてひどいな。だがそんなアレクもかわいい。小悪魔か。いや女神様だったな。

「行くわよ……私だって……カースと……」

やはりモテ期か。ソルダーヌちゃんといい、お姉ちゃんといい参るな。私にはアレクがいるんだぞ。まあいいや。いざ鎌倉ってか。違うか。

むしろ……おのおのがた、討ち入りでござるってとこだな。