軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

アニメ番宣小説 その7

本日は最新話を放映する日だ。

前回に引き続き、フィナとノアがクマハウスに来ている。

「今回も、ノアは出ないかもよ?」

「出なくても、見たいです。このアニメは、わたしが知らないことを知ることができます。前回はお父様のことを知ることができて、よかったです」

ノアがそれでいいなら、いいけど。

予告を見る限りだと、今回はフィナとシュリがメインのお話になる。

わたしは、いつもどおりにお菓子と飲み物を用意して、アニメが始まるのを待つ。

「始まりました!」

ゲンツさんがティルミナさんにプロポーズする話から始まる。

うん、よかった。よかった。

2人には幸せになってほしいものだ。

アニメのわたしも優雅にお茶をしながら、同じことを思っているシーンが流れる。

さすが神様と言うべきか。わたしの心情が分かっている。

だが、そんな優雅なシーンも長続きはしない。フィナが登場して、ティルミナさんとゲンツさんが喧嘩して別れるって言いだした。

わたしは飲んでいたお茶を噴き出す。

アニメのわたしも同時にお茶を噴き出していた。

わたしとアニメのわたしが同調した瞬間だった。

「フィナ、こんなことあったの?」

こんな話は聞いたことがない。

「えっと、似たようなことなら、部屋が汚いとか、掃除をしないとか」

ああ、そういえば、引っ越すとき、ゲンツさんの家、汚かったことを思い出す。

「お父さん、だらしないから」

でも、アニメのゲンツさんは味付けのことで喧嘩になっていた。たまに味付けで喧嘩する夫婦の話は聞くけど、健康も大切だよね。お酒の飲み過ぎやタバコの吸い過ぎ。あと、わたしみたいに運動もせずに引き籠っているとか。

だから、ティルミナさんの言うことも分かる。

せっかく結婚したのはいいけど、体調を壊したら、元も子もない。

アニメのフィナは2人に仲良くしてほしくて、ティルミナさんたちの思い出の花を探すことを思いつく。

「そんな花があったんだ」

「うん、わたしも話を聞いたことはあったけど」

でも、実際に探しに行ったことはないらしい。

そして、アニメのフィナとシュリはその花を探しに行く。

護衛として、わたしとくまゆるとくまきゅうも一緒だ。

それを見て、ノアが羨ましそうにする。

「くまゆるちゃん、くまきゅうちゃんとお出かけ、羨ましいです」

「あくまで、お話の中のことだからね」

「はい、フィナとシュリはティルミナおば様のためにおでかけなんですよね」

まあ、実際にフィナとシュリと一緒にくまゆるとくまきゅうとピクニックに行ったりしたけど。

そのことを言うと、ノアが騒ぐと思うから言わないけど。

アニメは進み、シュリが自由気ままに動く。

「蛇です!」

「シュリ、あぶない!」

「今度は蜂です!」

「シュリ~~~」

シュリが蛇と対峙したり、蜂の巣を突いたりして、大騒ぎになったりする。

そんなシュリの行動にハラハラしながら、フィナとノアは見ている。

シュリは好奇心旺盛なのか、行動には驚かされることばかりだ。

元気で無邪気で、一番子供らしいかもしれない。

フィナは子供にしてはしっかりし過ぎだし、ノアは貴族としての教育を受けているせいか、ノアも子供らしくない言動をすることが多い。

でも、そんな2人もくまゆるとくまきゅうと一緒にいるときは、子供らしい顔を見せてくれる。

わたしが11歳のときはどうだったかな?

もっと、生意気で子供らしくなかったような。

そんな自分の子供時代のことを考えていると、ノアが叫ぶ。

「ああ、くまゆるちゃん! あぶないです!」

「くぅ~ん!」

アニメでは、ボロボロの橋を渡ろうとしたくまゆるが川に落ちていくシーンだった。

でも、すぐに復活するくまゆる。まあ、川に落ちたぐらいじゃ、くまゆるは怪我はしないと思う。

「くまゆるちゃん、ボロボロの橋は渡っちゃダメですよ」

「くぅ~ん」

ノアが抱いているくまゆるに注意をする。

だが、くまゆるは「くぅ〜ん」と鳴いて否定する。

まあ、本人とアニメのくまゆるは違うからね。

でも、実際にくまゆるはこんな感じかもしれない。

それを本人に言うと、いじけそうだから、言わないけど。

そして、アニメは進み、花を探しに来たフィナとシュリだったが、見つけることができない。

「季節が悪かったのでしょうか」

「そうかもしれません」

でも、シュリは諦めずに探そうとする。

そんな中、シュリがツタに絡まっている鳥を見つける。

シュリとフィナが鳥を助け、鳥は空に飛び立っていくと、青い羽根を落としていく。

ベタだ。

良い話だけど、ベタだ。

まあ、不幸の話より、幸せな話のほうがわたしは好きだからいいけど。

フィナとシュリはその青い羽を持って、家に帰ることにする。

そして、その青い羽をティルミナさんとゲンツさんに見せると、フィナの父親のお守りだった話になる。

「フィナ、そうなの?」

「お父さんの形見の中で見たことがあります」

そうなんだ。

流石、神様。

わたしが知らないことも、ちゃんと把握しているみたいだ。

そして、フィナとシュリのおかげもあって、ティルミナさんとゲンツさんは仲良くなり、無事に家族になることになった。

「よかったです」

ノアは自分の家族のように嬉しそうにする。

そして、フィナとシュリはわたしの家にいる。

クマハウスを探索するシュリの姿がある。

どうやら、くまゆるとくまきゅうを探していたみたいだ。

アニメのわたしはクマさんパペットの中でくまゆるとくまきゅうが寝ていると言ったけど、実際はどうなんだろう?

くまゆるとくまきゅうは喋れないので、未だにそのあたりのことは謎だ。深夜に呼び出せば、寝ているくまゆるとくまきゅうを召喚することができるのかな?

そして、キッチンではプリンを作ったり、夕食を食べたりする。

「わたしも誘ってほしかったです。3人とも楽しそうです」

「まだ、このときは、フィナとノアは出会っていなかったから仕方ないよ」

「そうでした」

そして、食事を終えたあと、お風呂が映る。

「お風呂……?」

テレビには、わたしがお風呂に入っているシーンが流れる。

「ちょ、2人とも見ちゃダメ」

わたしは近くにいたノアの目を塞ぐ。

「どうして、わたしの目を塞ぐんですか!」

「なんとなく?」

「ユナさんの裸なら、何度も見ています」

「そうだけど」

なんとなく恥ずかしくて、目を塞いでしまった。

せめてもの救いは湯船に浸かっていたので、体が映っていなかったことだ。

でも、わたしが犠牲になったことで、フィナとシュリの裸は守られてよかった。

最近のアニメは子供の裸には厳しいというから、神様も気を使ったのかな。

年齢がダメなのか、見た目がダメなのかは謎だ。

カガリさんの子供バージョンはどうなんだろう。見た目は子供、中身はお婆ちゃん。

どこかの有名なセリフみたいになってしまった。

この前の下着姿に続き、お風呂シーンまで見られたと思うと、もう日本には帰れない。

テレビ放映されていないことを祈るばかりだ。

そんなわたしの恥ずかしい思いを無視してアニメは進む。

フィナとシュリとお泊まり会だ。

2人は可愛い寝間着を着ている。

そんな2人にプリンを出してあげる。

「ああ、フィナとシュリだけ、ずるいです」

「プリンあげるから、テレビに向かって文句は言わないの」

わたしは実際にプリンを出してあげる。

そして、フィナとシュリは仲良く寝てしまう。

今日もそうだけど、わたしが他人と一緒に寝るときがあるとは思わなかった。

この世界に来て、本当に変わったと思う。

そして、最後は作ったプリンをみんなに配り、ノアとクリフが登場する。

「やっと、わたしが出てきました」

ノアは嬉しそうにする。

そんなに自分が出てきて嬉しいものなのかな。

でも、自分が好きってことはいいことだと思う。自分に自信があるってことだ。

わたしは自分の性格が悪いと知っているので、あまり好きじゃない。

とくにフィナを見ていると、なおさらそう思えてくる。

フィナを見習いたいものだ。

最後にクリフから、ノアを王都に連れていってほしいと頼まれる。

「次回は、ユナさんとフィナと一緒に王都ですね」

「そうみたいだね」

「はい。楽しみです」

「「くぅ~ん」」

くまゆるとくまきゅうが自分の名前がないことに抗議をする。

「もちろん、くまゆるちゃんとくまきゅうちゃんと一緒に王都に行ったことも楽しかったですよ」

「「くぅ~ん」」

今度は嬉しそうに鳴く。

「ミサやお姉様、お母様も出るんですよね」

「たぶんね」

「早く、次が見たいです」

そして、エンディングが流れ、アニメは終わる。

あっという間だった。

「ユナさん、フィナ。今日も一緒に寝ましょうね」

「えっと、はい」

「そうだね」

今日も、3人で一緒にお話をしながら布団の中に入った。

そして、今日見たアニメの話をしたり、いろいろな話をしている間にノアは寝息を立てていた。

「ノア様、寝てしまいましたね」

可愛い寝顔だ。

「楽しかったみたいだね」

「わたしも楽しかったです。ユナお姉ちゃんやノア様に出会えてよかったです」

「そうだね。わたしもよかったよ」

「わたしもです。むにゃ、むにゃ」

ノアの寝言にわたしとフィナは微笑み、眠りに就く。

数日後、アニメも半分終わり次回から後半になる。

アニメ公式サイトに情報を確認しにいく。

シアやミサ、エレローラさんの画像がある。

「やっぱり、次回は王都に行くみたいだね」

シアやミサがアニメで見られるのは少し楽しみだ。

他に情報がないか調べると、いつもどおりにミニアニメもある。

今回の話は、わたしとフィナ、シュリにノアの4人が一緒に寝て、クマを数えている。

可愛い寝顔だけど、普通は羊だと思うんだけど。

そして、最後はわたしが大量のクマに押し潰されて、終わる。

わたしをオチに使わないでほしいものだ。

そして、気になったのは「くまクマ熊ベアー展」開催決定の文字だ。

本イベントの描き下ろしイラストを使用したグッズ販売のほか、作品世界を楽しめるアート展示企画等も予定しております。

と書かれている。

まだ、詳しい内容は書かれていないけど、何をするんだろう。

気になるところだ。(※詳しいことは活動報告にてお願いします)

グッズは毎週、少しずつ増えていく。

「アクリルコースター」に「ケモミミ缶バッジ」に「ねんど○いど」に「くまクマ熊ベアーねんど〇いどおでかけポーチねお」が追加されていた。