軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

909

《只今の戦闘勝利で【投槍】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【火魔法】がレベルアップしました!》

《【火魔法】呪文のプロミネンスを取得しました!》

《【火魔法】呪文のデトネーションを取得しました!》

《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【投擲】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【武技強化】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【限界突破】がレベルアップしました!》

《【限界突破】の適用範囲が拡大しました!》

《レベル上限に達したスキル2つを指定して下さい!》

新たに得た攻撃呪文が便利過ぎて困る。

それに空中戦で熱中するのもどうかと思う。

ハルヴァとアルケンには水中戦もやらせたいからだ。

ソーラー・ウィンドは使い慣れを必要とする呪文じゃないからいい。

フォースド・メルトも【呪文融合】で組み込んで使えている。

それにサーマル・ニュートロンも接触型攻撃呪文の詰め合わせに追加済みだ。

効果は高い、と思う。

実はまだ、そんなに詳細に見ていなかったりします。

今のオレの得物は亜氷雪竜の投槍。

その射程を利用して攻撃、そして召喚モンスターの支援を中心にしていたからな。

そろそろ、突撃もしてみたくなっているのが自分でも分かる。

おっと、どのスキルの上限を外そうか?

以前から決めてあったから悩みはない。

【身体強化】と【精神強化】です。

期待するのは直接攻撃、魔法による攻撃を喰らってステータス異常になる確率を下げる事だ。

次は?

【軽業】は入れたいな。

もう1つはまだ決められない。

時間を掛けて悩むとしましょう。

次はきっと、かなり先になると思えます。

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『蒼月』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》

うむ。

やはりここで区切ろう。

次は海中戦だ!

調子が良かっただけに惜しいと思う気持ちは確かにある。

それに海中でソーラー・ウィンドは使えるのか?

ヴォルケーノも海底火山になるのか、試してみたくもある。

無意味である可能性が高そうだけど、検証はしておくべきだ。

火魔法の呪文、プロミネンスにデトネーションは?

海中で検証すべきじゃない。

これも後回しにしてしまおうか。

蒼月のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。

蒼月 麒麟Lv50→Lv51(↑1)

器用値 47(↑1)

敏捷値 94(↑1)

知力値 54

筋力値 46

生命力 46

精神力 46

スキル

噛付き 頭突き 踏み付け 体当たり 疾駆

耐久走 奔馬 蹂躙 飛翔 蹴り上げ 遠視

広域探査 強襲 天啓 空中機動 神威

霊能 霊撃 追跡 騎乗者回復[中] 物理抵抗[中]

魔法抵抗[大] MP回復増加[中] 時空属性

光属性 闇属性 風属性 土属性 水属性

雷属性 聖獣変

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ハルヴァ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》

さて、水中戦への移行は?

火輪は連れて行く訳にはいかないだろう。

蒼月もここで帰還させるのは確定だ。

ハルヴァとアルケンは当然だけど外せない。

ハイアムスを召喚するのは当然として、悩むのは教官役だ。

戦力の底上げを前提にしたらラルゴとジャンダルムを、とも思わなくもない。

うむ。

ジャンダルムはまだいいけどラルゴが心配だ。

ここは無難にメジアンにすべきだろう。

ハルヴァのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

もう2点のステータスアップは器用値と筋力値を指定しましょう。

ハルヴァ バリアントドラゴンLv14→Lv15(↑1)

器用値 53(↑1)

敏捷値 53(↑1)

知力値 59

筋力値 45(↑1)

生命力 45

精神力 59

スキル

噛付き 引裂き 溶解 飛翔 回避 受け

跳躍 疾駆 夜目 水棲 空中機動 水中機動

平衡 連携 自己回復[小] 物理抵抗[小]

魔法抵抗[小] MP回復増加[小] 捕食吸収

ブレス 即死 時空属性 光属性 闇属性

火属性 水属性 溶属性 毒耐性

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アルケン』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》

本当は海専任の面々と一緒に戦わせて連携の確認をしたいんだけどね。

済まない。

戦力として第一線に早く加わって欲しいからなのだ。

既にハルヴァは十分と思えるけど、水中での様子は見たい。

このまま継続で付き合って欲しいものだ。

アルケンのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

もう2点のステータスアップは筋力値と生命力を指定しましょう。

アルケン デモンズドラゴンLv6→Lv7(↑1)

器用値 42

敏捷値 42

知力値 61(↑1)

筋力値 42(↑1)

生命力 42(↑1)

精神力 61

スキル

噛付き 引裂き 飛翔 回避 受け 跳躍

疾駆 夜目 水棲 空中機動 水中機動

自己回復[小] 物理抵抗[小] 魔法抵抗[中]

MP回復増加[小] 捕食吸収 ブレス 即死

時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性

水属性 毒耐性

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『火輪』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》

火輪は確実にここまでです。

お疲れ様でした。

その火輪の空中戦での様子は?

心配は無い、と思いたい。

驚くような機動性はないけど、十分です。

火力は正直、後衛として見たら目立つ程じゃない。

特筆すべきなのはやはり祝福のスキル。

そしてしぶとさだ!

最初から魔法抵抗が極大、遠距離からの属性系の攻撃に対してはやたらと強い。

要するに継続戦闘能力は高いのだ。

問題は?

火輪には悪いけど、騎乗するには少し抵抗がある。

かなり、抵抗がある。

ちょっと保留にしておこうか。

火輪のステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。

もう1点のステータスアップは筋力値を指定しましょう。

火輪 ゴールドシープLv46→Lv47(↑1)

器用値 32

敏捷値 77

知力値 78(↑1)

筋力値 32(↑1)

生命力 55

精神力 55

スキル

頭突き 体当たり 受け 回避 疾駆 ダッシュ

夜目 飛翔 空中機動 危険察知 魔力察知

霊能 霊撃 騎乗者回復[小] 物理抵抗[小]

魔法抵抗[極大] 魔力相殺[中] MP回復増加[小]

弾性強化[小] 解体 祝福 時空属性 光属性

闇属性 混乱 睡眠 耐混乱 耐睡眠

「ッ?」

ノータイムで火輪を帰還させたら蒼月が激しく反応しています。

何だ、お前も火輪を気に入っていたのか?

そうであるらしい。

ソワソワし始めている。

ま、お前も帰還対象なんだけどね。

海面に浮くヴリトラの分身の死体の上に着陸、蒼月は帰還させました。

召喚するのはハイアムス、そしてメジアン。

では、すぐにでも海中へ行きますよ?

既にこの海域であればオピオンの幻影に分身が出現するだろう。

並みじゃない相手だ。

だがこっちも並みじゃない。

新しく攻撃呪文も増えている。

経験値稼ぎは加速する事だろう。

何、ハルヴァとアルケンもすぐに慣れると思う。

そして腹を括った。

どう成長しようと、オレは受け入れるだけだ。

出来れば他のドラゴン組とは大きな差別化となってくれたら助かります。

《只今の戦闘勝利で【両手槍】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【召喚魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【時空魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【禁呪】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【身体強化】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【精神強化】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました!》

《只今の戦闘勝利で種族レベルがアップしました!任意のステータス値2つに1ポイントを加算して下さい》

いかんな。

時間、時間!

また感覚が狂っている。

いや、熱中していたらしい。

時刻は既に午後0時20分です。

巌城に行かないといけません!

基礎ステータス

器用値 60

敏捷値 60

知力値 92(↑1)

筋力値 60

生命力 60

精神力 92(↑1)

《ボーナスポイントに2ポイント加算されます。合計で31ポイントになりました》

海中戦も楽しかった。

空中戦に比べたら取れた時間は短かったけど、ハルヴァとアルケンの特性は把握出来たと思う。

どうやら順調に差別化が図れたように思えます。

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アルケン』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に2ポイントを加算して下さい》

ハルヴァは溶解のスキルがあるからであるのか、密着して攻撃を継続する事を好む。

どこか格闘戦に見えるんだけど、どうなんだろう?

翼を上手く使って防御に回る事も出来る。

ある程度、任せていいように思えます。

その一方でアルケンだが。

どこかオドオドしていて不安定な面が垣間見えるけど、戦闘の様子は中々のものだ。

追加された腕で繰り返し攻撃する様子はどこか焦っているかのようだけど問題ない。

ハルヴァもアルケンもだが、他のドラゴン組より接近戦で対応の幅が大きいようだ。

それでも基本は属性に基づく攻撃を得意としている。

しかも接近戦で使いこなすだけの器用さもあるようだ。

ドラゴン組だけで考えるなら、パンタナールが後衛で他は前衛か遊撃になる。

この2体はその間を埋める役目を担ってくれそうです。

アルケンのステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。

もう2点のステータスアップは敏捷値と器用値を指定しましょう。

アルケン デモンズドラゴンLv9→Lv10(↑1)

器用値 44(↑1)

敏捷値 44(↑1)

知力値 62

筋力値 43

生命力 44(↑1)

精神力 62

スキル

噛付き 引裂き 飛翔 回避 受け 跳躍

疾駆 夜目 水棲 空中機動 水中機動

連携(New!)精密操作(New!)自己回復[小]

物理抵抗[小] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中](New!)

捕食吸収 ブレス 毒(New!)即死 時空属性

光属性 闇属性 火属性 風属性 水属性

毒耐性

どうもアルケンはスキル構成を見ると後衛寄り?

まあドラゴンであるんだし、パンタナールだって近接戦闘はやっているのだ。

このまま成長させていい。

それよりも、移動だ。

巌城で何かが起きる。

そんな予感がするのです。

昼食は携帯食で済ませてしまおう。

イベントが進行して欲しいんだけどな。

どうなんでしょ?

『ほほう、これは珍しい』

『だが小さき友よ、留意せよ。魔竜に属する事を忘れるな』

「ええ」

フォレストドラゴンに釘を刺されてしまった。

無論、ハルヴァとアルケンの事だ。

いや、アイソトープもだろうな。

それでも門番役のフロストドラゴンとフォレストドラゴンはどこか満足そうな雰囲気がある。

これに対してアルケンは完全に萎縮しているようだ。

普段は冷静沈着に見えるハルヴァもです。

アイソトープとメジアンは慣れた様子なのと対照的だな。

大丈夫だって。

悪さをしなければ怖くないですよ?

「使者はもう来たので?」

『うむ』

『今は会食であろうな。何の用件であるのかはまだ分からぬ』

そうか。

ならまだ急ぐ必要もない。

ここで布陣を交代させてゆっくり巌城の中を見物しつつ、上を目指そう。

周囲にいるNPCはまだいいけど、プレイヤーだっているのだ。

悪目立ちするのは良くない。

全員帰還だ。

召喚するのはいつものように周囲に配慮した形にしようか。

但し、少しだけ工夫はしたい。

ヴォルフ、テロメア、待宵、キレート、ヘイフリックにしました。

テロメア、それにヘイフリックには宮中儀礼があるからじゃない。

オレの影の中に潜む事が出来る。

待宵はキレートの姿を写し取らせて姿を消して同行して貰おう。

うん、ちゃんと配慮している。

オレの傍にいるのはヴォルフだけだ。

周囲から見れば、ですけどね。

巌城の上、広間に来ました。

城内部は基本、ドラゴニュートに最適化された構造になっているのが明白だ。

それを他の種族も使い易いよう、工夫している様子が窺える。

補修と改造に従事する生産職系のプレイヤーも多い。

通路の各所に補修中の箇所もあるが、原則は元の姿を踏襲していると分かる。

幾つかの部屋が人間サイズに使い易いように改造も加えられているようだ。

プレイヤーに関してはそうでもないが、NPCが緊張しているのが分かる。

何かを感じているのだろうか?

「おっ!キースちゃんじゃないの!」

「ども」

広間に入ったら即座にジュナさんに捕捉されてしまった。

そしてヴォルフの前に屈み込むと頭を撫でる。

いいんだろうか?

広間には天馬騎士が3名、いるんですけど。

顔は覚えている。

【識別】して名前を思い出した。

アントン、ヤーノシュ、バルバラだ。

そのまま広間を抜け、バルコニーに行くような感じがするんだけど。

あれ?

会食だけで、終わり?

サビーネ女王の両脇には竜騎士ラーフェン、それに師匠がいる。

見送りって事なんだろうけど、その表情は冴えない。

どうも会談は会食の時点で終わってしまったようだ。

バルコニーにはモノペガサスが1頭、ペガサスが2頭いる。

彼等の騎乗馬だ。

天魔騎士アントンが振り返る。

他の2名も整列。

全員、表情が硬い。

「では陛下、我等はこれで失礼致しますが」

アントンは意を決したかのように言葉を振り絞る。

その表情は、厳しい。

「陛下、きっと後悔なさりますぞ?」

「どうぞ、お引取りを」

竜騎士ラーフェンはにべもない。

雰囲気は険悪を通り越し、このまま戦闘が始まりそうですらある。

だが残念。

天馬騎士達は騎乗し終えるとそのまま天空の住人となった。

「あれ、いいんですか?」

「いいのよ」

ジュナさんはまるで意に介していない。

ヴォルフを撫で回すのに夢中であるようだ。

「おお、キース。おったのか」

「来たばかりですよ」

「本当、酷い師匠もいたもんだわ」

確かに師匠は酷い。

それにも増してジュナさんも酷いと思うんですけどね。

傍若無人を地でやってますから。

「ちょうどいい、あ奴等を途中まで見送ってくれ」

「ほら!面倒な事を弟子に押し付けてるし!」

今度はお互いに言い争いになりそうな雰囲気になってるし。

仲裁?

オレに出来る訳もない。

出来るとしたらやはりこの方だろう。

「申し訳ありません、キース様。頼めますでしょうか?」

「ええ。時間はありますので」

頼みの綱はサビーネ女王だ。

でも結局、見送りの役目はオレに振られるのね?

まあ暇だし、いいんですけど。

こうなると、布陣は全面的に変更だな。

全員、帰還させましょう。

今から追い付くとなれば速度が要求される。

それ以上に、探索能力も問われるだろう。

スパッタ、イグニス、アリョーシャ、エルニドを召喚。

アリョーシャに騎乗して天空の住人となる。

最後の枠はアイソトープだ!

いきなり空中に出現したが、難なく高度を維持している。

こういった所はラルゴと違うから頼もしい。

さて、天馬騎士達が飛び去ったのは東だ。

テレポートで跳んでしまっているかもだが、追ってみよう。

師匠の代理で見送るだけ?

そうであって欲しくないけどな。

何かが起きるかも?

そんな期待があったのです。

いや、本当にそうであって欲しい。

イベントが遅々として進まない状況はどうにかしたいのだ。

天候は曇り、地上の様子は見えない。

その影響であるのか、天馬騎士の一行は雲の上を飛行し続けていた。

かなり高度を取っている。

だがこっちも負けていられない。

更に高度を取って、常に天馬騎士達を捕捉出来る位置を確保だ。

寒い。

そして気付かれているとは思えない。

3騎は悠然と飛行を続けていた。

不安になって来たぞ?

こっちは不振な行動を取るようであれば、奇襲出来る位置だ。

何も起こらずに終わるんじゃないだろうな?

そして1つだけ、後悔しつつある事がある。

この寒さだ!

【限界突破】で上限を解除するのは【耐寒】にすべきだったかな?

そんな事を思ってしまう。

金毛羊革のコートで出来るだけ風を凌いでいるけど、我慢だ我慢。

耐えましょう。

こんな思いをするなんてね。

師匠の頼みであり女王陛下の頼みでもあるのだ。

仕方ない。

こんな目に遭った事で色々と溜まりつつある何か。

その捌け口はきっと不幸な目に遭うだろう。

まさに理不尽。

でも世の中に理不尽な事など、幾らでも転がっているのだ。

時刻は午後1時20分。

何事も起きずにN4E19マップを通過、N4E20マップも中央を過ぎた辺りだ。

天馬騎士達に変化があった。

いや、雲海の中から何かが飛び出して来る!

魔人か?

そうであって欲しい!

(シンクロセンス!)

スパッタの目を借りて確認してみるが残念!

どうやら全部、天馬騎士だ。

まだマーカーの色は見えない。

だが恐らくは黄色のままなのだろう。

つまらん。

本当に、つまらん!

だが続けて雲海から飛び出て来たのは?

アラバスタードラゴン?

それに悪魔達!

どうやら天馬騎士達との戦闘になっているようだ。

さあ、どうする?

ここまで、長い時間を戦闘もせずに過ごしていて鬱憤が溜まっているのだ。

それに、寒い!

早く温まりたい!

手にしている得物は亜氷雪竜の投槍。

眼下にいる相手、しかも的が大きなアラバスタードラゴンに命中出来るか?

武技を使わずに、というのは無理がある。

そんな事を考えつつ、別の思いもあった。

アレは獲物だ。

オレの獲物だ。

天馬騎士に渡す理由なんてどこにある?

「人馬一体!」「エンチャントブレーカー!」

蒼月が加速する!

重力加速度に加え、更に加速!

これに投擲の威力が上乗せになる筈。

その一撃は凄まじい代物になるだろう。

さあ。

この渾身の一撃を喰らわせるべきなのは?

アラバスタードラゴン、お前だ!

「ヌンッ!」

投じた槍先は貫通!

但し、アラバスタードラゴンの翼を貫通。

ダメじゃねえか!

((((((((六芒封印!))))))))

((((((((七星封印!))))))))

((((((((十王封印!))))))))

(ミラーリング!)

群れに突っ込んだ勢いそのままに雲海の中に突っ込んだ!

今度は頭上にアラバスタードラゴンと悪魔達。

その姿はすぐに見えなくなる。

そして雲海の中にも悪魔達の姿が見えていた。

何だ。

数が結構いるみたいじゃないの。

大いに楽しめそうな気がする。

でも戦場が見通せないのは困るぞ?

((((((((ソーラー・ウィンド!))))))))

((((((((スチーム・エクスプロージョン!))))))))

((((((((プロミネンス!))))))))

(ミラーリング!)

初使用となる組み合わせだが、使った直後に気が付いた。

効果の確認、こんな状況で出来るの?

また、失敗している。

やはりダメだな。

1時間近くも戦闘から遠ざかっていたのが悪い。

そして理不尽な怒りをぶつける事はもう確定だ。

全滅させてやる。

邪魔するようなら天馬騎士もだ!

「スナイプ・スロー!」

天馬騎士の後方を追撃していたデーモンロード・バロンを撃墜!

だが、助けた筈の天馬騎士の顔を見て後悔してしまった。

誰だ、お前?

美男子を助けてしまった。

見殺しにしておくべきだった。

イケメンは死んでいい。

((((((((バックドラフト!))))))))

((((((((スチーム・エクスプロージョン!))))))))

((((((((スウォーム!))))))))

(ミラーリング!)

雲海が爆炎で吹き飛んでいる箇所がある。

少しだけ戦い易くなっているけど、それはアラバスタードラゴン達も一緒だ。

それに悪魔達も。

加えて、もっと重要な事がある。

魔人達だ!

グリフォンに騎乗しているトーチジャグラーとフォーチュンテラーは確実にいた。

雲海の中へ逃げられたけどな!

余り使っていない組み合わせだけど効果はあったようだ。

ダメージを与えつつ、動きを止めるのが狙いだ。

グリフォンには蟲が集っているのが分かる。

動きが止まっているぞ?

(アポーツ!)

槍を手元に戻す。

そしてそのまま、投じる。

武技を使わなかったけど、命中!

騎乗していた魔人のビーストメンターの胴体を貫通していたし、仕留めたと思いたい。

「済まない、助かった!」

「話は後で、まだいるぞ!」

オレの隣に近寄る影。

モノペガサスに騎乗する天馬騎士だ!

多分だが未見の奴だろう。

今は【識別】している暇は無い。

回復させるだけの慈悲も無い

世間話は不要。

それよりも、オレの獲物を横取りしたら許しませんよ?

アラバスタードラゴンが雲海の中から出現、こいつは封印が外れている。

いやHPバーはほぼ全快だから援軍かな?

いいぞ、もっと来い。

天馬騎士を生きたまま喰う権利をやろう。

権利はやるけど、行使出来るとは限らないけどな!

((((((((メテオ・クラッシュ!))))))))

((((((((デトネーション!))))))))

((((((((ダークマター!))))))))

(ミラーリング!)

もう攻撃呪文の大盤振る舞いだ!

アラバスタードラゴンのブレス攻撃も次々と交錯、周囲が一気に派手な様相に!

空中に巨大な爆炎が重なり、空気が震え、衝撃が襲う。

どうにか体勢を立て直して距離を置く。

新たに出現したアラバスタードラゴンは?

一気に瀕死寸前になってる!

いかん、アレでは天馬騎士でも仕留められそうな気がするぞ!

早く、早く仕留めないと!

((((((((ソーラー・ウィンド!))))))))

((((((((スチーム・エクスプロージョン!))))))))

((((((((プロミネンス!))))))))

(ミラーリング!)

気が焦っていたからなのか、使っちゃった。

天馬騎士は数騎を残して戦場を離脱していたからいいよね?

巻き込まれて死んでいるかも。

だがそれは事故だ。

不幸な事故だ。

雲海の中に退避した天馬騎士の皆さんには幸運を祈っていて頂きたい!

《只今の戦闘勝利で【身体強化】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【精神強化】がレベルアップしました!》

どうやら全滅出来たようだ。

但し、魔物達の死体の行方はほぼ分からない。

ここN4E20マップは森であったからだ。

森と森の間隙に天馬騎士達が集まっているのが見えた。

一時的にこの周辺だけ雲は途切れているが、どの方位を見ても雲、雲、雲だ!

天候は雨であったのだろう、森は濡れていてその緑が映えている。

こういう刹那の美しさもいいな。

だが観賞している暇は無い。

天馬騎士の連中に話を聞く必要があるだろう。

天馬騎士達から少し離れた所に川があった。

アイソトープに先行させて着陸させよう。

天馬騎士達に対する、明確な威嚇になってくれるだろう。

それに使者となっていた天馬騎士3名は無事かな?

死んだら死んだでファルネーゼ家とやらの心象が悪くなる筈だ。

それは、困る。

師匠に怒られそうだから困る。

敵が増えそう、という意味では望ましい。

かと言って闇落ちしたい訳ではない。

ここの匙加減が難しい所だな。

「助勢してくれた事には感謝しよう」

「ま、たまたまでしたから」

助勢、ですか。

大部分はオレと召喚モンスター達が屠っていたと思うんだが。

目の前にいるのは天馬騎士が1名だけだ。

アイソトープの姿を見て警戒されているのは明白だな。

他の連中は森の中に退避してしまっている。

目の前にいるのは天馬騎士アントン。

3名いた使者の中心人物だ。

その表情はまさに鉄面皮。

少しだけ血の気が引いているのが分かる。

死に戻りを覚悟でもしていたからなのかな?

「我等の後を追っていたな?」

「さあ?」

「まあよい、本国に立ち入るようであれば許さぬ。警告はしたぞ?」

そうですか。

許さないですか。

許して欲しい、とは思わない。

でもね、今の戦闘を見ていると危なく思えるんだが。

師匠からは途中まで見送るように、と言われている。

そう言えばどこが彼等の本拠地であるのかをオレは知らない。

途中って、どこまで?

そこは聞いていなかったな。

「臨時の護衛とでも思って頂けませんかね?」

「何?」

「使者として来られた方々が誰も戻って来ないとなると外聞が憚られるのでね」

天馬騎士アントンは鉄面皮のままだが、変化がある。

僅かに上気してます。

あれ、プライドが傷付いちゃいましたか?

「余計な配慮は無用に願おう」

「さて、無用でしょうか?」

「何が言いたい!」

それには敢えて答えなかった。

オレの中からこみ上げて来る感情に従う事にした。

自然に笑っている事だろう。

イリーナがいたらどう評するかな?

「では別の目的を果たさせて貰いましょう。魔人とその配下の戦力を排除する事にしますので」

「貴様、我等を餌にでもするつもりか?」

「さて、どうでしょうね」

オレの言葉に反応したのは肩に止まっていたスパッタだ。

頭を僅かに下げ、口を開けていた。

翼が僅かに膨らんでいるのは飛び立つ準備である事を示している。

ダメだって。

でもオレが襲うような展開になるようならいい。

天魔騎士か。

一度、戦ってみたいとは思うが、地上戦だとどうなんだろう?

空中戦であればこその天魔騎士なんだろうけどね。

残念な事に目の前のアントンは腰に佩く剣の柄に手を伸ばそうとしない。

マーカーは黄色のまま、反撃許可も無い。

ここは我慢せねばなるまい。

「怪我人がいるようだが、いいのかな?」

「余計な配慮は無用と言った筈だ!」

そう言い残すとアントンは去ってしまう。

己の騎乗馬のモノペガサスの元に向かうと号令、どうやら出立するらしい。

見栄であるかもだが、部下への配慮としてはどうなんだろうね?

天馬騎士達の何名かにステータス異常を示すマーカーが見えている。

まあオレが気にする事じゃないんだけどな。

こっちにはエルニドがいる。

軽度のステータス異常であれば回復出来る。

重度であっても、ある程度は軽く出来るかもしれない。

面子を大事にするのもいいけど、部下の命と釣り合うかどうかは別だろう。

軽過ぎる面子なのも如何なものかと思うけどね。

部下の人達をそれとなく、フォローしてあげようと思う。

天馬騎士アントンにバレないようにしないといけないだろう。

「す、済まない」

「いいから。今のうちなら追い付けるぞ」

これで4騎目だ。

騎乗者がステータス異常でも騎乗馬のペガサスが健在なら問題は無いだろう。

空中を編隊を組んで移動するだけなら追従出来る。

だが、騎乗馬となるペガサスがステータス異常になっている場合は厳しい。

どうも脱落者は個々に追うよう言い含められていたそうな。

それ以外にも色々と情報を聞き出せている。

情報面でも実入りはあった、と思いたい。

どうやらベルジック家とコンティ家の間で調停を進めているファルネーゼ家だが。

立場的にはコンティ家寄りであるのは間違いないようだ。

そしてコンティ家と魔人との間に繋がりがある事を完全に信じていない。

あり得ないと思い込んでいる。

その上、コンティ家の主張を信じているようでもある。

即ち、魔人が跳梁跋扈している責任がベルジック家にあると信じているらしい。

ふむ。

個々の天馬騎士だけど、皆いい奴だな!

こんなホイホイと情報をくれるいい連中と戦いたくはないんだが。

仕方ないよね?

だって戦争なんですもの。

理不尽が罷り通るのだ。

その理不尽も行過ぎたら道理が引っ込む。

戦争ってそういうものなのだと思うのですよ。

それにしても魔人め。

脱落する天馬騎士を狙うとは、何と言う鬼畜!

いいぞ、もっと来い。

脱落する天馬騎士の面々には悪いが、餌の代わりになって貰おう。

そう、これは釣りの構図だ。

釣りは釣りでもウキ釣り、サビキで撒き餌を使ってアジを狙っている気分だ。

アジ旨いよねアジ。

小物だけど満足です。

アラバスタードラゴンがいないものだから経験値的にはちょっと物足りないな。

アレが加わったら一気に釣りの難易度が石鯛級になる。

魔神に至ってはカジキ狙いのスポーツフィッシングの領域だろう。

大丈夫、まだ気分好く過ごせている。

フグしか釣れないような状況じゃない。

カワハギに餌だけを取られるような展開でもない。

まだ、大丈夫。

でもね。

そろそろ、飽きた。

別の展開を所望したい所だ。

時刻は午後3時10分だ。

ようやく、別の展開になったみたいです。

雲海が晴れて眼下に山々が見えていた。

広域マップによれば、N4E22マップの東端だ。

そして地形は山が連なっている。

天馬騎士達は?

山頂の見張り台のような場所に降りて行く。

スパッタの目を借りて観察すると見張り台じゃないな。

完全に城です。

しかも実戦を前提にした城だな、これ。

巨大な弩があちこちに配備されてます。

近寄るのは無しだ。

こっちはアイソトープを連れている。

余計な刺激は控えるべきだろう。

《個人指名依頼をクリアしました!》

《ボーナスポイントに1点、エクストラ評価で1点が加点され、ボーナスポイントは合計33点になりました!》

あれ?

依頼になってたの?

しかも内容を考慮したら、かなり美味しい。

2点は確かに微妙だが、美味しい。

きっと、美味しい。

さて、これで巌城に戻ればいい訳だ。

その前に周囲の地形を確認してから帰ろう。

いずれここで戦闘になる事を想像しておくのだ。

まさに天然の要害であるだけに、注意深く探索を進めるとするか。

(インビジブル・ブラインド!)

偵察し終えたら撤収しようか。

何、そう多くの時間は要さないだろう。

オレならここをどう攻略する?

中々の難易度になるだろう。

頭の中で攻略するなら闇落ちもあるまい。

ここを攻めるような機会があるかどうかは別問題だ。

妄想して楽しむだけなのです。