軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

507.最後の確認

俺は山を降り、滝の洞窟の手前に立っていた。

恐らく、今日か、明日にはリリクシーラが来る。

その前に最後の休息を取りたかったのだ。

途中の道で、ちらほらとベルゼバブの蠅を見かけた。

一応〖次元爪〗で片付けては来たが、この広い最東の異境地で目にするということは、相当な数がばら撒かれていると見ていいだろう。

喰い殺された奴も多いはずなのだ。

あの蠅共じゃ、この地の魔物と正面から戦うことができるわけがねぇ。

ベルゼバブは〖眷属増殖〗を使う際に、HPとMPを削る必要があると自分で口にしていた。

散々スキルをぶっ放した後に、十体近くの眷属を差し向けて来やがったときがあった。

恐らく、一度に出せる最大数は十五体前後であるはずだ。

そして俺の予測だが、恐らく眷属の蠅は、リリクシーラが〖スピリット・サーヴァント〗を解除すれば全員消えてしまうのだ。

そうでなければ、自動回復の許すだけ蠅の尖兵を量産していたはずだ。

今回、この地に大量の蠅を嗾けて来やがったのは、リリクシーラがMPを割いて〖スピリット・サーヴァント〗を維持し、〖眷属増殖〗を使わせたからだ、と俺は考えている。

……この濃霧の中で、いくつも視野をリリクシーラに持たれるのは危険だな。

戦力を削る意味でも、先に狙うべきなのはベルゼバブの方か。

しかし……これまでリリクシーラが動かなかったのは、俺と戦う準備をするためだろう。

恐らく、ルインに呑まれたのであろうセラピムの代わりとして、次の魔物を探していたはずだ。

とはいえ、リリクシーラ、ベルゼバブ、それなりに強い魔物一体程度であれば、今の俺ならば多少の苦戦はすれども十分単騎で突破できるはずだ。

問題なのは、それ以外に何らかの手段で戦力を補充している可能性だ。

とはいえ人間の兵に海を越えて来る力があるとは思えないし、ベルゼバブに大量の人間を乗せて移動するのも無理がある。

どう攻めて来るつもりだ?

俺は指先で地面に簡単な地図を描いた。

仮に敵をリリクシーラ、ベルゼバブ、大型の魔物、そして聖騎士の群れとする。

この場合、俺はどう立ち向かうべきなのか。

そもそもリリクシーラはどう攻めて来るのか。

ベルゼバブは凶悪な魔物だ。

気を抜けば、その瞬間に誰が殺されてもおかしくはない。

間違いなく俺が相手をするべきだ。

リリクシーラも主戦力として見ているはずだ。

……そうなれば、俺が先頭に出て姿を晒して、アロ達には逃げてもらうしかねぇか。

リリクシーラも、俺を討伐するためには一人で挑んでも意味がないと理解しているはずだ。

集めた戦力を各個撃破される前に、俺に集中させて短期決戦を仕掛けて来る……と、思う。

何か、よほど特殊な意図がない限りはそうしてくるはずだ。

であれば、アロ達には、ベルゼバブの馬鹿火力の巻き添えを受けないように、離れたところに待機してもらった方がいい。

仮にリリクシーラが戦力を分散するようであれば、そこを叩いて数を減らしてもらう、くらいか。

リリクシーラの主戦力の相手をアロ達に投げるのは不可能だ。

ベルゼバブとアロ達では、全員が一斉に掛かってようやく敵うかどうか、くらいの力量差がある。

巨体状態の範囲攻撃も厄介だが、速度特化の人化状態もかなりの曲者である。

逆に、リリクシーラ単騎であれば、アロ、ヴォルク、アトラナートで掛かれば倒しきれるかもしれねぇが……この広い地で、リリクシーラがベルゼバブを自身から離すとは思えない。

「竜神さま、考えごと?」

傍らに立っていたアロが声を掛けて来る。

アロは夜眠らない。

身体を休めるときにじっとしていることもあるが、そういうときはよく俺の身体に凭れ掛かってきている。

アンデッド自体が眠らないのかもしれない。

因みにアロの背後では、大きな木が鼾を上げて寝ている。

この世界ではアンデッドは眠らないが、トレントは眠るらしい。

……トレントさんは胆が据わってやがるよ、本当に。

俺はアロへと顔を向ける。

『リリクシーラが来たら、まずアロ達にはなるべく固まって逃げて欲しいんだ。……そんで、状況に応じて逃げつつ、倒せそうな敵がいるなら叩いておいてくれ。だが、絶対に無理はしないでくれ。そこは、ヴォルクが上手く判断してくれるんじゃねぇかと思ってる』

「……はい」

アロが悔し気に頷く。

自分では、まだリリクシーラと直接対峙するには不足していると自覚があるのだろう。

……アロが進化して、レベルもしっかり上げていればリリクシーラに並ぶ魔術師として戦えていただろうが、それにはさすがに時間が足りなかった。

「……竜神さま、人間が来ても、殺すの?」

アロが問い掛けて来る。

俺は返答に詰まったが、頷いた。

『……ああ、そうだ』

これはもう、戦争だ。

リリクシーラの部下の中にも、きっと気のいい奴もいるんだろう。

出会い方が違っていれば仲良くできた様な奴だっているかもしれねぇ。

アルヒスは俺達を裏切ったが、ルインを前にして尻込みする他の聖騎士を他所に、俺に手を貸してくれた。

しかし、ほぼ間違いなく、奴もこの場に来ているはずだ。

だが、もう戦いは起きる。避けられねぇ。

連中に譲歩して誰かが死ぬような真似は、俺は絶対に受け入れられねぇ。

……ミーアも、こんな気持ちだったのだろうか。

勇者と讃えられながらも、国を守るために立ち上がった結果戦争の火種として利用され、五百年経った今なお最悪の魔王として名を上げられている。

俺はぐっと背伸びをし、身を翻して洞窟へと首を入れる。

「竜神さま?」

『ちょっと、最後の確認って奴をな』

リリクシーラとの戦いの前に、全員のステータスを一度見ておきたい。

覗き込んだとき、まず黒蜥蜴と目が合った。

黒蜥蜴は俺を見るなり、二又の尾を振って顔を上げる。

垂れていた蝙蝠に似た翼が興奮気味に広がり、俺へと寄ってきた。

「キシ、キシィッ!」

く、黒蜥蜴……起きていたのか。

しっかり寝て回復して欲しかったんだが……まぁ、状況が状況だ。

皆が皆、トレントさんの様に爆睡はできないだろう。

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種族:ベネム・ゴデスレチェルタ

状態:通常

Lv :58/80

HP :565/565

MP :297/297

攻撃力:378

防御力:326

魔法力:233

素早さ:344

ランク:B

特性スキル:

〖特殊毒:Lv--〗〖帯毒:Lv8〗〖鱗:Lv4〗

〖隠密:Lv4〗〖闇属性:Lv--〗〖HP自動回復:Lv5〗

〖デコイテール:LV--〗〖気配感知:Lv4〗〖石化の魔眼:Lv2〗

〖飛行:Lv3〗

耐性スキル:

〖毒無効:Lv--〗〖麻痺無効:Lv--〗〖物理耐性:Lv4〗

〖混乱耐性:Lv2〗〖石化耐性:Lv4〗〖即死耐性:Lv3〗

〖呪い耐性:Lv4〗

通常スキル:

〖毒牙:Lv5〗〖毒爪:Lv7〗〖麻痺舌:Lv6〗

〖毒毒:Lv5〗〖転がる:Lv6〗〖クレイガン:Lv6〗

〖浄化:Lv4〗〖不意打ち:Lv4〗〖クレイウォール:Lv4〗

〖自己再生:Lv4〗〖多連乱爪:Lv2〗〖ハイジャンプ:Lv3〗

〖ポイズスフィア:Lv5〗〖毒分身:Lv5〗〖ポイズスワンプ:Lv4〗

〖体内収拾:Lv5〗

称号スキル:

〖悪食:Lv7〗〖ポイズンマスター:Lv6〗〖狡猾:Lv5〗

〖チキンランナー:Lv4〗〖魔王の配下:Lv--〗〖死神:Lv--〗

〖毒の女神:Lv--〗

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……黒蜥蜴は強くはなったが、今回の戦いのレベルが高すぎる。

聖女クラスとまともに戦うには、やはりAランクはないと厳しいかもしれない。

どうにか上手く逃げて、無事でいてくれればいいのだが……どうにも不安だ。

リリクシーラは、どういう準備を行ってきたんだ?

それが見えてこないのがあまりに痛い。

俺にも偵察機能があればよかったんだが……生憎、ベルゼバブのような便利スキルは持っていない。

次に俺は、洞窟の外のトレントさんへと目を向けた。

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種族:タイラント・ガーディアン

状態:呪い、睡魔(大)

Lv :54/85

HP :660/660

MP :273/273

攻撃力:290

防御力:456

魔法力:364

素早さ:194

ランク:B+

特性スキル:

〖闇属性:Lv--〗〖グリシャ言語:Lv3〗〖硬化:Lv5〗

〖HP自動回復:Lv4〗〖MP自動回復:Lv4〗〖飛行:Lv2〗

〖癒しの雫:Lv2〗〖不屈の守護者:Lv--〗〖重力圧縮:Lv3〗

〖忍び歩き:Lv4〗

耐性スキル:

〖物理耐性:Lv7〗〖落下耐性:LV7〗

通常スキル:

〖根を張る:Lv4〗〖クレイ:Lv4〗〖レスト:Lv6〗

〖ファイアスフィア:Lv6〗〖アクアスフィア:Lv3〗〖クレイスフィア:Lv6〗

〖ウィンドスフィア:Lv3〗〖念話:Lv3〗〖グラビティ:Lv4〗

〖ポイズンクラウド:Lv2〗〖フィジカルバリア:Lv4〗〖アンチパワー:Lv5〗

〖デコイ:Lv2〗〖スタチュー:Lv5〗〖メテオスタンプ:Lv5〗

〖木霊化:Lv4〗〖バーサーク:Lv4〗〖ウッドストライク:Lv4〗

〖ウッドカウンター:Lv3〗〖鎧破り:Lv3〗〖ガードロスト:Lv3〗

〖クレイウォール:Lv4〗〖地響き:Lv3〗〖熱光線:Lv2〗

称号スキル:

〖魔王の配下:Lv--〗〖知恵の実を喰らう者:Lv--〗〖白魔導師:Lv6〗

〖黒魔導師:Lv6〗〖竜の落とし物:Lv--〗〖暴れ巨大樹:Lv--〗

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……睡魔(大)、じゃないぞトレントさん。

実は寝てる振りをしてるんじゃないかと思っていたが、ガチ寝だったことが判明してしまった。

ただ、少しだけトレントさんのお陰で緊張が解れた気がする。

しかしトレントさん、ステータスはそこそこいい数値を出しているのだが……遅くて攻撃力がないのが致命的だ。

正直、戦いでは、HPと防御は多少高かったところで、囲んで連撃を受ければすぐにゼロになってしまう。

結局戦いで重要なステータスは攻撃力、魔法力、素早さなのだが、中途半端に分散してしまっているイメージを受ける。

変わったスキルは多いので、これをどれだけ活かして戦えるかがキーになりそうだ。

上空からの〖スタチュー〗を用いた〖メテオスタンプ〗のコンボはステータス以上の打点を叩き出せるはずだ。

そして次に、入口近くの天井で眠っているアトラナートへと目を向けた。

彼女は糸の巣の上に乗っている。仮面を被った人間の上半身が、やや項垂れた状態でぴたりと静止している。

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種族:アトラナート

状態:睡魔(小)

Lv :54/102

HP :551/551

MP :535/535

攻撃力:513

防御力:383

魔法力:580

素早さ:440

ランク:A-

特性スキル:

〖闇属性:Lv--〗〖HP自動回復:Lv6〗〖帯毒:Lv7〗

〖気配感知:Lv7〗〖猫又:Lv--〗〖忍び歩き:Lv7〗

〖魅惑の魔眼:Lv2〗〖吸魔闇粘糸:Lv--〗〖グリシャ言語:Lv1〗

耐性スキル:

〖物理耐性:Lv5〗〖魔法耐性:Lv4〗

〖毒耐性:Lv7〗〖呪い耐性:Lv7〗

通常スキル:

〖毒牙:Lv5〗〖蜘蛛の糸:Lv5〗〖仲間を呼ぶ:Lv1〗

〖糸達磨:Lv5〗〖毒糸:Lv6〗〖首吊り糸:Lv7〗

〖騙し討ち:Lv3〗〖カース:Lv5〗〖人化の術:Lv7〗

〖自己再生:Lv4〗〖ダークスフィア:Lv4〗〖クレイ:Lv4〗

〖死魔凶爪:Lv5〗〖念話:Lv3〗〖病魔の息:Lv4〗

〖断糸:Lv3〗〖鉄球振り子:Lv3〗〖パペット:Lv3〗

〖アビスフィールド:Lv3〗〖ドッペルコクーン:Lv3〗

称号スキル:

〖魔王の配下:Lv--〗〖糸の達人:Lv5〗〖意地悪:Lv--〗

〖突然変異:Lv--〗〖執念:Lv5〗〖狡猾:Lv4〗

〖深淵喰らい:Lv2〗〖暗殺者:Lv6〗〖最終進化者:Lv--〗

〖闇に巣食う者:Lv--〗

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……やはり、アトラナートは強い。

素早さと攻撃力がそれぞれ五百近くある。

これにトリッキーな各種スキルが合わされば、A-ランクまでの相手であれば、上手く捌くことができるはずだ。

俺は振り返り、背後からついてくるアロへと目を向ける。

アロのステータスは、今どのくらいだったかな……。

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名前:アロ

種族:レヴァナ・リッチ

状態:呪い

Lv :80/85

HP :699/699

MP :721/721

攻撃力:374

防御力:338

魔法力:868

素早さ:185

ランク:B+

特性スキル:

〖グリシャ言語:Lv4〗〖アンデッド:Lv--〗〖闇属性:Lv--〗

〖肉体変形:Lv7〗〖死者の特権:Lv--〗〖土の支配者:Lv--〗

〖悪しき魔眼:Lv4〗〖アンデッドメイカー:Lv--〗

耐性スキル:

〖状態異常無効:Lv--〗〖物理耐性:Lv5〗

〖魔法耐性:Lv5〗

通常スキル:

〖ゲール:Lv7〗〖カース:Lv4〗〖ライフドレイン:Lv5〗

〖クレイ:Lv7〗〖自己再生:Lv5〗〖土人形:Lv6〗

〖マナドレイン:Lv6〗〖未練の縄:Lv6〗〖亡者の霧:Lv5〗

〖魅了:Lv3〗〖ワイドドレイン:Lv3〗〖ダークスフィア:Lv4〗

称号スキル:

〖魔王の配下:Lv--〗〖虚ろの魔導師:Lv8〗〖朽ちぬ身体:Lv--〗

〖アンデッドの女王:Lv--〗

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こ、こうして見ると、本当にアロは強いな。

素早さはアトラナートや俺に乗れば補えるし、そうすれば魔法の範囲攻撃で存分に高い魔法力を活かしきることができる。

そして洞窟奥で並んで寝ているマギアタイト爺、ヴォルクのステータスを確認する。

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種族:ゴルド・マギアタイト・ハート

状態:睡魔(小)

Lv :35/92

HP :123/123

MP :426/426

攻撃力:111

防御力:539

魔法力:333

素早さ:428

ランク:B+

特性スキル:

〖マギアタイト:Lv--〗〖帯毒:Lv9〗

〖MP自動回復:Lv8〗〖グリシャ言語:Lv2〗

耐性スキル:

〖物理耐性:LvMAX〗〖魔法耐性:LvMAX〗

〖状態異常無効:Lv--〗〖魔力分解:Lv2〗

通常スキル:

〖魔金属生成:Lv9〗〖リクゥイド:Lv8〗〖コロナ:Lv8〗

〖変形:Lv8〗〖念話:Lv5〗〖ファイアボール:Lv9〗

〖クレイ:Lv7〗〖クレイガン:Lv7〗〖自己再生:Lv7〗

〖メタルブレス:Lv6〗〖衝撃殺し:Lv6〗〖受け流し:Lv5〗

〖毒毒:Lv7〗〖人化の術:Lv3〗〖フレア:Lv3〗

〖メタルバルーン:Lv5〗〖ステルス:Lv4〗

称号スキル:

〖最終進化者:Lv--〗〖鋼の賢人:Lv--〗〖臆病:Lv--〗

〖稀少魔物:Lv--〗〖古を知る者:Lv--〗〖魔王の配下:Lv--〗

〖架空金属:Lv--〗

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素早さがあるのはありがたいが……HPの低さが気になるか。

まぁ、マギアタイト爺にとっては元々のステータスはさほど関係はない。

基本的には従来通り、ヴォルクの剣として動いてもらうことになるだろう。

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〖ヴォルク・ヴェイダフ〗

種族:アース・ヒューマ

状態:睡魔(小)

Lv :85/85(MAX)

HP :886/886

MP :330/330

攻撃力:685

防御力:443

魔法力:151

素早さ:572

特性スキル:

〖グリシャ言語:Lv5〗〖剣士の才:LvMAX〗〖気配感知:Lv7〗

〖忍び足:Lv7〗〖HP自動回復:Lv4〗

耐性スキル:

〖物理耐性:Lv8〗〖魔法耐性:Lv7〗〖毒耐性:Lv4〗

〖呪い耐性:Lv4〗〖即死耐性:Lv4〗〖麻痺耐性:Lv5〗

通常スキル:

〖大切断:Lv9〗〖精神統一:Lv8〗〖鎧通し:Lv7〗

〖衝撃波:Lv8〗〖破魔の刃:Lv8〗〖月穿:Lv8〗

〖自己再生:Lv6〗〖ディメンション:Lv3〗

称号スキル:

〖剣王:LvMAX〗〖伝説の冒険者:Lv--〗〖剣の求道者:Lv--〗

〖戦闘狂:Lv--〗〖竜殺しの英雄:Lv--〗〖コレクター:Lv--〗

〖月、穿つ者:Lv--〗〖破壊神の担い手:Lv--〗〖燻り狂う剣鬼:Lv--〗

〖神叛の刃の所有者:Lv--〗

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ヴォルクはステータス的に言えば、アロやアトラナートよりも恵まれているといえる。

攻撃力と素早さ特化であり、一番安定して戦うことのできるステータス配分となっているのだ。

戦闘時には剣を装備するため、更に攻撃力に百近い補正も掛かる。

ヴォルク、アロ、アトラナートで上手く他を補助しながら、生還を第一に動いてもらうことになるだろう。

俺は洞窟の外へと出て、霧の空を見上げる。

蠅が来たら、アロ達を起こしてここから移動しなければならなくなる。

リリクシーラにピンポイントで初撃を受けるのは最悪だからな。

できればこっちが先に見つけたいところだ。

……〖気配感知〗は、相方の得意分野だったんだけどな。

と……最後に、自分のステータスを少し確認しておくか。

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〖イルシア〗

種族:オネイロス

状態:通常

Lv :105/150

HP :4261/4261

MP :4394/4394

攻撃力:3095

防御力:1938

魔法力:3975

素早さ:1986

ランク:L(伝説級)

神聖スキル:

〖人間道:Lv--〗〖修羅道:Lv--〗

特性スキル:

〖竜の鱗:Lv8〗〖神の声:Lv7〗〖グリシャ言語:Lv3〗

〖飛行:Lv8〗〖竜鱗粉:Lv8〗〖闇属性:Lv--〗

〖邪竜:Lv--〗〖HP自動回復:Lv8〗〖気配感知:Lv5〗

〖MP自動回復:Lv8〗〖英雄の意地:Lv--〗〖竜の鏡:Lv--〗

〖魔王の恩恵:Lv--〗〖恐怖の魔眼:Lv1〗〖支配:Lv1〗

〖魔力洗脳:Lv1〗

耐性スキル:

〖物理耐性:Lv5〗〖落下耐性:Lv6〗〖飢餓耐性:Lv5〗

〖毒耐性:Lv6〗〖孤独耐性:Lv6〗〖魔法耐性:Lv5〗

〖闇属性耐性:Lv5〗〖火属性耐性:Lv5〗〖恐怖耐性:Lv4〗

〖酸素欠乏耐性:Lv5〗〖麻痺耐性:Lv6〗〖幻影無効:Lv--〗

〖即死耐性:Lv4〗〖呪い耐性:Lv4〗〖混乱耐性:Lv3〗

〖強光耐性:Lv2〗〖石化耐性:Lv2〗

通常スキル:

〖転がる:Lv7〗〖ステータス閲覧:Lv7〗〖灼熱の息:Lv7〗

〖ホイッスル:Lv2〗〖ドラゴンパンチ:Lv4〗〖病魔の息:Lv7〗

〖毒牙:Lv7〗〖痺れ毒爪:Lv6〗〖ドラゴンテイル:Lv2〗

〖咆哮:Lv3〗〖天落とし:Lv4〗〖地返し:Lv2〗

〖人化の術:Lv8〗〖鎌鼬:Lv7〗〖首折舞:Lv4〗

〖ハイレスト:Lv7〗〖自己再生:Lv5〗〖道連れ:Lv--〗

〖デス:Lv7〗〖 魂付加(フェイクライフ) :Lv6〗〖ホーリー:Lv5〗

〖念話:Lv4〗〖ワイドレスト:Lv5〗〖リグネ:Lv5〗

〖ホーリースフィア:Lv5〗〖闇払う一閃:Lv1〗〖次元爪:Lv7〗

〖ミラージュ:Lv8〗〖グラビティ:Lv8〗〖ディメンション:Lv8〗

〖ヘルゲート:Lv5〗〖グラビドン:Lv8〗〖ミラーカウンター:Lv8〗

〖アイディアルウェポン:Lv8〗〖ワームホール:Lv1〗

称号スキル:

〖竜王の息子:Lv--〗〖歩く卵:Lv--〗〖ドジ:Lv4〗

〖ただの馬鹿:Lv1〗〖インファイター:Lv4〗〖害虫キラー:Lv8〗

〖嘘吐き:Lv3〗〖回避王:Lv2〗〖チキンランナー:Lv3〗〖コックさん:Lv4〗

〖ド根性:Lv4〗〖 大物喰らい(ジャイアントキリング) :Lv5〗

〖陶芸職人:Lv4〗〖群れのボス:Lv1〗〖ラプラス干渉権限:Lv4〗

〖永遠を知る者:Lv--〗〖王蟻:Lv--〗〖勇者:LvMAX〗

〖夢幻竜:Lv--〗〖魔王:Lv6〗〖最終進化者:Lv--〗

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俺はステータスを確認してから、深く息を吸い、心を落ち着ける。

……これなら行ける、はずだ。

今の俺は、リリクシーラを一蹴したルインよりも更に強いのだ。

ステータスだけではなく、幻覚スキルや、便利で強力な重力スキルも各種手に入れている。

順当に強みを発揮することができれば、リリクシーラもベルゼバブも、俺とまともに戦うことはできないはずなのだ。

リリクシーラ、俺は絶対に負けねえぞ。

相方の仇を討って、平穏を取り戻してみせる。

お前が何のために神聖スキルに執着してるのかはわからねぇが、神の声の思惑ごとぶっ潰してやる。