軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

423:テイムモンスターたちの成長

『レベルが上がりました。ステータスポイントを割り振ってください』

『《刀神》のスキルレベルが上昇しました』

『《格闘術》のスキルレベルが上昇しました』

『《昇華魔法》のスキルレベルが上昇しました』

『《降霊魔法》のスキルレベルが上昇しました』

『《致命の一刺し》のスキルレベルが上昇しました』

『《奪命剣》のスキルレベルが上昇しました』

『《練命剣》のスキルレベルが上昇しました』

『《蒐魂剣》のスキルレベルが上昇しました』

『《エンゲージ》のスキルレベルが上昇しました』

『《エンゲージ》のスキルレベルが上限に達しました。スキル進化が可能です』

『《高位戦闘技能》のスキルレベルが上昇しました』

『《剣氣収斂》のスキルレベルが上昇しました』

『《背水》のスキルレベルが上昇しました』

『《走破》のスキルレベルが上昇しました』

『《会心破断》のスキルレベルが上昇しました』

『テイムモンスター《ルミナ》のレベルが上昇しました』

『テイムモンスター《セイラン》のレベルが上昇しました』

『テイムモンスター《シリウス》のレベルが上昇しました』

この近辺に出現する亜竜は、どうやらフォレストドラゴンとトニトルスドラゴンの二種類になるらしい。

正確に言えば、その下位種である亜竜や、上空を飛び回る亜竜もいるのだが、そちらはあまり積極的には狙っていない。

下位種については言うまでもなく、上位種と比べて弱いからだ。

ドラゴンというだけあって、確かに強くはあるのだが、上位種のことを知っていると全く脅威には思えない。

シリウス一頭だけでも対処しきれる程度の強さなのだ、その程度の相手と戦っても拍子抜けしてしまう。

次いで、上空を飛び回るドラゴンだが、これはフォレストドラゴンたちと同等の力を持った存在であった。

名はエアリアルドラゴン。その名の通り、風属性の亜竜である。

エアロワイバーンの上位種なのかどうかは分からないが、これが大層厄介な機動力を有しており、空中での戦闘が非常に困難なのだ。

機動力の面で言えばセイラン以上であり、空中で捉えることは大変難しい相手であった。

何とかして地面に叩き落してトドメを刺したわけだが、正直なところ無駄に時間がかかりすぎてしまうし、何度も戦いたいような相手ではない。

幸い、エアリアルドラゴンは空を飛んでいなければ襲ってこない相手であったため、地上での戦闘に限定すれば問題は無かった。

「ふぅ……こっちは経験値溜まりましたよ」

「私の方も完了、クオンは?」

「ああ、俺も終わった。今日の目標は達成だな」

今日の目標は成長武器の経験値を貯めることであったが、テイムモンスターたちのレベルアップも行えたのは僥倖だ。

特にルミナとセイランはこれでレベル30――節目のレベルであり、スキルの成長が見込めるはずだ。

尤も、これらは俺に操作できる要素はないため、自動で成長した結果を確認することしかできないのだが。

とはいえ、強化は強化。今後の戦闘において、大きな力となってくれることは間違いない。

果たして、どのような強化を遂げているのか――確認が楽しみだ。

それに、俺のスキルも《エンゲージ》が成長限界に達している。あまり期待はしていなかったが、これも上位スキルがあるようだ。

「緋真、フィノに連絡を入れておけ。今日できないなら、明日以降でも構わん」

「フィノなら成長武器の強化は大喜びでやりそうですけどね……とりあえず、メールは出しておきます」

緋真の言う通り、フィノなら今の作業を放り出してでも強化をしてくれそうではある。

だが、それでも連絡を入れておくに越したことはあるまい。

そちらは緋真に任せつつ、俺はスキル画面を開いた。

今回進化するスキルは《エンゲージ》、数秒間敵の至近距離にいると攻撃力が上がるスキルだ。

常に接近状態でいなければリセットされてしまうため、相手の種類によっては中々難しいスキルではあったものの、何だかんだと世話にはなってきたわけだ。

「さてと、進化先は――《クロスレンジ》か」

性質は元々の《エンゲージ》と変わらない。

しかし、接近状態から離れても数秒間の猶予が発生する点と、その間に他の敵に接近すれば効果が持続する点は大きな成長だと言えるだろう。

強化幅自体はこれまでと変わらないようではあるが、中々便利になったものだ。

スキルの進化は完了させ、早速テイムモンスターたちの情報画面を開く。

シリウスは節目のレベルではないため単純なレベルアップのみだ。そちらはさらっと確認しつつ、ルミナとセイランの成長を確認する。

■モンスター名:ルミナ

■性別:メス

■種族:ヴァルハラリッター

■レベル:30

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:58

VIT:30

INT:61

MND:30

AGI:38

DEX:27

■スキル

ウェポンスキル:《刀神》

《槍術》

マジックスキル:《閃光魔法》

《旋風魔法》

スキル:《光属性大強化》

《戦乙女の戦翼》

《魔法抵抗:大》

《物理抵抗:大》

《MP自動大回復》

《高位魔法陣》

《ブーストアクセル》

《空歩》

《風属性大強化》

《HP自動大回復》

《光輝の鎧》

《戦乙女の加護》

《半神》

《精霊の囁き》

《吶喊》

《霊撃》

称号スキル:《精霊王の眷属》

■モンスター名:セイラン

■性別:オス

■種族:ストームグリフォン

■レベル:30

■ステータス(残りステータスポイント:0)

STR:74

VIT:40

INT:40

MND:30

AGI:56

DEX:30

■スキル

ウェポンスキル:なし

マジックスキル:《嵐魔法》

《旋風魔法》

スキル:《風属性大強化》

《天駆》

《騎乗》

《物理抵抗:大》

《痛恨撃》

《剛爪撃》

《覇王気》

《騎乗者大強化》

《空歩》

《マルチターゲット》

《雷鳴魔法》

《雷属性大強化》

《魔法抵抗:大》

《空中機動》

《嵐属性大強化》

《吶喊》

《帯電》

称号スキル:《嵐王の系譜》

「……思っていたほど大きな変化は無いな」

「申し訳ありません……」

「いや、お前たちが悪いわけじゃないからな。単純に、意外だっただけだ」

レベルも30に到達したことだし、それなりに大きなスキル進化が発生するかと思ったのだが。

とはいえ、きちんと成長していることは事実であるし、一つ一つ確認していくとしよう。

まず、ルミナは《刀術》が《刀神》に進化している。

これ自体は俺たちと変わらないため、何ら不思議はない進化だ。

どちらかといえば、ここまで来たのかという感慨がある程度だろう。

それから、《突撃》のスキルが《吶喊》に進化しているようだ。これは単純な上位スキルへの進化だろうし、恐らく大きな違いはあるまい。

威力が上がったか、他の付加効果が現れたか……何にせよ、強くなったことに変わりはあるまい。

そして、新たに追加になっているスキルは《霊撃》だが――

「名前だけじゃわからんな。ルミナ、《霊撃》ってのはどんなスキルだ?」

「これは……相手の魔力を削り取るスキルのようです。一部は魔力を回復させることができます」

「ほう、つまり【奪魂斬】のようなもんか」

《蒐魂剣》のテクニックである【奪魂斬】は、斬りつけた相手からMPを奪う能力を持っている。

緊急時のMP回復手段としては中々優秀ではあるが、そこまでしなくてもMPは賄えているのが現状だ。

しかし、魔法を多用する緋真やルミナにとっては死活問題であるし、それなりに有用なスキルとなるだろう。

これまではMPポーションに頼ってきたが、その頻度も多少は減ることになるだろうか。

「それでセイランは、と……こっちもあまり大きくは変わっていないな」

セイランの場合、ウェポンスキルが無いためそちらの進化は無かった。

これまで保有していたスキルの中では、まず《覇気》のスキルが《覇王気》へと進化している。

能力としては、相手を威圧するスキルであったはずだが……果たして、どの程度変化しているのか。

あまり変わってはいないと思うのだが、確認が必要だろう。

それに加えて、ルミナと同じく《突撃》は《吶喊》に進化しているが、こちらは純粋な強化として見ておけばいい。

気にするべきは、最後に追加されたスキルだ。

「《帯電》か……セイラン、使ってみてくれるか」

「クェエ」

俺の言葉に首肯したセイランは、新たに手に入れたスキルを発動する。

その瞬間、セイランの翼に紫電の輝きが纏わりつき始めた。

どうやら翼に雷を宿すスキルであるようだが、これには果たしてどんな効果があるのか。

【アニマルエンパシー】の効果で伝わってくるイメージによれば、どうやら速く飛べるようになるらしいが……正直、帯電して速くなる理由が良く分からない。

というか、この状態では果たして騎乗者は触れるのだろうか。

「セイラン、これは触っても大丈夫なのか? お前に乗っている時だと、どうしても触れることになるぞ?」

「クエ!」

どうやら、大丈夫らしい。

とはいえ、流石にバチバチと音を立てている翼に触ることには抵抗がある。

恐る恐る手を触れさせてみれば――成程確かに、俺に対してダメージが発生するようなことは無かった。

セイランの言う通り、これは味方には影響を及ぼさないスキルであるようだ。

「ふむ……単純だが、便利だな。二人ともいいスキルだったじゃないか」

「ありがとうございます、お父様」

「クェ!」

思っていたほどの強化ではなかったが、それでも成長したことに変わりはない。

新たな能力を確かめつつ、街に戻ることとしよう。