作品タイトル不明
1079
『カカカカカカッ!』
魔神が笑っていた。
見下すように嗤っているのではない。
心の底から笑っているように思える。
本当に、楽しそうだ!
放たれた右肘はブロックされたが、そこに驚きは無い。
反撃が飛んで来なかった事が驚きだった。
ダメージは確かに通っている。
そうじゃなきゃ凹む所だ!
「何が、可笑しい」
『我の見込みは正しかった!そしてここまで良く鍛えたものだ!』
「そうかい!」
魔神が繰り出す掌底は角度を変えて襲って来る!
何故、掌底?
意図は明白、こっちを掴んで動きを止めるつもりだ!
その攻撃の全てを避ける事は出来ない。
ブロックする腕は吹き飛ぶような事は無いが、そうなっておかしくない打撃が続く!
「フッ!」
『ヌッ?』
魔神の左脇を右掌底でハズ押し、そのまま側面に回り込む。
左肘を抱え込む形で体重を掛けて、手繰る。
もう何度か、この筋肉バカの魔神に仕掛けている手だ!
パワーで対抗されるのが常なのが分かっている。
そこを衝く!
「チッ!」
『ムッ?』
回り込む動きを転じて踵を飛ばして魔神を投げる!
変形もいい所だが谷落しに近い。
狙いは投げじゃない。
魔神の左腕だ!
『ハハハッ!』
「ッ?」
耳元で笑い声が爆発する!
何と魔神は自ら倒れ込み、オレの左腕を手繰って投げやがった!
背中が地面に叩き付けられながらも左腕に集中!
パワーの差も、体格の差もある相手に寝技の展開はマズい!
左脇に膝が落とされ、同時に魔神の笑顔が急接近。
すぐにオレの視界から消えた。
肩固めか?
「フンッ!」
右肘で魔神の耳の辺りを押し込んで極まるのをギリギリで防ぐ。
魔神の右脇を差して、両脚で右腕を挟み込んで背後に回り込んだ!
首を狙う。
だが極める寸前にオレの動きが止まる。
いや、魔神の全身に力が篭められた?
微動だにしない、だと?
『カハハッ!』
「ッ?」
何が起きた?
関節技がこんな形で外されるとか、何なの?
地面を転がってしまい、立ち上がった時にオレが見た魔神はどこかが違う。
筋肉が増量した?
それにそのポーズ、止めろ!
どこのボディビルダーだよ?
だが、筋肉が増量しているようでいて不自然に見えない。
変化で注目すべきはそこではなかったようだ。
どこか満足そうに笑っている?
『我の真の姿を知らぬであろう?これは褒美だ!その一端を見るがいい!』
「ッ?」
強烈な威圧感が、消えた。
だが背中に滲む汗の量は一気に増えた。
体が感じる異様さは尋常じゃない。
寒い。
全身に鳥肌が浮いて行くのが分かる。
何が起きている?
殺意も、そして狂気すらも収斂しているかのようだ。
つい先刻まで、この筋肉バカの魔神は巨大な棍棒かハンマーのようであった。
今は違う。
切れ味鋭い刀のよう。
しかもその間合いはどこまでも長い。
何もかもを一刀で両断出来そうな印象になっている!
『これも久し振りであるしな。死ぬなよ?』
「何?」
魔神は左足を僅かに前へ。
全身を揺すってリズムを取っている。
楽しそうだ。
体を動かしたくて堪らない。
そんな雰囲気が伝わって来る!
「成程、手を抜いていたか」
『違うな。一種の礼儀だよ』
「何?」
『人智を越えた領域は確かにあるのだ。だが汝であれば構わんかな?』
その言葉はオレに向けてのものではなかった。
魔神の視線は雲母竜、それに琥珀竜に向けられていた。
『ま、仕方あるまい』
『認めたくはないがな』
『そっちはどうだ?』
魔神の視線の先には煙晶竜の霊。
オレは僅かに視線を向けてみる。
煙晶竜の霊は明らかに楽しそうな様子です。
『いい戦いをしておるではないか!もっと楽しませてくれんかな?』
あ、ダメだこりゃ。
この煙晶竜もどこか危険な匂いがする。
それはある意味で目の前にいる筋肉バカの魔神にも共通していた。
戦闘狂。
オレはどうか?
戦闘は楽しいけど、狂っているとは思わない。
依存症な傾向は自覚はあるけどね。
『悪いが時間はそう残されていないのでな。それに見世物でもないぞ?』
『何じゃ、つまらん奴じゃのう』
煙晶竜の霊の視線は雲母竜、それに琥珀竜に向けられた。
楽しそうな様子は変わらない。
尻尾が揺れる様子など、蜂蜜を与えられたナインテイルか命婦みたいだ!
『お主等も、つまらん。何故我を相手に襲って来ないのか?』
『断る!』
『これでも死者への礼儀は弁えているのでな』
やっぱりダメだ!
霊になっても尚、戦いたがっている!
どうやら疑念は確信に変わる。
煙晶竜は戦闘狂に決定だな!
『我が相手になっても良いが?』
『阿呆め。サイズが合わぬし、汝等の戦いを邪魔するのが惜しいわ!』
そう言うと煙晶竜の霊の視線がオレを射抜く。
威圧感は確かにあるのだが、恐怖感は無い。
かなり上機嫌である事が伝わって来るだけだ。
『助言は要るかね?』
「いえ。自力でどうにかします」
『うむ!そうでなくてはならんな!』
申し出は有り難いが、無用だ。
オレが楽しめなくなる。
そうそれが大事なのです!
「時間はそんなに長くないという事か?」
『うむ、我も残念だがその通りだ』
「なら、急ごうか」
重心を前へ置く。
踵を浮かし、膝から力を抜いた。
それが意味する所は明白、攻撃を受けたら危険だ!
だが、これでいい。
リスクを背負い、攻撃により集中するならこれがいい。
そもそも防御に徹して攻撃の機会を窺うような立場ではないのだ!
「シャッ!」
『カカッ!』
短く気合いを入れ、前へ!
そう前へだ!
それには刃物に生身を晒すような覚悟が要る。
覚悟は?
既にオレの中に在った。
問題無い。
後は目の前の魔神との戦いあるのみ。
それだけだ!
《只今の戦闘で【打撃】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【蹴り】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【関節技】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【投げ技】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【回避】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【受け】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【召喚魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【封印術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【闇魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【精密操作】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【跳躍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【軽業】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【平衡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【ダッシュ】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【耐久走】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【追跡】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【気配察知】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【気配遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【魔力察知】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【魔力遮断】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【暗殺術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【身体強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【精神強化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【魔法効果拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【魔法範囲拡大】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【呪文融合】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘で【全耐性】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で職業レベルがアップしました!》
《只今の戦闘勝利で種族レベルがアップしました!任意のステータス値2つに1ポイントを加算して下さい》
クソッ!
既にオレの目の前に筋肉バカの魔神はいない。
雲母竜と琥珀竜を伴い、天空に生じた渦の中へと消えてしまっている。
オレは地面に大の字となったまま、その様子を見ていた。
確かに人智を越えた領域。
最初のうち、繰り出す攻撃は全て受けられ、避けられ、或いは凌がれていた。
それでいて攻勢に出た魔神の攻撃は?
どれも並みじゃない!
受けたつもりが受けにならない。
凌いだつもりが凌げていない。
避ける事は全く出来なかった!
体の芯に残る重みは格別だった。
あれでまだ本気じゃないのか!
悔しいと思っていたのは確かだが、僅かに満足感もあった。
基礎ステータス
器用値 75(-60)
敏捷値 75(-60)
知力値 119(↑1)(-95)
筋力値 75(-60)
生命力 75(-60)
精神力 119(↑1)(-95)
《ボーナスポイントに2ポイント加算されます。合計で65ポイントになりました》
次だ。
次に逢ったら、もっと奥底を覗いてやろう。
まだ見せていない領域を引き出してやろう。
そう己自身に誓っていた。
『満足したかね?』
「まさか」
『ふむ。だが汝は笑っているぞ?』
「そうですか」
『復讐でもするかね?』
「はい?」
しまった。
笑顔は笑顔でも見せちゃいけない方だったみたいだ。
「ところで、貴方は霊のままでいいんですか?」
『む?いや、いい機会なのでな』
「もしかして、私に憑いてます?」
『おっといかん、時間が無い!』
取り繕った形の煙晶竜の霊は消えてしまう。
誤魔化したつもりか?
次に出現した際は問い詰めてやろうかね?
小一時間、問い詰めてみたい。
「キースさん!」
「大丈夫ですか?」
「まあ、何とか大丈夫だ」
時刻は午後3時10分か。
あの筋肉バカの魔神との対戦は意外に短かったかな?
その割にステータス異常は進み過ぎている。
終盤で喰らったダメージも大きかったからな。
ある意味、体に残る重たい感触が納得出来てしまう。
ソーマ酒を服用。
おとなしく対戦に介入しなかった召喚モンスター達を労う。
言祝、折威、アイソトープ、アリョーシャ、出水だ。
まあ介入したくとも出来なかったかも?
どれを相手にするにしても遙かに格上であるのだ。
襲いたくとも襲えなかった、というのが実態だろう。
「残っているのは?」
「今は私とゼータ、野々村だけです」
「他の面々は各所に跳んでます。マーカーを連れて来る予定です」
此花、ゼータくん、野々村が残っていたのか。
今の対戦は見られていたのかな?
内容的に言えばそう恥ずかしくないと思うけどね。
ちょっと心配な面もあったりするのです。
「見掛けた事の無いドラゴン、あれって何だったんです?」
「【識別】しても何も分かりませんでしたけど」
「気にしなくていい。敵じゃないしな」
そう。
敵に回るとは思えない。
でもオレに憑いているのは確実だ。
弱ったな。
今のオレだが、アルゴス達にも常に見られているような有様であるのだ。
そこに煙晶竜の霊も加わった形になる。
「ここはエリアポータルとして使えそうか?」
「ええ。今の所は」
「それにここにはNPCドラゴンの護衛が急行中です。到着したら安定するでしょう」
「そうなって欲しい所だな」
ここを確保出来るかどうかは重要だ。
東へ向けての基点になるだろう。
オレとしては天馬騎士の本拠地が気になっている。
今後も確保し続けて貰いたいものだ。
警護にNPCが常駐してくれそうなのは助かります。
特にドラゴンが来てくれるなら安心だ。
それに出来れば相談もしたい。
煙晶竜の霊だ。
何とか出来ませんかね?
《これまでの行動経験で【錬金術】がレベルアップしました!》
「お待たせ!連れて来たよ!」
「おお?こりゃあ立派だ!」
一応、マーカーが来るまで闘争の聖地に留まる事にしました。
待っている間は装備の修復に費やした訳だが。
先程の対戦でかなり消耗してたらしい。
色空竜の革鎧になってから、ここまで修復に時間を掛けたのは初めてだ!
次を見ているがいい。
必ず苦戦を強いてやる!
「一気に東に進んじゃったわね」
「そうですか?」
「岩雲城だってあるのよ?これから夜になるし、割ける人数も限られるわ」
「それでもここを確保する意味はある。ですよね?」
「勿論よ」
フィーナさんまで来ちゃったか。
引き連れている面々は生産職が主なのは当然だが、そうじゃないのも多数いる。
九重とか、シェルヴィとかがそうだ。
戦闘が起きる事を前提にしているのか?
「キースさん、そろそろ時間なんで!」
「また明日!」
「お疲れ様~」
「ああ、また明日だな」
アデル達は自らの拠点へと跳んでログアウトする事になるらしい。
まあ当然だよね?
「キースはどうするの?」
「もう少しこのマップで狩りでもしますよ。掃討戦になるかどうかは微妙ですが」
「方位は?」
「東、ですかね?」
「打通がまた進みそうね。でも期待してるわ」
フィーナさんはオレの肩を軽く叩くとそう呟いた。
打通、ですか。
まあそう見えても仕方ないかな?
『ほう、中々いい雰囲気の場所であるな』
『少し緑が欲しいかな?』
「でしょうねえ」
闘争の聖地の外には既にNPCドラゴンが来てました。
フロストドラゴン、フォレストドラゴン、ブラックドラゴンだ。
翠玉竜と付き従うフォレストドラゴンは森に拠点を置いている。
彼等の基準で言えばここは荒れ地も同然だろう。
「ところで、私に何か憑いてませんか?」
『何?』
『いや、特に支障は無さそうであるが』
『不安な事でもあったかね?』
「ええ。煙晶竜の霊が私の前に出現したんですが」
『霊、だと?』
ドラゴン達がお互いを見ている。
誰も心当たりは無いようだ。
『我等が主達ならば或いは分かるやも知れぬな』
『然りだ。水晶竜殿もおるしな』
『伝えておくとしよう』
「お願いします」
ドラゴン達に従っているのはドラゴニュートとバードマンだ。
その数は十分とは言えないだろうが、このドラゴン達だけでもかなり心強い。
任せて安心です。
では、東に行こう。
パーティの布陣は?
黒曜、蒼月、スパッタ、イグニス、スコーチです。
移動と探索を最重視したらこうなりました!
更に東へと進んでみたい。
天馬騎士の拠点だが、そろそろあって然るべきだと思う。
絶対に、ある。
南北のどちらかにズレているかもだが、そこはそれ。
進んでみたらいいだけだ!
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【雷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【獣魔化】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スパッタ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
N4E26マップの東端に到着したのはいいんだが。
天候が怪しくなって来たぞ?
眼下は雲海、地上の様子は見えない。
その一方で風景は実に見応えがある。
振り向けば雲海に沈む夕日。
正面を向くと星空になりつつあり、雲はオレンジと紫で彩られていた。
思わずスクリーンショットにしちゃったぞ?
久々に絶景フォルダに追加ですな!
スパッタのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
スパッタ オーロラウィングLv69→Lv70(↑1)
器用値 47(↑1)
敏捷値 123(↑1)
知力値 65
筋力値 46
生命力 46
精神力 65
スキル
嘴撃 飛翔 回避 遠視 広域探査 看破
追跡 強襲 危険察知 魔力察知(New!)
空中機動 自己回復[中](New!)物理抵抗[中]
魔法抵抗[大](New!)MP回復増加[大]
光属性 風属性 土属性 雷属性 電離
分解 分身 耐即死 耐混乱 耐魅了 偏光
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『イグニス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
だが、美しい風景に魅入られている余裕はあるのか?
天使と悪魔、堕天使に魔竜達を相手に殺伐とした戦闘が続いている。
そして魔人もいる。
要するに掃討すべき相手はまだ残されている、という事だ!
ある意味で朗報ではあるんだが悩ましい。
明日も掃討戦ですかね?
いつになったら戦争が終わるのか、そこを明確にして欲しいものだ。
イグニスのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
イグニス 朱雀Lv69→Lv70(↑1)
器用値 50
敏捷値 106(↑1)
知力値 70(↑1)
筋力値 57
生命力 57
精神力 50
スキル
嘴撃 蹴り 飛翔 回避 霊能 霊撃 遠視
夜目 広域探査 強襲 天啓 空中機動
自己回復[極大] 物理抵抗[中](New!)
魔法抵抗[大](New!)MP回復増加[中]
火属性 風属性 土属性 溶属性 耐即死
毒無効 加護(New!)獄炎変
イグニスの加護って何だ?
これは後回しだな。
雲の中を突っ切って着陸しましょう。
広域マップによればもうN4E27マップになっている。
地形はどうなっているかな?
その確認からする事になるだろう。
雲の下はやたら暗くなってます。
その理由は単純で曇っているから。
その上、雨です。
これでは移動するのも大変だ!
N4E26マップは荒地で岩がゴロゴロしているような有様だったが、ここは違う。
牧歌的とも言える平原が広がっていた!
地面は雨で濡れた緑の絨毯。
出来れば晴れた日にここの風景を眺めてみたかった気がします。
まあいい。
時刻は午後6時30分。
携帯食で腹を膨らませつつ、布陣は変更だ。
蒼月、スパッタ、イグニスは帰還させましょう。
召喚するのはティグリス、パナール、そしてメジアン。
黒曜とスコーチはこのまま付き合って貰おう。
まだ相手は同じで魔人が率いる戦力って事でいいですよね?
そうじゃないようなら秩序偽典を使う事にしよう。
いや、ちょっと待て!
それは一応、N4E27マップの中央に到達してからでいいよね?
間違えちゃいけません。
オレはここに掃討戦をしに来ているのだ。
いや、少し違うか?
天馬騎士達の拠点を探しに来ている?
もうどうでもいいか。
まだ知らない世界を見に行く。
今はそれだけでいい。
それに強敵が襲ってくれるなら文句は無いのだ!
でもね。
今から夜になるのだ。
その上、雨だ!
風景を楽しめる可能性は低い。
惜しいけど、こればかりはどうしようもないですね!
《只今の戦闘勝利で【馬上槍】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【風魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【土魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【水魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【氷魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【溶魔法】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【禁呪】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【看破】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【掴み】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【馬術】がレベルアップしました!》
《只今の戦闘勝利で【限界突破】がレベルアップしました!》
《【限界突破】の適用範囲が拡大しました!》
《レベル上限に達したスキル1つを指定して下さい!》
悲報です。
そして同時に朗報もある。
ここはN4E27マップの中央、そこに魔人が集結してたんで襲ってみました!
最初は魔竜はアラバスターしかいなかったし、天使も悪魔もスローン級以上はいなかった。
でもね、どうやら秩序偽典持ちがかなりの数がいたようだ。
次々と追加される敵の数々に狂喜してましたが何か?
おっと、インフォだインフォ!
どのスキルの上限を外すかはもう決めてあります。
それは【ロープワーク】だ。
梱包作業がより捗るようになってくれるだろう。
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『黒曜』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
時刻は?
もう午後11時30分だ。
悲報もあります。
広域マップによれば、ここは間違いなくN4E27マップの中央。
でも魔人が集結していただけで、エリアポータルは無い。
ありません。
何度、見回してもそれらしき場所は無い!
光魔法の呪文、ホワイト・ナイツまで使ったけど何も無い!
まあエリアポータルの無いマップがあってもおかしくないけどね。
残念だ。
そしてここから、どうしよう?
黒曜のステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。
もう1点のステータスアップは生命力を指定しましょう。
黒曜 フォレストアイLv70→Lv71(↑1)
器用値 47
敏捷値 104(↑1)
知力値 76
筋力値 47
生命力 47(↑1)
精神力 76
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査
夜目 反響定位 奇襲 危険察知 気配遮断
魔力察知 魔力遮断 空中機動 天耳 自己回復[小]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[大] MP回復増加[大]
時空属性 光属性 闇属性 火属性 風属性
土属性 水属性 氷属性 呪眼 即死 祝福
耐暗闇 耐即死
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ティグリス』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
徹夜をしてでも東に行ってみるか?
ここで区切るのが中途半端に思えます。
どうする?
どうしよう?
連夜の徹夜も慣れてしまいそうで怖いが、ここは継続でいい。
悩んでしまったら、進め!
進んでしまえ!
何、朝までに拠点になりそうな場所を確保出来ればいいのだ。
このまま撤退するのは、惜しい。
稼いだ距離が惜しい。
また闘争の聖地から移動するのも面白くないのです。
ティグリスのステータス値で既に上昇しているのは知力値でした。
もう1点のステータスアップは精神力を指定しましょう。
ティグリス 白虎Lv69→Lv70(↑1)
器用値 37
敏捷値 111
知力値 37(↑1)
筋力値 84
生命力 83
精神力 37(↑1)
スキル
噛付き 引裂き 回避 疾駆 跳躍 追跡
裂帛 霊能 天啓 強襲 隠蔽 夜目 気配遮断
魔力遮断 自己回復[中] 物理抵抗[大](New!)
魔法抵抗[中] MP回復増加[中](New!)風属性
共振波 高周波 耐混乱 耐石化 耐即死
加護(New!)風伯変
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スコーチ』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
ティグリスにも加護なんてスキルが増えている。
そう言えばイグニスもでしたっけ?
この両者に共通するのは?
朱雀、白虎と四聖獣の括りになる。
でも青竜のストランドに祝福は無かった筈。
何が違うのかね?
いや、そもそも加護って何って話になるんだが。
その検証は後回しだ。
今は更に東に進んでみましょう。
スコーチのステータス値で既に上昇しているのは精神力でした。
もう1点のステータスアップは器用値を指定しましょう。
スコーチ ミネルヴァオウルLv69→Lv70(↑1)
器用値 49(↑1)
敏捷値 104
知力値 65
筋力値 64
生命力 65
精神力 49(↑1)
スキル
嘴撃 爪撃 無音飛翔 回避 遠視 広域探査
夜目 透視 反響定位 空中機動 監視 看破
強襲 隠蔽 追跡 気配遮断 気配察知 危険予知
天啓 睡眠 混乱 麻痺(New!)自己回復[中]
物理抵抗[中] 魔法抵抗[大](New!)MP回復増加[中](New!)
耐混乱 耐即死 耐魅了 耐睡眠
《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『パナール』がレベルアップしました!》
《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》
スコーチは無難に強化が進んだように見える。
麻痺が加わった所は剣呑だけどね。
ではパナールはどうか?
ここから継続して地上を駆けて貰う事になる。
それ故に期待は大きいですよ?
パナールのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。
もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。
パナール スレイプニルLv69→Lv70(↑1)
器用値 62
敏捷値 84(↑1)
知力値 36
筋力値 84(↑1)
生命力 93
精神力 36
スキル
噛付き 踏み付け 突撃 受け 回避 疾駆
夜目 耐久走 奔馬 跳躍 蹂躙 蹴り上げ
重装 危険察知 騎乗者回復[小] 自己回復[極大](New!)
物理抵抗[中] 魔法抵抗[中] MP回復増加[中](New!)
時空属性 光属性 闇属性 風属性 土属性
雷属性 耐混乱 耐魅了 耐即死
パナールは地味に強化が進んだか。
いや、極大のスキルを備える召喚モンスターはそう多くないぞ?
体力で勝負するタイプだし、好都合だろう。
そしてメジアンのレベルアップは無い。
まあ、それは想定内だ。
パナールと共に継続でいいだろう。
それでは布陣を見直そう。
黒曜、ティグリス、スコーチは帰還だ。
獅子吼、モスリン、ヘイフリックを召喚しよう。
せめてこの先のN4E28マップの景色を見てみたい。
夜、しかも雨だけどさ。
濡れるからって止められません。
天使や悪魔だって雨に降られて難儀な目に遭っているのだ。
お互い様、という事にしておきましょう。