軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

62、魔法学校の寮にて

全くダミアンの奴、このままうちに居候する気じゃないだろうな。その時はコキ使ってやる。

さあ夕食だ。

「あさっての大会だけど、学校でも結構話題になってたわよ。参加者が多そうね。」

「それはよかった。今思えば、優勝者と僕が対戦するルールにしとけばよかったかもね。それなら楽ができたかな。」

「うーん、それだとカースの凄さを示せないんじゃないかしら?」

「なるほど、そんなものかな。強い奴とは当たりたくないけど、頑張るよ。」

魔法学校の寮、とある一室では。

「ねー聞いたでしょ? あの女が賞品にされてんの」

「聞いたわよ。あいつってバカ三男とは仲良かったんじゃないの?」

「どうだか? 高慢女にバカ男よ? 何か怒らせるようなことでもしたんでしょ!」

「あぁーありそうね! でもそれって三男には何の得があるのかしら?」

「そうよねぇ? 場所に時間に賞金まで用意してさ。儲かるのかしらね?」

「あっ! 分かった! きっと賭けるのよ! 倍率とかを上手く操作すれば!」

「なるほど! あり得るわね!」

「そればっかりは辺境伯家でないとできないわよねぇ。」

「あんな賭け事って闇ギルドが仕切ってそうだけど、違うの?」

「今回は無理なんじゃない? 私もよく分からないけど。」

「あっ! バカ三男といえばさー、夕方ぐらいにアイリーンと歩いてたってよ?」

「変な組み合わせね? あっ! まさか!」

「え? 何々?」

「何よ? まさかあの二人がデキてるなんて言うんじゃないでしょうね?」

「わくわくね!」

「違うわよ! 今回の件、あの女を賞品にしたのってアイリーンが絡んでるんじゃないかってことよ!」

「なるほど! アイリーンが三男におねだりか何かして、実現したってことね!」

「うーん、無理があるような気もするわね?」

「でもバカの考えることって分からないわよ?」

「ところで見に行く?」

「興味はあるわね。あのカス貴族も参加するのかしら?」

「まさか!? 僕のアレクサンドリーネを返せ〜とか言って泣きわめくのが精々じゃない?」

「あっはっは! それいいわね! それなら行ってみようかしら。コロシアムだったわよね」

「はっ! きっと入場料も取るつもりよ! セコい男よね!」

「なるほど。あの女が賞品ならそりゃあみんな見に来るわよね」

「魔法学校からは誰が出るのかしらね」

「三年だと……やっぱりナルキッソス?」

「あー、あいつ出そうよね」

「四年のペンドラム先輩は興味なさそうよね。あ、でも賞金目当てで出るかも?」

「それはありそうね!」

「でも本命は五年のシャイナール先輩よね。優勝しちゃうんじゃない?」

「そうよね、シャイナール先輩なら確かに!」

「貴族学校や騎士学校からも参加するのかしら?」

「あのルールじゃ無理じゃない? 手も足も出ないでしょ」

「クライドも参加したりして?」

「まさか……出ないわよね? ね? 例え出たとしてもきっと賞金目当てよ! きっとそうよ!」

ボニー以外は、あんな弱っちい男が出るはずないとさぞかし言いたかったことだろう。

大会まであと二日。